1. 姉のいた夏、いない夏
けっこう好きな作品。夏特有の寂しさ、欧州の景色、女優の美貌が全てマッチしている。そんなドカンと来るものはないけど、こういう押せ押せ感のない手堅い描写がいい。 [地上波(字幕)] 7点(2007-09-22 17:17:36) |
2. アフリカの女王
米国を代表する映画スター二人に、ドリフの探検コントっぽいことをさせるのが偉い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-13 00:10:02) |
3. あの子を探して
《ネタバレ》 素朴にして濃密な感動。子供の無邪気さが至極精密に活写されている。ずっと厳しい表情を崩せなかったミンジも、いつも締まりのなかったホエクーも、一つの笑顔となった時の瞬間の輝き。たった三文字を書いて心揺さぶるラストは他に類を見ない。益々監督への畏敬の念が強まった大傑作。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-06-12 00:38:54) |
4. 安城家の舞踏会
《ネタバレ》 現在のドラマで描かれる上流階級とは違い、本質的な貴族の気高き精神、そして弱みが表現されている。安城家の敷地内だけの展開も無駄がなく飽きが来ない。とにかく逢初夢子と原節子の気品、木下忠司の音楽、そしてゾクっとするほど美しいラストダンス。神田隆も時代劇の悪役とは正反対の役を演じて新鮮だった。まさに邦画史上に燦然と輝く名画なり。 [ビデオ(邦画)] 9点(2007-06-09 19:24:55) |
5. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 優れた映画とは思うが、イマイチ感情移入できない。好きな点はピストルの伏線が巧いラスト。嫌いなシーンは会社の机に乗っかるバカ騒ぎ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-09 15:56:50) |
6. 暗殺(1964)
《ネタバレ》 混沌とした幕末の空気と登場人物の描写が、極めてリアル。 特に清河の丹波哲郎はこの上ないハマリ役で、重厚さは圧巻。 それに相対する木村功の気迫も見事で、ラストの狂気じみた表情が忘れられない。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-01-02 18:07:17) |
7. 赤ちょうちん
かぐや姫の同名ヒット曲は好きで、カラオケでも何度か歌ったこともあるが、映画の方は見るも無惨な滑稽作品になってしまった。突っ込みどころ満載というより、全編突っ込みどころによって構成されている。時代の空気を映していても人間をまともに描けていない。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2007-01-02 14:47:01) |
8. アンダーグラウンド(1995)
並の映画を30本集めても、この稀代の名作1本に及ばない。笑い・涙・愛・毒・狂気が怒濤の如く押し寄せてくる壮大この上ないスケール。音楽も最高(当然サントラ買った)。ミリャナ・ヤコヴィッチの美貌と巧さも特筆もの。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-01-02 09:35:31)(良:1票) |
9. 明日に向って撃て!
気取ったバカ二人が因果応報となるだけ。こんな連中の為に殉職した警官らの方が、よっぽど気掛かり。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-12-25 19:22:13) |