1. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 土砂降りのモーテル。そこで起こる殺人。まさにあの『サイコ』を思わせる。最初に殺される女優の殺害シーンでカーテンを小道具に使っている等々、製作側も十分に意識しているのが窺われる。ただし、マルコムがノーマン・ベイツのように「いかにも」という感じでないのが意外であると同時に、若干の違和感を感じた。最後に残った人格には、今後もマルコムを支配するであろう底知れぬパワーを見た。CGや話題性に富んだ作品ばかりが持て囃される昨今、大人の観賞に十分堪え得る秀作であった。 8点(2004-03-28 00:08:12) |
2. アナライズ・ユー
多くの人が言っておられるようにNGシーンが一番面白い。まぁレビューでNGシーンが話題になるようじゃねぇ。観てるときはそこそこに面白いんやけど、所詮そこまでの作品なんですかねぇ。 5点(2004-02-23 22:07:54) |
3. 明日に向って撃て!
大人の映画です。いい男二人と、いい女一人。それだけで絵になる。自転車のシーンは名曲『雨に濡れても』と並んで映画史上屈指の名シーンです。男も女も皆憧れる珠玉の作品。 9点(2003-11-30 21:05:22) |
4. アルカトラズからの脱出
音楽もほとんど流れず淡々と進むストーリーが、緊迫感を助長する。地味なだけに逆に説得力があり観るものは引き込まれずにはいられない。間違い無く脱獄物では頂点に君臨する秀作。しかしこの作品に限らず、この手の映画に出てくる囚人は、なんでええ人ばっかりなんやろ?(ウルフ除く)ドクやリトマスは、一体何の罪を犯したのか非常に気になるところである。 8点(2003-11-24 15:29:06) |
5. アマデウス
素晴らしい。天才と秀才の格差を悲しいまでに美しく描いた一本。天才とって秀才などその他大勢の一人に過ぎないが、秀才にとって天才は大いなる嫉妬の対象と成り得る。もし本作がモーツァルトの主眼で描かれていたらサリエリなど路傍の石に過ぎず、恐ろしく平坦な物語になっていただろう。だが果たしてサリエリはモーツァルトを憎んでいたのだろうか、それとも愛していたのだろうか? 9点(2003-11-02 14:32:17) |
6. アウトサイダー(1983)
このHNを名乗ってる以上この映画のレビューは必須かな。20年以上前に観てめっちゃ感動したのを覚えてる。う~ん今観たらどうかなあ~。思い出は胸の中にしまっておこう。8点(ちょっとサービス) 8点(2003-10-26 15:48:27) |