1. アナライズ・ユー
キャストが演じてて楽しい作品というのは、見てる側にもそれが大いに伝わってくるものなのかな、とこの作品を見て思いました。立場的には大いにギャップがあっても、今回お互いに共通の境遇になったことで、よりその関係は深くなっているように思えました。今回は、ちょっと下ネタが多かったかな。「ミー」のようなビリー・クリスタルのキレっぷりも今回は影を潜めてたようで…。今回はデニーロの獄中のパフォーマンスの方が一枚上手でした。 7点(2004-12-31 16:21:16) |
2. アップタウン・ガールズ
ブリタニーはフケた?演技は元々評価してるから、別段問題なかったけど、ダコタちゃんの生意気なこと!心では悩みやトラウマを抱えているけど、あそこまで強気に隠せる子供はどれだけひねくれていることでしょう…観客に憎たらしいこのガキ!と思わせる演技ができるというのは一流の証でしょう。ストーリーは思ったよりハートウォーミングだった。人間どこかに共通点があるとつながれるものだな~。 5点(2004-09-15 00:29:03) |
3. アナライズ・ミー
《ネタバレ》 ビリー・クリスタルがいいですね~。マフィアの集会で半ばヤケクソに講釈を振舞っている姿が面白かった。人間誰しもどこかにトラウマはあるはず。それがマフィアのボスという設定が面白かった。デニーロの裏社会を仕切るカリスマ的な魅力と、自身のトラウマを吐き出すあの子供のような表情が印象的だった。 6点(2004-09-01 22:52:23) |
4. アメリカン・ビューティー
愛する対象を見れば、ちょっと変態かなとも思うけど、誰も愛せない人間よりはマシじゃない! 愛する気持ちはあっても、行動に出すのが不器用なだけで、妄想に走ってしまう。そのときに舞う赤い花びらは愛=美意識の現れだったんでしょう。隣りのストーカー少年と打ち解けたのもなんやら共通点があったから?この少年も美意識が強く、風に舞うゴミを見てすべてのものの背後には生命と慈愛があるなんて言ってたね。愛することに条件なんて要らないはずなのに、最期は偏見と誤解のかたまりの堅物に撃たれてしまう…皮肉アリアリですね。愛の形に認められない大きな壁があるとすれば、一番幸せだったのは、ランニングしてたゲイの2人でしょうかね。 6点(2004-06-01 23:36:34)(良:1票) |
5. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 彼らは名の知れた強盗団なんだけど、随所に不器用なとこがあって、それがまた人間くさくって親近感を覚えた。スペイン語のメモを読みながら強盗を働くところなんて最高!追っ手に本気で恐れながらも、生き延びようと希望を捨てず、最後まで自分らしさを忘れなかった彼らの姿は印象的。この黄金コンビの作品では「スティング」しか見たことがありませんが、男らしく、人間味あふれた魅力はこちらの方が上ですね。 6点(2004-02-26 22:17:21) |
6. アンフォゲタブル
《ネタバレ》 何人もの人の記憶を呼び起こしたため、様々な記憶が乱れ入ってクレイン自身を破壊していく様は見ていて切なくなった。記憶を呼んだ人と同様に身体的なダメージを受けるところもリアリティがあってよかった。真犯人が突然わけの分からないところから出現しないところもスリルがあってよかったし、真犯人が現れたと思ったところから展開が二転三転していった脚本の妙にもうならされた。最後はあのお医者さんとくっつくかと思ったけど、なんだかきれいに終わりすぎたかな。でも総合的にはかなり良質な作品だと思う。 7点(2004-02-01 01:39:02)(良:1票) |
7. I am Sam アイ・アム・サム
ショーン・ペンのシリアスな役柄に慣れてしまっているため、最後までそのイメージが払拭できずに終わってしまった。演技してるな、とは思うんだけど、演技の裏にどうしても死刑囚役の彼が出てきてしまった(汗)。この点数は、カメラワークや他のキャストたち、音楽など細部にまでこだわった映画全体の雰囲気にあげたい。細切れでチカチカしたカットがサムの緊張感や混乱している様子をよく表していた。実際の障害者の人たちの演技があたたかみを醸し出しているし、冷静沈着な判事役の人も対照的に味のある演技だった。 6点(2004-01-13 00:24:44) |
8. アンタッチャブル
《ネタバレ》 うん、一本筋が通った正統派アメリカ映画という感じで、素直に面白かったというのが感想。しかし町全体がすさんでいるという感じはなくて、ごく一部に潜伏しているマフィアが裏で手を回しているから、町は平穏としている中で、突然銃撃戦が繰り広げられるという感じが非常に恐怖感を生み出していると思う。(「カリートの道」なんかは町全体が殺伐としてた)その決定的シーンが駅の階段のシーン。あれが一番の見せ場だよな~誰がよかったというわけじゃなく、その雰囲気がかっこよすぎ。 6点(2003-12-26 23:10:56) |
9. あなたが寝てる間に・・・
設定が面白い。タイトル通りなるほどね、と思った。孤独でいることが淋しいから…と言っていたけど、そこまで思いつめた様子が画面からは感じられなかったので、もう少し一人身の淋しさと、暖かい家庭とのギャップを見せつけたらまた面白かったと思う。マンション管理人のジョーJr.がいい味出してた。 6点(2003-12-12 23:24:12) |
10. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 人種の偏見がさらにひん曲がった形で根付いているというカルトな集団の話で、テーマは重いけど、映像美のおかげでそれが打ち消されてた。過去を白黒で回想的に振り返ることで、現在との対比が分かりやすく、また、兄貴の心境の変化も同時に見て取ることができるので、その点は素晴らしかったと思う。しかしああいう集団での裏切りって恐いな。一瞬で敵味方になっちゃうもんな。でも弟が最後殺されてハイ終わりは味気なかった。あそこで終わりにして結局兄貴が真っ当な人間になっても周りは変わらないままなのか、その後絶対兄貴と家族が狙われるハメになると思うのに…何を訴えたかったのかイマイチ分からんかった。 6点(2003-12-09 22:33:07) |
11. アザーズ
正味食い入るように見たのは最後の20分だけ。こういうのを反転モノっていうのかな? ま、前半は淡々と進みすぎている気がする。舞台設定を植え付けたいのはあると思うけど、前半にももっとネタを小出しにしていってもよかったかも。 夫が帰ってきたシーンである程度気付かなければならないのかもしれないけど…。 霧が立ち込める洋館、カーテンで締め切って真っ暗な空間、そしてその中で聖書を読む子供たち、確かに陰と陽が幻想的に入り交じって雰囲気の演出はよかったと思う。 終わった後で、「あーそうか」とたまげるのもいいけどね。「シックスセンス」をもう1回見直して比べてみようかな。 6点(2003-11-29 00:47:57) |
12. アルマゲドン(1998)
久しぶりに見たけど、すごくしょぼーく感じた。当時のCG技術は未熟だったのはあるにせよ、構図がイマイチなのであまり迫力を感じなかった。宇宙空間に出てからは話の展開に少し退屈してしまった。前半部の父娘が愛を確認しあうシーンとかは良かったけど。個人的にはブシェーミとマイケル・クラーク・ダンカンが好き。ロシア人の吹き替えが面白かった。 4点(2003-10-15 03:09:20) |