1. アナザー Another(2011)
《ネタバレ》 2013.08.14鑑賞。原作未読。3年3組の呪いから逃れるために、一人犠牲となり、存在しないフリをしなくてはならない。なるほど、いじめを意識した面白い設定だ。でも、実はクラスの中に一人死んだ人間が自分が死んだのかわからず、紛れ込んでいるという。うーん、紛らわしい設定だ笑。しかも、その人間を見つける能力を持つ橋本愛が能力出し惜しみたせいで犠牲者が次々と出る。ファイナルデスティネーションをチープにした殺され方で。設定はどちらかひとつに絞れば、より密度の濃い作品になったはずだ。 [DVD(邦画)] 3点(2013-08-15 21:26:47) |
2. アフター・アース
《ネタバレ》 2013.7.22鑑賞。大きな鳥の存在が意味不明。ジェイデンを襲ったはずなのに何故か巣に連れて行く。雛へのエサなの?また雛は死んだのに、彼が凍死しそうなときに命を賭して守る。鳥を登場させるより、猿以上に凶暴な動物やアーサとの攻防を描いた方が盛り上がりません?アーサとの対決が最後だけだなんてがっかりです。 [映画館(字幕)] 3点(2013-07-22 23:59:51) |
3. アリス・クリードの失踪
2012.12.8鑑賞。面白かった!低予算映画の監督デビュー作のいい見本ですよね。金が使えないから、身体を使うと笑。このタイミングでヤらないだろうとか、薬莢、携帯電話の回収忘れは致命的ですが、薬莢を飲み込んで処分しようとする頭の悪い奴ですから納得しちゃいます。アリスのビッチっぷりもいいですね。ビッチだから、監禁の冷遇っぷりも、観客に同情させないですし。ラストもどうせ大通りに出たらすぐに捕まるでしょう。笑 [DVD(字幕)] 8点(2012-12-09 16:40:19) |
4. アイ・アム・ナンバー4
《ネタバレ》 2011.07.12鑑賞。犬がクリーチャーに変身したときには恐怖というより笑いがこみあげてしまった。最近、ハリウッドで流行っているのかしらないけど、超能力映画にクリーチャー出す時点で、この企画が面白くないと判断すべきではなかったか。後、超能力者が4人残ってるので、いくらでも面白くできたはずなのに勿体ない。 [映画館(字幕)] 3点(2011-07-18 22:05:37) |
5. 愛する人
《ネタバレ》 2011.2.9鑑賞。近年、邦画でも母性や出産をテーマにした映画がいくつか公開されたが、この映画はその集大成の映画だと思う。主な登場人物は、祖母、母親、私(ナオミ)の3世代+養子を望む若い夫婦。様々な問題を取上げていて、少々欲張りすぎとも思えるが、それぞれの熱演と監督の的確な描写によって、限られた時間でもそれぞれの背景・心情が伝わってくる。それはまた、別々の女性ではなく、血のつながった三世代の話で展開したからこそだと思う。脚本の勝利ですね。1点だけ、そりゃかわいそすぎるよという部分があるが、ラストシーンに救われたのでよかった。 [映画館(字幕)] 9点(2011-03-23 16:15:32) |
6. あしたのジョー(2010)
《ネタバレ》 2011.3.19鑑賞。原作未読。「ボックス!」に続くTBSによるボクシング映画。曽利監督は前作「ICHI」が好きではないのであまり期待せずに鑑賞。だが、想像以上に良かったと思います。主役二人の肉体は完璧ですし、丹下のビジュアルも思った以上に違和感なく見れます。惜しむらくは香里菜の設定と、丈の背景描写が浅いところです。香里菜はドヤ街出身という背景よりは、純粋に力石が好きであるがうえに、身を案じて得体の知れない丈から遠ざけようとするぐらいで十分ですし、スッと感情移入もしやすいかと。そして、香里菜の尺を削った分、丈の背景描写を厚くする。身寄りもなく、明日への希望もなくその日暮らしで過ごす丈に素晴らしいライバルと理解者が登場し、「あした」へ生きようとする。力石との対戦で初めてコースロープをくぐりますが、感情をストレートに出せない丈のキャラクターもあるでしょうが、もう少し丹下への感謝があってもいいはず。もちろんマンモス西にも笑 [映画館(邦画)] 7点(2011-03-20 00:16:10) |
7. アドレナリン:ハイ・ボルテージ
《ネタバレ》 2011年1月10日。近所のレンタル店が100円だったので鑑賞。世の中は成人の日で 「義務」と「権利」はセットだなんだかんだと言ってる堅苦しい日に大の大人が作ったバカバカしい作品を観るこの痛快さ!もの凄く面白い!!エンドロールにステイサムのNGシーンがあるんだけど、そりゃ演じてるステイサムもバカバカしくて笑っちゃいますって。奔走するステイサムの行動も前作以上に笑えるが、それよりも面白いのが脇役の人たち。突然狂ったように踊りだす双子の片割れや、片桐はいりばりの癖のあるストリッパー。いい感じにいつも登場して本編の尺を延ばしてくれます。ステイサム出ずっぱりじゃ話的に持たないので。もちろん、充電の方法も工夫されており、監督独自の映像表現で毎回魅せてくれます。初っ端に外部バッテリー故障のプロットも◎。巨大化した二人の戦いを楽しめるかどうかが最後まで楽しめるかどうかのリトマス紙とみた。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-01-11 19:10:30) |
8. アンストッパブル(2010)
《ネタバレ》 監督の前作「サブウェイ123 激突」が面白くなかったので、期待せずに観に行きました。前作と同様に円の動きでデンゼル・ワシントンを何度も映すので、まるで彼が列車ではなく、メリーゴーランドに乗っているみたいでした。前作は突っ込みどころ満載でしたが、今回は「事実に基づいている」のが大きな強みです。たとえば素人はそんなに難しそうではないので、ヘリコプターからの降下を再度行えば簡単に事件は解決するはずなのになぁと思ってしまう。でも「事実」では2回目のトライはしてないからという暗黙の了解を観客に押し付けることができる。観客としては暗黙の了解よりも、ヘリコプター操縦者の心理的ダメージが大きいだとか、もう一度失敗したら軍の体裁が悪くなるなど具体的な理由が欲しいところ。そうすれば、よりデンゼルたちへのプレッシャーだって強くなり、観客は手に汗握る。あと、軍のヘリよりマスコミのヘリの方がよっぽどすごい。マスコミのヘリはずーっとデンゼル・ワシントンに手が届きそうなくらいの場所で並走してるんだから。 [映画館(字幕)] 5点(2011-01-09 09:48:10) |
9. アメリア/永遠の翼
《ネタバレ》 女性初の大西洋横断飛行を実現した人の実話ということで、アメリカン・ドリーム的な臭いがプンプンしており、さぞ感動するんだろうなと思って観に行きました。実際この手の作品は「オクトーバー・スカイ」や「庭から昇ったロケット雲」など個人的には涙腺ズッポシな作品が多いので、単館系での公開ながらも期待しておりました。結論から言うと、もっと焦点を絞ればよかったかなと思います。主人公の大空への飽くなき思いを、もっと幼少時代から掘り下げるのか、それとも、人生、ビジネスのパートナーである夫との関係をもっと描くか。史実を忠実に描いたせいか、どちらも中途半端な印象が拭えません。そのため、ラストの終わり方はあっさりと感じてしまい、呆然としました。主人公が非業の死を遂げてなければまた違った映画になったんでしょうけどねぇ。 [映画館(字幕)] 4点(2010-12-15 15:43:36) |