1. IAM A HERO アイアムアヒーロー
《ネタバレ》 原作は途中から読んでいるので最初の方は未読。 …ということで、世界観は知っているけど映画にされた部分は知らない状態。それにしても楽しめた。 まず、大泉洋がいい!原作の英雄同様、普段は頼りなく、それでいて憎めず、いざという時はやってくれる、英雄になりきれない凡人を演じきってくれる。 そしてZQN。邦画にしては(というのも失礼かもだけど)グロくていい!動きもさることながら、造形、目がずれていく様、血しぶき…う〜ん、スプラッタ! ストーリーに関してはほとんどあって無いようなもの。 王道というか、パニックに継ぐパニックの合間に人間ドラマが挿入されている感じ。 その人間ドラマが少し弱かったかな、と感じた。特にもう少し英雄と比呂美の関係性を描いて欲しかったな。 最後の銃撃戦もてっきり比呂美が助けてくれるのかと思ったら、結局何もしなかったのに拍子抜け。 予想通り(というか原作はまだ終わっていませんし)俺達の旅はこれからだ!みたいな終わり方でした。 続きが出るとしたら原作終了後希望ですね。ガンツみたいなのは勘弁して欲しいです。 グロ耐性がない方は注意してください。 ご都合主義耐性がない方もご注意を。 [映画館(邦画)] 9点(2016-05-23 11:46:35) |
2. アイアンマン3
《ネタバレ》 3Dにて観賞。 見終わったあとの感想は、特に何も残らなかったなぁ…でした。 今作はアイアンマンの話というか、トニー・スタークの話…といったイメージです。 前半はアベンジャーズを経由し、スターク自身が心の病と今後について色々思い悩むシーンがひたすら続きます。 ただ、その自暴自棄っぽさが見ていてモヤモヤする。自宅崩壊の危機も自分で巻いた種だし、ヒーローとして軽率すぎるのでは? 後半は今まで作成したスーツたちが集結し大暴れするのですが、さんざん「息子」とか言ってた割に扱いがぞんざい過ぎて(使い捨てのごとく破壊されていく) ちょっと残念でした。 そして何より敵が地味すぎでした。 超高熱&ほぼ不死身は確かに凄いと思うのですが、飛ぶわけでも遠距離兵器があるわけでもなし。 アイアンマンは殴り合いなんかしないでひたすらビーム撃ってりゃ良かったんじゃね?とさえ思いました。 最終的には爆発で消滅ですし、相手の土俵に立つスタークの意図がよく分かりませんでした。 …なんて事を言っていたら闘いにならないので、細かいことは言いっこなしですね。 最後に「スタークは復活する」みたいなクレジットが出ましたが、アベンジャーズの続編も確定しているようですし スーツもない彼がどう復活するのかは楽しみです。 [映画館(字幕)] 7点(2013-04-30 11:24:08) |
3. アシュラ(2012)
《ネタバレ》 久々に映画で涙しました。原作は未読ですが、原作者は好きなのと絵のタッチが独特で興味を持ったので鑑賞。本当に見てよかった。 とにかく壮絶です。人食いという現代、特に日本では扱いづらい題材を惜しげもなく前面に押し出し、一人の少年の「獣」から「人間」への変化を見事に描いています。 その様子はまさに悲劇。 主人公のアシュラは愛も幸せも知らず、生きる事だけを必死にやってきました。そんな彼が人と触れ合う事で初めて手にした温もり。戸惑う事は当然のことでしょう。 その事によって産まれてしまった孤独に対する恐怖…そういった小さなすれ違いが段々と大きくなり、最終的にアシュラは再び人を傷つけてしまいます。 人でなしと呼ばれ、蔑まされ、自分自身でも産まれてこなければよかったと叫ぶアシュラの姿を見て涙が止まりませんでした。 それでも彼は自分の大切な人の為に頑張るのです。しかし、それも誤解から認めてもらう事ができませんでした。 これは人の肉ではない、馬の肉だから食ってくれ、死なないでくれと叫ぶ彼に再び涙。とことん救いがありません。 でもこれがリアルなのです、ご都合主義ではないのです。 昨今、幸せに溢れる中で、こういった作品もやはり必要なのだと感じました。 人によって受ける印象、感想は違うと思います。それでも必ず何か受け取ることができると思います。 豪華な声優陣の素晴らしい演技、新しいアニメーションの可能性を生み出した本作に感謝。 [映画館(邦画)] 9点(2012-10-11 16:55:09)(良:1票) |
4. アウトレイジ ビヨンド
《ネタバレ》 前作に比べるとパワー不足は否めませんが、話自体は分かりやすくて面白かったです。 今作は前作のような「ヤクザ世界の理不尽とも言える厳しい上下関係」が大友を通じていかんなく表現されていましたが、今回はその部分はおまけ程度(と言ってもあっさり殺された富田は可哀想でしたが)で、ひたすらドンパチするといった感じでした。 関東vs関西の構図に巻き込まれる形で、大友自身が乗り気ではないため、全体的に勝手に話が進んでいく印象。ゆえにあんまり考えなくても見ることができたんですけど…。 他の方も書いておられますが、一番の見せ場はラスト。ようやく終止符を打てたか、とあっさりした終焉に逆に感動しました。 [映画館(邦画)] 7点(2012-10-09 11:47:26)(良:1票) |
5. アベンジャーズ(2012)
《ネタバレ》 お祭り映画。昔でいう「マジンガーZvsデビルマン」今なら「ライダー全員集合!」みたいなイメージでした。 この映画で各キャラクタの説明は一切皆無です。それぞれの作品を見ていないと分からない専門用語がいっぱい出てきます。 それを全部見た上で鑑賞しましたが、見終わった後素直に「面白かったなぁ」と思えました。 ※ハリーポッタージリーズ等のように「全作で一本の作品」と思った方がいいかも。そもそもそういうプロジェクトですし。 前半は会話シーンが多く、なかなか先に進みませんが、アベンジャーズシリーズの最初ですからこれくらいのイザコザがあって正解かと思います。 そして後半の怒涛の戦闘シーンは大興奮。特にハルクの暴れっぷりは最高です。神より強い超人ってなんなんだ!?と思いました。 惜しかったのは最後の敵であるロキがあまりにも小物すぎたこと。 軍隊を呼び出す装置を作ったのも操られた人間ですし、ロキ自身は何をしたの?という感じです。 特にわざと捕まったところ。最初はハルクを自軍に取り込もうと考えたのかと思いましたがそうでもなく、そもそも彼が捕まらなければホークアイが空母を落とせていたはず。 一体どんな作戦を考えていたのでしょうか? ただ正直、こういうふうに理屈的に考えてしまっては面白くありません。 何も考えずに娯楽作品として、子どもの頃を思い出して見るのが一番正しい見方だと思いました。 ところどころの掛け合いや間のとり方など、日本のアニメや特撮を参考にしている部分も多々あるように思いました。 特にハルクと神々のやり取りは必見です。 エンディング中~後にしっかりとオマケムービーが入ってますが、あれこそマーブル知らない人は「誰?何?」になると思います。 知ってる人は「きたきたきた~っ」でしょうけどw 次作も期待しています。 [映画館(字幕)] 8点(2012-08-20 11:37:51) |
6. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 トータルリコールと一緒に借りて見ました。 これといった衝撃はなかったものの、サスペンス物としては素直に面白かったです。特に後半の対決シーンは熱かったです。 ただ、周りの行動含めて、若干理解に苦しむ点も幾つかありました。パートナーが行方不明になったから代わりのパートナーを呼んだ…のであれば、別に殺しにかからずに「お前は我々の仲間だ、ただ、今は記憶が混乱しているようだ」と話せばよかっただけのような…。 看護婦は一瞬で殺しておいて標的は薬で…というのもよく分かりませんでした。きっと裏設定があったのでしょう。 最後の自爆はさすがに(汗)でした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-10 15:37:20) |
7. 愛と誠(2012)
《ネタバレ》 原作は知らずに観賞。素直に面白かったといえる作品でした。 まず、キャラクタが濃い!これはキャスティングの勝利だと思います。また、その役者さん達の演技も抜群。特にお気に入りは大野いとさん。淡々と語るセリフの中にも狂気と悲しみが混ざっていて、雰囲気バッチリでした。岩清水役の斉藤さんのハマりっぷりも面白かったです。バトルシーンもさすが三池監督!スピード感と見せ方はさすがです。 不満な点は2点。まず、歌が長い。特に早乙女家やガム子。話が進まないのでテンポが悪く感じました。オオカミ少年ケンは逆に長くてよかったw あとは愛が誠にあそこまで尽くす動機。ひたすら「誠さんをこんな風にしたのは私のせい!」みたいなことを言っていましたが最後まで明らかにならず。かつての誠の行為がストーリーの根本ならもっと掘り下げて欲しかった。なのでラストシーンがまったく理解できなかったです。原作読めってことなのかな? [映画館(邦画)] 8点(2012-07-02 13:55:19) |
8. アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
《ネタバレ》 見ている最中は「あはは」というシーンがところどころに散りばめられているのですが、終わった後「結局どんな話だったっけ?」という感じでした。 「やってしまったことが周りから見たら大バカな事だった(=自然なバカっぽさ)」というのと「あからさまにバカな事をやってみました(=結果、滑ったバカっぽさ)」というのが入りみだれていて途中でくどく感じてしまうこともありましたが、暇つぶしにはいいと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2011-09-12 17:52:48) |