1. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 ブータン人留学生の孤独を想うとグッとくる。泣ける。 彼は初対面の隣人シーナを共犯にせざるを得ないぐらい、誰もいなかった。 彼はヴォイスレコーダーでどれだけの回数、どれだけの夜、二人の声を聞いたのだろう、それはもうネイティヴとしか思えないほど日本語が上達するぐらいに何度も何度も再生したのだろう。そういったことを想像するとグッとくる。泣ける。 [DVD(邦画)] 9点(2008-02-03 04:13:06)(良:2票) |
2. 明日、君がいない
《ネタバレ》 「とても幸せそうな女の子に見えたよ 助けを求めたことなんか一度もなかったし 自殺の気配も見せなかった 話してくれたら助けられたのに わからない なぜ彼女が こんなことに・・・ わからない・・・わからない」 友人を突然自殺で失うその喪失感、そのあまりにも唐突な感じ。 どうして・・・何故なんだ・・・分からない・・・という想い。 結局ケリーが何故自殺を図ったのかは分からない。 重大な悩みを抱えていたのか、それともちっぽけな理由なのかすら分からない。 描写としてあるのは恐らくは彼女は孤独だったのだろうという事のみだ。 いつ自殺してもおかしくないような苦悩がそれぞれ詳細に語られた6人の登場人物とは非常に対照的だ。 このコントラストが友人を突然自殺で失うという不条理感を強烈に出していると思う。 長年の友人を突然自殺で失ったという経験を持つこの監督だから作れるのかもしれない。 あまりにもリアルで疑似体験みたいだ。 ムラーリ・K・タルリ監督も友人を失ったとき考えに考え抜いたに違いない。 しかし結局分かったのは友人が孤独だったのだろうという事だけだったのかもしれない。 そしてその友人はケリー同様優しくていい人だったのだろう。 そういった監督の心情に思いを巡らせながら最後のケリーのインタビューを見ると涙が出てくる。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-02 10:54:42)(良:1票) |
3. あしたの私のつくり方
繊細なタッチだがキャラが類型的で演出が凡庸で内容が薄っぺらいという市川準らしい映画。 [DVD(邦画)] 4点(2007-12-06 02:20:58) |
4. アメリカン・ヒストリーX
ノートンうめぇ [DVD(字幕)] 8点(2006-11-16 09:57:22) |
5. あの夏、いちばん静かな海。
《ネタバレ》 最後の最後にタイトルが出てきた時ちょっと震えた。透明感のある映像や省略の妙も秀逸。 [DVD(邦画)] 7点(2006-10-10 12:38:21) |
6. 藍色夏恋
よくある爽やか青春映画 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-03 16:04:21) |
7. アモーレス・ペロス
まさに犬畜生並みの愛を描いてますね。哀れで惨めな愛、暴力的で独りよがりな愛。 8点(2004-12-15 15:49:24) |
8. アパートの鍵貸します
いろいろ突っ込みどころもあるけど。 7点(2004-10-07 12:47:50) |
9. アマデウス ディレクターズカット
天才の真髄に触れてしまった秀才サリエリ。身近にいて、天才を誰よりも深く理解してしまった「凡人のチャンピオン」。でも嫉妬してるだけじゃ人生疲れるよ。 6点(2004-02-13 11:24:13) |
10. 青の炎
若さ故の悲しく切ない物語。主人公の二宮は期待以上の好演だった。フロイドのPost War Dreamもハマってる。 [映画館(字幕)] 8点(2004-02-10 05:41:45) |
11. 青い春
無軌道な青春。 6点(2004-02-10 05:33:42) |