1. 天城越え(1978)<TVM>
《ネタバレ》 松本清張がスペシャルゲストとして登場。たまげたなぁ。それにしてもこの清張、ノリノリである。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-14 20:43:14) |
2. 赤いアモーレ
《ネタバレ》 主役のティモーテオの娘が事故で負傷、運び込まれた病院で生死の境をさ迷う現在と、彼が不倫相手と出会い彼女の死によって関係が終わるまでの過去の回想が交錯しながら物語が進んでいく。そして「不倫だったけど彼女のことは最後まで愛してました」的な描写がしっかりとなされている。なのでそれほど後味は悪くないんだが。退屈はしなかったが不倫がベースだけに(しかも彼女が死んでるし)あまり気分のいい映画じゃなかった。こんな馬鹿な男に人生捧げたイタリアが不憫だなー。子を堕胎し彼とも関係がうまくいかず街をうろつくイタリア。シラミ対策のために髪の毛をショートカットにし、身なりもだらしなく色気のない風貌だが、唯一女らしさを象徴するかのような赤いパンプスが印象的。でも雨の中で再会した時にセックスしなくてもなぁ、と思った。ところでイタリアよ、そもそも始まりは強姦だったのにいったいこんな男のどこに惚れてしまったんだい。顔かね? 相手が嫌がっていても最初に無理やりやってしまえば女はどうにでもなるんだな、みたいにこんなストーリーを真に受ける観客がいたらいやだな。そもそも二人の関係の始まりは別に強姦じゃなくてもよかったような…。映画の出来には6あげたいところだけど、個人的にはストーリーがアレなので-1の5点で。 [地上波(字幕)] 5点(2009-01-25 05:51:54) |
3. あの子を探して
ただひたむきに、ただひたすらに。代用教員となった13歳の少女が、失踪した生徒を探すために見知らぬ街で奔走する物語。協力してくれた少女への2元5角の約束のお金を「彼が見つかってから渡す」と出し渋る場面には「うーん・・・」となったけど、ある意味奇麗事なしで中国人気質が垣間見える描写で、映画だけどそういうのをストレートに表現してくれたのもよかったです。最初のきっかけはプラス10元の褒賞金だろうけど、決してそれだけのためにあそこまで奔走したわけではないだろうし、最後のほうはもう彼を見つけることだけでミンジは頭がいっぱいだったのだろうと思います。見終わった後に、温かいほんわかしたものが残る作品でしたし、観てよかったと思いました。世界の国々で、学びたくても学べない子ども達がいるのだということ。日本の小・中学校でもこの映画を生徒たちに見せてあげてほしいなと思います。 [地上波(字幕)] 7点(2007-11-03 18:17:41) |
4. 青の炎
《ネタバレ》 何も考えずに最後まで観れた。小難しくないし観てて楽な映画だった。二宮和也の演技は一部鼻につく部分もあったが、表情などよく頑張ったほうだと思う。義父と家族達との確執はくどくならない程度にきちんと描けていてよかった。最後、松浦亜弥とのやり取りのあと、主人公には死んでほしいと思った。できればこの先警察や「裁判」と闘わずに、彼にはこのまま死んでほしいと思った。そんなことを考えた直後に、そうなった。なので個人的にはいい結末だった。最後まで見ごたえがあったしこれはいい掘り出し物だ。面白い物語だと思う。しかしラストシーンはもう少し考えてほしかった。あの結末に松浦のああいうカットはあまり好きではない。 [地上波(邦画)] 8点(2007-09-01 06:32:03) |
5. 青いパパイヤの香り
この監督もただ単にいい映像を見せたいのだったら、映画という手段にこだわらなくてもいいと思うんだよね。ストーリーにも面白みがないし、ただただ淡々と日常の風景が綴られていくだけ。この手の手法はもうお腹いっぱいです。 [地上波(字幕)] 3点(2007-08-25 12:52:07) |
6. アメリ
テレビの吹替えで見た自分が言うのもなんですが、楽しめなかったです。どなたかが「感性が合うか合わないか、そういう作品」とおっしゃってましたがまさしくそうですね。これだけ評価が高いのだから、私の見る目がないのかもしれませんが、物語の中にも入り込めず自分には合わなかったです。どこをどう楽しめばいいのやら・・・。鑑賞しながら戸惑いを覚えました。 [地上波(吹替)] 3点(2007-08-17 13:53:23) |
7. 赤い橋の下のぬるい水
観た後に、な~んにも残らない映画でした。なにあのラスト?エロもギャグも中途半端な感じ。ストーリー性も貧弱。テレビでよく深夜に放送されてますけど、つまらない映画でした。ガッカリ。エロだけで売りたかった映画ですか?せめてもう少しカラミのシーンも頑張ってくれたら、あとちょっとは点数あげるつもりだったのだけど。レンタルビデオだからよかったものの、これが映画館だったらかなりムッとしてその場を後にしたと思います。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-08-17 13:21:36) |
8. 青空のゆくえ
ある男子中学生がアメリカに引越しすると友人たちに告げてから、引っ越すまでの様子を描いた青春映画。最後までさわやかでした。しかしストーリーは盛り上がりもなく、正直言ってつまらなかったです。 [地上波(邦画)] 3点(2007-08-11 06:32:17) |
9. あの夏、いちばん静かな海。
《ネタバレ》 主人公が死んだのちの描写、あまりにも淡々としてて静かすぎる。そういう悲しい局面もあえて悲しく暗く見せなかったのも逆にいえばこの作品の持ち味なのかもしれないけど。 でも彼女の反応もあまりにも作りすぎる淡々さ、なんですよね。めちゃくちゃ面白くはないけど、なぜかまた繰り返してみたいなと思った不思議な作品。主役の真木蔵人の表情はよかった。封切り当時の16年前にみていたら、きっと感想は違うものになっていたと思う。【07年12月・2回目の鑑賞で追記】北野監督はセリフのない主人公たちの世界をよく描ききっていたと思う。ストーリーうんぬんではなく、聾唖の彼のそういう日常を感じ取る作品。小説やドラマではなく映画ならではこそ表現できる物語だと思う。 [地上波(邦画)] 5点(2007-07-31 05:32:57) |
10. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 すいません。かなりネタバレになります。「やられた!騙されました!」レビューでよく見るこの言葉、きっと洋画のミステリーもの好きな人は、あれこれ考えながらこの手の作品を鑑賞されるのでしょう。しかしわたしは、めまぐるしく状況が変わるストーリーについていくのが精一杯で、これからどうなっていくのかと話の流れに身をゆだねることしかできませんでした。鑑賞中は何度も何度も、メモを取りながら、噛み砕きながらみました。(←この時点ですでに負け組) だから、1時間半の作品ですが観終えるまで しょうみ2時間半はかかっていると思います。(テレビから録画したものを見ました) そしてラスト23分前位で、謎の殺人事件の全貌が明かされます。「あの登場人物は、みんなマルコムが生んだ(別の)人格なんだ!」・・・・まぁ、確かに冒頭で「解離性同一障害」とか言ってましたけど、これじゃあまるで鑑賞中の私の努力(?)をあざ笑うかのようなラストじゃないですか!何が「マルコムが生んだ人格なんだ」やねん!! この真実が明らかにされた途端 「もうええわ。はよ、終わって・・・・('A`)」 こんな思いだけが心に残りました。むなしかった。こんな映画に私の人生の中の貴重な時間を2時間半も費やしてしまったことがほんまむなしかった。ええ、盗まれましたよ、私の貴重な2時間半。 [地上波(吹替)] 3点(2007-07-31 03:43:33)(笑:1票) (良:2票) |