1. アメリカン・ビューティー
ちょっと真剣に考えてみよう。マスターベーションと本当のセックス、一体どちらがより幸福だろうか?自己の内面世界を完全に満足させる可能性があるのは前者かも知れない、しかし他者と共有した経験というのは、それだけでかなり美しいことなのだ。レスターの死に顔、キャサリンの喪失感はその事実に改めて気付いたことの証のような気がする。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-10 14:34:30)(良:1票) |
2. 愛してる、愛してない...(2002)
《ネタバレ》 いや、かなり面白いね、この映画。“アメリ”のトトゥってことを最大限に利用して、それが成功してる。最初はまんまと監督のワナにハメられた。結構内容的にはハリウッド映画っぽくて大したことないんだけど、フランスが作ると+アルファの良質の映画になるのがすごい。事前に『アメリ』を見ることが必須。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-05 16:50:12) |
3. アマデウス
素晴らしい。脚本、撮影、美術、音楽、俳優、すべてが下品にならず、上品すぎず一級のエンターテインメントになっている。唯一ケチをつけるとしたらモーツァルトのキャラクター描写が少し表面的なところか。しかしこの映画の輝ける主人公はエイブラハム(『スカーフェイス』でヘリから吊された人とは思えない)演じるサリエリなのだから、これでもいいのだろう。だったら題名を『サリエリ』にしろ?ごもっとも。しかしこれも天才と凡才の悲しき違い。それじゃあヒットしなかったでしょう。後世の映画の観客動員にも影響を与えるのも天才のなせる技なのだろう。サリエリがこの状況を見たら嘆くだろうか、それとも苦笑するだろうか? 9点(2003-10-28 13:36:01) |
4. 明日を夢見て
個人的にはトルナトーレの最高傑作。一番自然なストーリーができていると思うし、トルナトーレの映画にありがちな少し鼻につくエピソードもなかった。 [映画館(字幕)] 9点(2003-09-15 02:10:36) |
5. アメリ
フランス映画にしてはサービス精神旺盛な作り。『ブリジット・ジョーンズの日記』のフレンチ版って感じもなきにしもあらずだが、逆に言えばそれだけ楽しめるってこと。深い感銘は与えてくれないが、ちょっとした幸福感は与えてくれる。あとこの監督は絶対『恋する惑星』を観ているはずだ。 [映画館(字幕)] 7点(2003-09-14 21:56:53) |