2. 蟻の兵隊
これは良いドキュメンタリーでした。終戦後も軍命として中国に残り戦った事実を日本に訴えるため、死んでいった仲間たちの想いを背負い、中国に証拠を探しに行く姿を捉えた映画でしたが、とても考えさせる内容でした。 当時のことを思い出しながら中国をまわっていくのですが、そこで聞かされる日本兵の残虐行為は同じ日本人として情けない気持ちになりました。 そして事実を認めようとはしない日本には怒りがわいてきました。公害、薬害エイズ、C型肝炎のときも日本はなかなか事実を認めませんでした。なぜ、中国や韓国にはすぐ謝罪するのに、同じ日本国民には謝罪をしないのか? いまだに理解できません。 「死んでも死にきれない」これがこの映画のテーマだと思います。日本政府が一日でも早く事実を認めることを心より祈ります。 [DVD(邦画)] 9点(2009-02-05 14:28:48) |