1. 悪の教典
《ネタバレ》 いやぁ、傑作。 こういうのを待ってました。 海外には、ジェイソン・ボーヒーズやマイケル・マイヤーズなど、名だたるスクリーンの中の殺人鬼が大活躍してくれているのに、日本に生まれてくれないのを残念に思っていましたが、ついに「ハスミン」という傑物が生まれました。 まず、何の感情も込めない殺しっぷりがいいですね。死の確認のために、わざわざ点呼するところが素晴らしい。他のレビュワー様も書いてたように、殺す間も良いです。よいしょ、よいしょという感じでパンパン殺していきます。 見ているコチラは「ハスミン、頑張れ!」と応援せずにはいられません。 二人殺し逃した時には、「チキショー、この設定じゃ続編作れないじゃないか!逃げるなんて、何て酷いことするんだ!!」と憤りを感じましたが、「To be continued」で一安心。 減点ポイントとしては、途中、快楽殺人っぽく描かれたところ。あれはいけません。サイコパスはあくまで利己的に、邪魔な雑草を抜く感覚で人を殺します。相棒とかなんだかんだ言ってるのは余計です。彼らにとってはただの作業です。もう一つは、他のレビュワー様の仰るとおり、モブキャラ以外にはもう少し感情を込めたかったです。物理教師とかのくだりはバッサリいらないです。それよりももっと殺し方の幅をもたせたほうが楽しめたと思います。せっかく学校には凶器になりそうなものがいっぱいあるので、使って欲しかったです。さらに言えば、全員、点呼して殺して欲しかったと思います。 何はともあれ、スッキリしました。次回作があれば、劇場に見に行きます。 [インターネット(字幕)] 9点(2014-11-09 17:11:42) |