1. 雨に唄えば
時代設定、状況設定を上手くユーモアとして使いこなしている脚本は○です。「雨に唄えば」を唄うジーン・ケリーがかっこよすぎる。優しいメロディ、名曲ですね。本作とは関係ないが『時計じかけのオレンジ』でこの曲をあんな場面で使ったキューブリックのセンスもすごい。全体を通しておもしろかったのですが、ミュージカルシーンが冗長と感じたため7点です。こりゃまぁ私の懐の小ささのためですがね。もっと懐大きく、どっしり構えて音楽を楽しめるようになるのは、いつのことやら? 7点(2004-08-13 22:13:12) |
2. あの夏、いちばん静かな海。
サーフィンやってる時点で結末が読めてしまう。シナリオに意外性はない。ラストの登場人物が並んでいるいろいろな場面、静かな映画とは対照的。悪くない。 5点(2004-07-29 13:20:11) |
3. アパートの鍵貸します
ご都合主義的な部分も見られるけど、こういうのは何も考えずに見たいですね。浮世と切り離したら、まぁ素敵。シャーリー・マクレーンはかわいいし、ジャック・レモンは味がある。現実感覚をぶっ飛ばしておとぎ話として見よう。 7点(2004-07-28 09:49:55) |
4. あのころ僕らは
映画でしかやれないことをやっている作品、こういう作品を見ると無性に嬉しくなる。人生の最も輝かしい時代を上手く切り取っている。虚勢や、自己肯定、他者への牽制など尖った会話が繰り広げられるクラブのシーンと、時々挿入される、鏡に向かって登場人物がありのままの自分をさらけ出すトイレのシーン。この虚実、二つのシーンが絡み合い、一見単純な物語をより深く、濃いものへと醸成している。加えて、キャスト、音楽も実に良い。偽らないディカプリオが天晴れ! 9点(2004-07-22 00:51:15) |
5. あなたが寝てる間に・・・
見ているこっちが恥ずかしくなるくらいのラストシーンは、さすがアメリカ映画、天晴れじゃ、という感じです。思わず「うひゃー」と叫び、ポカンと口開けてました。 でもまぁこういうのは気軽に観れていいです、ほんとに。 8点(2004-06-13 02:47:59) |
6. アマデウス
《ネタバレ》 父の束縛と己の才能から来る傲慢さにより孤独を抱えたモーツァルト。彼の才能を認めるがゆえに憎悪せざるをえないサリエリ。二人の孤独と嫉妬は重なり合いそうで重なり合わない。そして、天才は先に逝ってしまう。残されたサリエリは晩年狂う。精神病院の患者による告白という設定は物語のフィクション性を上手く演出している。 9点(2004-06-11 14:20:34) |
7. 非・バランス
小日向文世の演技が見所。オカマのせつなさにしみじみ。しかーし、彼の演技で陰湿になりがちなストーリーがさわやかに感じられました。羽場裕一のどうでも良さも○。 8点(2004-06-05 01:02:06) |