1. アンブレイカブル
はじめてみたとき、思いがけないアメコミやらヒーローやらの展開にかなり戸惑ったものの、不思議なことに2回目以降はまったく違うものが見えてきて、今は結構お気に入り。父と子の心の交流、心を閉ざした夫を前に傷つけながらも関係の修復を願う妻、普通に社会人として生活し認められながら、まだ自分が本当になすべきことをしていないような空虚感を抱える男性、ハンディを抱えた息子が強く生きていけるよう心を砕き、その子のありようを誇らしく思う母。冒頭の車内で体感する列車の暴走や、惨事を生き延びた者の罪悪感を含めて、本当にきめの細かい話だと。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-01 04:37:45) |