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プロフィール
コメント数 347
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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1.  アイアンクロー 《ネタバレ》 
エリック一家を襲った悲劇は映画よりも現実の方が過酷だった。 レスラー志望の六男もまた、自死を選んでいた事、 フリッツ・フォン・エリックは晩年妻と離婚し一人身だった事、 三男デヴィッドの死は痛み止めとして使用していた鎮痛剤の 大量摂取、つまり彼も薬物中毒による自死であったといわれてる。  「過度な期待によって挫折するスポーツ選手、その再生」てのは 映画ファンとしては食傷気味な題材なので、客観的に見れば レビュー点数はこんなもんなんだろう、と思う。 だけどプロレスファン、特に「プロレス・スーパースター列伝」を愛読書とし、 土曜夜に「世界のプロレス」を見て80年代を過ごしていた私の様な オッサンには突き刺さりまくりで、泣けて泣けて仕方がない。  プロレスから離れ、唯一生き残った次男ケヴィン・フォン・エリックが 自分の子供達に声をかけられ涙を流すラスト。彼は昔、父親の教えを 忠実に守り過ごしていた日々を振りかえる。 時代錯誤な父親と教育に無関心な母親。でも確かに愛情はあった。 兄弟は皆若くして死を選び再会は叶わない。ただ確固たる絆はあった。 チャンピオンになれた期間は短かった。 それでも強いレスラーだった。 世間でいう「呪われた一家」では、決して彼らはなかった。  現実のケヴィンにはあまりにも事態が悲惨すぎて、そんな感慨に浸る には更なる年月が必要だったろう。もう心情的には無理かもしれない。 でもこの作品中、夢の中兄弟楽し気に抱き合うシーンを入れた 事で、この映画は世界中で身体を傷つけながら頑張っている プロレスラー、ひいては目標に向かって努力を続けている 市井の人びとへの監督なりのエールなんだ、と感じてしまった。  アイアンクロー、フォーエバー。  とはいえケリー・フォン・エリックでいえばディスカスパンチ (学生時代円盤投げの選手だったなごりから得た回転パンチ) の方が、アイアンクローよりも好きだったなぁ。  物理学者映画に埋もれてしまう前に、どうぞ。
[映画館(字幕)] 6点(2024-04-16 22:34:01)
2.  アントニオ猪木をさがして 《ネタバレ》 
(敬称略)①ドラマパート不要⓶字幕必要③取材不足。なんだけど③についてレビューしたい。その生涯は、ブラジル移民から、レスラーへ~ライバル馬場との比較~新日本プロレス旗揚げ~政治家転身等、「一寸先はハプニング」の連続。その苦境を彼は「馬鹿になって」笑い飛ばし、尋常じゃないファイティング・スピリットと常人にはなし得ない行動力で立ち向かい、それを死の床までさらけ出した。レスラーとしてだけでなく、人間猪木寛至として燃える闘魂はファンに愛された。神田伯山や有田哲平、安田顕はその生き方を、藤原喜明や藤波辰爾はレスラーとしての理想として未だに逃れられない様を映し出す、それはわかる。ただ見たいのはそこではない。もっとインタビューすべき面々が健在だろう。個人的な想いこみもあるのだけど、アントニオ猪木は全くもって聖人君子ではなかった。常人とは異なる膨大な闘争心と突飛を通り越した迷惑千万な破天荒ぶりによって、彼の行く道には少数の賛同者と倍以上の離脱者を生み出した。対戦相手は極端な話、猪木の格を引き上げる為の素材でしかなかった。理想を追い求めすぎて現実からかけ離れた企画ビジネスは、大借金と信用失墜(猪木自身はともかくパンピーはたまったものではない)しか生み出さなかった。デカい山を一方向から見るのではない、やはり「キラー猪木」な暗黒面を挙げた上で、「それでもだけど」にしないとわざわざ映画化する意味がない。A.当時のマスコミ(東スポ/ゴング/週プロ) B.彼によって潰された他団体のエースレスラー、関係者(ラッシャー木村/ストロング金剛/大木金太郎) C.振り回されっぱなしだった面々:古舘伊知郎、新間寿、坂口征二、大塚直樹、サイモン・ケリー D.倍賞美津子(彼女との結婚によって猪木は「対世間」という点で物凄く影響を受けた、とは前田日明の説明) E.猪木に影響されなかった天才2人:佐山聡と武藤敬司 は必要でしょ。作中印象的的だったのは、猪木拒絶→受け入れを示した新日復活の立役者、棚橋弘至のインタビュー。「制約の多い生き方を余儀なくされてる現代において彼の生き方は何を示唆し、これからの社会にてどの様な啓蒙となりうるのか」テーマはいいのに本当もったいない。過去のアーカイブ見てた方がまし、ってなっちゃぁいけません。 という事でおじさんは88.08.08の対藤波辰爾、60分ドロー戦でも見て無聊の慰めとしよう...長文失礼しました。
[映画館(邦画)] 4点(2023-10-29 14:23:33)
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