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プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  アビエイター
長年スコセッシのファンをやって来て、ほとんどの作品は観て来たけれど、これで作品賞が獲れなかったんだとしたら、もうこれから先彼が受賞出来ることは無いんじゃないだろうか。『グッドフェローズ』にも欠点はあったし、『カジノ』にも『ギャング・オブ・ニューヨーク』にももちろんあった。それでもスコセッシが出さざるを得なかった拘りの部分を上手に殺して、彼が始めて「賞獲りレース」に本気を出したのがこれだったと思う。その分スコセッシ節みたいなものは幾分弱まっている気がするが、安定感や迫力ある絵作り、魅力的なキャラクター作りといったスコセッシの得意とする部分は決して色褪せてはいない。わたしはレオナルド・デカプリオを美男子だと思ったことは一度もないが、演技者として一流であり、銀幕を支配するだけのオーラを持っているとは12年前から思っている。これだけ登場人物の多い168分の長編をほとんど出ずっぱりで引っ張り抜いた存在感はやはりタダモノではないと思う。やっぱりデ・ニーロの後を継いで、スコセッシと組んでいるだけのことはあるのである。あらゆる意味でスコセッシ作品の集大成とも言える作品だが、この作品で獲れないアカデミー賞ならもう二度と狙う必要はないだろう。わたしはもう、オスカーなんかに何の意味も感じないね。この作品を超えたというのなら、もう勝手に言っててくれという感じである。スコセッシ万歳。
10点(2005-03-26 23:56:12)(良:1票)
2.  アレキサンダー
今まで一度も良いと思ったことのなかったアンジェリーナ・ジョリーを初めて良いと思いました。オリバー・ストーンという監督は決してヒラメキの人ではないですが、キャスティングのセンスだけは常にダントツに良いと思います。今回も、才能は認めているけど大箱モノにはどうかなあ、と微妙に危ぶんでいたコリン・ファレルが、史劇を立派に背負って立ち、まったく見劣りしませんでした。戦闘シーンなどは最近のこの手の物の中では比較的地味かな、と思いましたが、人物重視の丁寧な撮り方に好感度大です。やっぱりどうしても長いので、場内でもだいぶ寝ている人が多かったように感じましたが、これだけのスケールで時代劇をやろうと思ったら必要な長さだったんだと思いますし、無駄に長かったわけではないのでOKだと思います。流行っているワリには今イチ重厚感に欠ける物が多かった昨今の時代劇の中では頭一つ飛び出ていると思いました。コリン・ファレルは素晴らしい実力の持ち主だと思いますし、どう考えてもこの役が本当にやれるとは思ってなかったわたしはかなり真剣に脱帽しました。あと、ストーン作品だけあってやはり脚本は非常にしっかりしています。時代背景にそれほど知識がなくても楽しめる仕掛けになっていますし、3時間費やすだけの値打ちはしっかりあると思いました。秀作、ぐらいは言っても良いんじゃないかと思います。
8点(2005-02-07 00:05:20)
3.  “アイデンティティー”
「ユージュアル・サスペクツ」以来のあざとさですね。一堂がモーテルに辿り着くまでの、カットバックを多用した構成は上手いな、と思いました。序盤から中盤にかけてはわりと普通のサスペンス・タッチで進むんですが、見ている間にどんどんジャンルが変わって行きます。クロスオーバー・スタイルというか、複雑に幾つものミステリやドラマが絡まり合って全然違うところに不時着して行くあたりは目新しさもあって飽きません。アマンダ・ピートは圧倒的に可愛いですし、どう考えても普通に終わるワケないレイ・リオッタも、何かあっても何もなくても違和感のない不思議な存在感のジョン・キューザックも、顔合わせの妙に加えて「どこで期待を裏切ってくれるんだろう」的な期待をちゃんと裏切らないですし、全体的に質感の高いニューウェーヴという印象を受けました。もうちょっとおバカなありきたりのミステリー・サスペンスを想像してたのでひねりの効き具合に好感度高いです。いかにも何かありそうで結局何もないB級ミステリーみたいな作品が多い中で、何もなさそうでちゃんとタネも仕掛けもあるというのは意外に凄いことだと思います。これはたぶん、一見の価値はあるんじゃないでしょうか。けっこうお買い得な気がします。
8点(2004-10-18 02:18:43)(良:1票)
4.  アイ,ロボット
こんなに大マジなノリを期待してなかったのでのっけから動揺。しかしウィル・スミスはやっぱりいいですよ。この人は本当にスクリーン映えのする人で、ビデオで見てたんでは絶対にこの魅力はわからない。そういう意味では、本物の映画スターだと思ってます。彼の映画は劇場で観なければ。で、この「アイ,ロボット」、あろえりーなさんもおっしゃってますが元々チェコ語で「robota(労働する人)」の最後の"a"を取ったもの。何を意味しているかというと、これはアメリカ社会が今最も恐れているもの。すなわち国境線を越えて密入国して来るプエルトリコ人や、アフリカから連れて来られた奴隷労働者たちをルーツとする黒人たち、実はこの国の単純労働を一手に引き受けて来たこれらの人々の人口拡大はこの国の最大の脅威になっている。このテーマが読み取れると、実はこの主役は白人スターでは絶対いけなかったんだということがよくわかります。映像的には、あまりにもCGを多用しすぎるとうるさくなるんだということの一つの証明にもなっていますが、この賑々しさとウィル・スミスの泥臭さがうまく牽制し合えた気がしてわたしは好き。つまりあらゆる意味で、これはウィル・スミスでなければ絶対に成立できなかった映画なんだろうな、と。予想に反してミステリーとしての仕掛けもなかなか上手かったですし、意外な拾いモノというか、スマッシュヒットと言って良いんじゃないかと思います。挿入された「人間にできてロボットに出来ないもの」のエピソードもなかなか深いですし、これまで観て来たロボット物の中では頭一つ飛び出た感がありました。何度も観たい作品か?と言われると微妙に答えが難しいところではあるので泣く泣く1点減点。でもこれはお勧めできますよ。ちゃんとおもしろかったです。
9点(2004-09-20 15:40:37)(笑:1票) (良:3票)
5.  アトランティック・シティ 《ネタバレ》 
どうしようもない人生。夫を妹に寝取られて、たった一人で人生の建て直しをはかる女と、かつての仲間の未亡人に召使としてアゴで使われる男。惨めさを絵に描いたような二人の人生が、カジノ・シティとして再生を図るアトランティック・シティで交錯する。ハートウォーミングに逃げず、ありきたりの幸運話にとどまらない、ルイ・マルならではの感性に彩られた醜く、悲しい男と女の欲望の物語。絵空事めいた救いはない。悲惨な人生が、これを境にほんの少し上向いて行くかもしれない期待感だけを残して、最後まで人生の賭けに勝とうとする人々の姿に人はほんの少しだけ安堵する。彼女は賭けに勝ったのか?彼女の勝ちは、失った物を本当に全て補うことができたのか?小銭を掴んで肩を寄せあう老人たちは、満ち足りた心でこの世を去ることができるのか?ルイ・マルの見たアメリカが、この一作に凝縮されている。「生きろ」というプリミティブなメッセージを、さりげなくしかしドラマティックに、見事に描き上げた名編である。 ルイ・マルは「プリティ・ベビー」に続いてスーザン・サランドンと仕事してますね。そういえばジャンヌ・モローの面影があると言えないこともない。
9点(2004-04-07 01:28:59)
6.  アダム・サンドラーは ビリー・マジソン/一日一善
決して人様にお勧めできないのが辛いところだけど、アダム・サンドラーに期待するものはそれなりに満たしている。小洒落たセンスやおバカな上品さを一切省いたベタベタのバカ主人公に、誰も気づいてないんだけどやっぱりちょっぴり良いところもあるみたいな、言うなればアダム・サンドラーワールドの真髄みたいな映画。何の驚きも感動もないが、妙に甘いハートフル系のノリにバカ丸出しの主人公、これって天才バカボンの世界なんですよね。私はこういう脱力系ってかなり好きな方なので素直に笑えたけど、よく言われているようにこの手の映画はやっぱり字幕の壁が厚いと思う。どうしても寒いダジャレ系の字幕になってしまうと思うので、それだけで興ざめでしょう。ものの5分しか登場しないスティーブ・ブシェミの「殺してやりたい奴リスト」にはひっくり返って笑ってしまった。こんなギャグに笑ってしまう自分を呪いたくなるほどのアホ映画だが、アダム・サンドラーにはこのバカバカしさを捨てずにこれからも精進してもらいたい。
7点(2004-03-05 00:46:36)
7.  アメリカン・スウィートハート
残念ながら、日本では一番ウケないタイプのコメディかも知れないですね。スタンリー・トゥッチのキレっぷりとか、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのアホっぷりとか、ちょっとした台詞にくっついてる小さいオチとか、字幕にすると伝わりにくいモノが多すぎます。ハリウッドの内幕モノとして、例えばグウェンがラリー・キングの悪口を言いまくったり、ビリー・クリスタルとセス・グリーンが映画を売るためにあらゆる努力を惜しまなかったり、映画ファンならとりあえず覗いてみたいナ、と思えるシーンも多くて、それなりに雰囲気に乗れれば楽しめるような気もします。劇中劇として出て来るグウェンとエディの主演映画が片っ端からアホらしかったり、それなりに結構辛口にはなってます。しばらくちょっと出すぎた感じだったビリー・クリスタルが、しっかり抑えに回っているところにも好感が持てました。キャストの割りに地味ですが、質重視の小粋なコメディだと思います。クリストファー・ウォーケンの天才ブリも笑えました。私はこういうの大好きです。 (追記)すみません、邦題について一言言いたくて更新しました。「アメリカン」と「アメリカス」では意味が全然違いますよね。邦題的としては語呂が良いのかも知れないですが、一応このタイトルはちゃんとネタになっていると思いますので、これはちょっとあんまりだと思います。1語をあなどるべからず。
9点(2004-01-27 01:04:09)
8.  アンカーウーマン
あにやんさんのおっしゃる通り、まさに「エースをねらえ!」な映画でしたね。ロバート・レッドフォードにあの役ってずるいよ・・・
6点(2003-12-30 13:33:03)
9.  I love ペッカー
真剣にいつものジョン・ウォータース作品を期待してしまったため食い足りなさが残った。なんか普通にほのぼのとしてしまっていたが、普通のハートウォーミングコメディを期待しちゃった人には辛そうなシーンもあり中途半端な感じ。どっちつかずは良くないと思う。 【補足】>ミーハーおばちゃん様へ。ご覧になってるかどうかわかりませんが、残念ながら「ペッカー」は男性自身を表すスラングです。夢を壊しちゃってゴメンナサイネー。
4点(2003-12-30 12:14:01)(笑:1票)
10.  あなたのために
なにげない面白つまんなさで次々見せてしまう手腕にうっかり巻き込まれてしまいました。ストーリーは本当にコレでいいのか、というほど安直かつ不条理な展開なのに、「可愛いから」というだけの理由で最後まで見せてしまうナタリー・ポートマンってやっぱり異常に可愛いんだと思う。いつまでたっても小学生並みの演技力なのに、生き残ってるだけの理由はある。ストッカード・チャニングやアシュレイ・ジャッドなど、脇役陣の器用さが横スベりしてないところは演出家の手腕ですね。見終わっても、見返しても、何度観ても「本当にコレでいいのか」って話なんだけど、かもし出してる雰囲気だけで逃げ切れてしまっているある意味スゴい映画だと思います。うーん、でも本当にコレでいいのか???
7点(2003-12-28 13:04:42)(笑:1票)
11.  アニマル・ファクトリー
全体にちょっと狙いすぎちゃった感はありましたね・・・濃いキャラを集めて微妙にハズそうというか。正直、デフォーだけがあまりにもこういう役をやりすぎて来ちゃったキャラだけに、抑えるはずが浮いてしまった気がします。エドワード・ファーロングがちょっと食われて可哀相でした。言いたいことはわかるんだけど、「タフで、皮肉で、ワルなヤツ」をやりすぎちゃったデフォーを持って来たところで、オチがすっかり見えすいてしまったし、当然期待は裏切らないんだけど地味に低いところで落ち着いてしまった気がします。結果月並み。監督、キャストでもっとスゴイものを想像してしまっただけに残念です。あと一押し、という感じです。
6点(2003-12-23 15:04:34)
12.  アナライズ・ミー
作品のスケール感を正確に見極めてミニシアターなんかでひっそりやればよかったものを、「デ・ニーロ主演」「アメリカで大ヒット」の2点に騙されて大箱で公開してしまったために客席のしらけっぷりがバカ寒かった作品。一部の品ある客だけをターゲットに絞り、クスクス笑わせてくれれば観るべき物はあったのに、なんだかもう「ジュラシック・パーク」に集まる週末のデート組みたいなのが押しかけてしまって、彼ら一般客の落胆ぶりが暗闇の中でも手に取るように伺われてしまい、気の小さい私がまるで自分のせいみたいに不条理な罪悪感を感じてしまった。内容的にはいかにもアメリカ人好みのおバカなコメディなのだが、日本でマスに受けるのが難しいことぐらい配給会社に入るぐらいの人間なら新人だってわからなきゃ駄目だろう。こういう風に、公開ルートを間違えてしまったために起こる不幸について私は非常に憤りを感じる。が、個人的に自宅でビデオで鑑賞する分にはそこそこ問題ない仕上がりであるとは言える。重ねて言っておきたいが、「デ・ニーロ主演」で「アメリカで大ヒット」の「爆笑コメディ」を期待したらバカを見る。小粒でクスッと笑える地味なコメディぐらいを想像して見れば、アメリカ人でなくてもちゃんと楽しめる映画だと思う。
6点(2003-12-20 03:39:35)(笑:1票)
13.  アメリカン・サイコ
ライオンズゲートが社運を賭けて製作した渾身の力作・・・のハズだったんだけど、まさか潰れやしませんでしたよね?これだけのキャストを集めて、大ベストセラーを映画化したのに、贔屓目に観てもそこらの大学の映画サークル並み。コメディにしても、笑えなすぎです。褒められるところがあるとすれば、クリスチャン・ベールの見事なお腹。だからナニ?ちなみに「2」はVシネになったようだ。ストーリーは、女子大生が猟奇殺人を繰り返すのだそうだ。バカにするな。
0点(2003-12-07 22:18:28)
14.  アルビノ・アリゲーター
「どういう映画?」と訊かれたら、「『狼たちの午後』と『死刑台のエレベーター』を合わせたような映画」と答えることにしている、ケビン・スペイシーの異色サスペンス。つまらないひき逃げ事件を起こしたチンピラ3人組が、たまたま一休みを決め込んだ酒場の客に大物武器密輸人が混じっていたため、いきなり警官隊に包囲され、追い詰められて行く数時間の模様が、密室ならではの異様な緊張感の中で描かれて行く。単なる勘違いが招いた泥沼の包囲劇は、やがて小悪党らしい気の弱さで逃げ腰な展開をして行くのだが、マット・ディロンにゲイリー・シニーズ、ウィリアム・フィチナーといういかにもな顔ぶれといい、人質役のフェイ・ダナウェイ、スキート・ウールリッチなど個性豊かなメンバーで、良く出来た舞台劇を観ているようだ。これが初監督のケビン・スペイシーの知性と才能に驚嘆させられる緻密なプロットと上質な演出。密室劇というスタイルで観客の心をグイグイと引っ張って行く手腕は見事というより他にない。派手さはないが、ガッチリと良く出来た映画、というのが本作の印象である。これは上手い。
10点(2003-12-06 01:28:48)
15.  アメリカン・ヒストリーX
遺憾ながら、エドワード・ファーロングが美しいぞ、エドワード・ノートンがこんなにカラダを作ったぞ、という2点以外、観るべきものが見つけられなかった映画。エドワード・ノートンに関しては、直前に「ファイト・クラブ」でイジメられている姿を見たばかりだったのである種の驚きはあったものの、特に目新しいものもないこの映画のためにココまでカラダを作る必要があったのかという疑問が残る。ストーリーはベタベタで前時代的、語り尽くされた感のあるテーマだからこそこの映画でなければならない理由が求められるのは仕方がない。「人種差別はやめましょう」とポスター1枚作ればいいだけの内容で、オイシすぎるキャスティングをエサに人をわざわざ劇場までおびき出すのはやめてもらいたい。こういう映画は迷惑。
3点(2003-11-30 21:50:23)(笑:1票) (良:1票)
16.  アサシン(1993)
本家と比べてしまうのはどうしようもないことなのだが、唯一本家に足りなかった主人公の美貌という点については残念ながら明らかにこちらが勝っている。普通に楽しめるハリウッドの娯楽作品という感じで、特に後に残る物は何もないが、最近になって見返すと「ブリジット・フォンダって可愛かったんダー」という一つの感銘はある。だから何なのよ、という映画ではあるのだが、まあヒマつぶしにはならないこともない。
5点(2003-11-30 14:09:23)
17.  アザーズ
いわゆるネタ物の一つなんだと思うが、「シックス・センス」同様、ネタが割れた後で再見してもちゃんと楽しめる作りになっているのが評価できる。ニコール・キッドマンの時代錯誤な美貌がゴシックホラーに見事にマッチした一篇。途中から微妙にタネ明かしがチラついて来て、「もしかしたらな~」と思わせながらキチンとオチをつけ、観客のチャレンジ精神をほどよく納得させてくれる運びは上手い。たまに見返したくなる秀作。
8点(2003-11-30 14:06:30)
18.  悪霊島
島と鍾乳洞と双子、横溝ワールドの3大アイテムを思いっきり集めてビートルズのBGMで見せようと思ったアイデアは面白い。ミステリーとしての仕掛けなどに不満が残るのは言うまでもないが、まあ横溝正史スペシャルという位置づけで考えれば楽しめる作品にはなっている気がする。鹿賀丈史の金田一耕助は「カッコよすぎる」という批判が多いが、私に言わせれば石坂浩二だって充分カッコ良い。特にマジメなミステリー映画として捉えるよりは、スターかくし芸大会だと思って見た方が楽しめるような気がする。一連の横溝作品を一回り観終わったあたりで観るのがお勧め。
7点(2003-11-30 14:02:29)
19.  悪魔のシスター
初期のデ・パルマ作品の中ではかなり好きな作品。ただし彼の作品を重ねて観続けて来るにつれ、いくらなんでもネタ物のバリエーションが不足してはいないか?という疑問は頭をもたげて来る。バーバラ・カレラと並んで70年代B級ホラーの女王の名を欲しいままにしたマーゴット・キッダーの主演作品は、残っている数少ない物の一つなので大切に語り継いで行きたいものである。なんというか、彼女が出て来るともう雰囲気がオドロオドロしくなって来るのが嬉しいですね。個人的には「リーインカーネーション」もお勧め。
7点(2003-11-30 13:57:58)
20.  アンタッチャブル
アンディ・ガルシアの活躍は永遠に脳裏に刻みつけられており、まさにこの作品があるからこそ誰も彼の悪口を言えないのであるが、いくらなんでも公開から実に15年を経てなお代表作がコレであるというのは現役俳優としてちょっと問題なんじゃないだろうか。スタイリッシュな映像はデ・パルマらしくて私は好き。夢中になれる人には向くみたいだけど、個人的には死に物狂いで熱狂するほどの決め手に欠けた。嫌いじゃないけど、普通におもしろかったぐらい。
6点(2003-11-30 13:53:16)
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