1. アナと雪の女王
《ネタバレ》 ストーリーに無理有り、と敬遠していたけど金ローでじっくり見ました 自分の好きなピーターパン、メリーポピンズ、アラジン、はいづれも親の失敗があり親の成長がある。 でもアナ雪は? 子どもの負と思われる能力を世間から隠し閉じ込め妹の記憶からも消してしまう。 一番許せないのは、その二人を残して旅に出る両親。 神田さやかさんが歌う「生まれて初めて」が好きだけど、よくよく聞けば、13年幽閉され自由になった時の歌。 「生まれて初めて心が躍るの」と絵画の中に入り込み妄想の中で遊ぶアナ。涙なしで聞けようか。 これを虐待でなく、なんと言おう。 松たか子さんが歌う「ありのままで」が好きだけど、よくよく聞けば、 「ありのままの姿見せるのよ」 「ありのままで飛び出してみるの」と歌って、実際は閉じこもってしまう。 本来、エルサに「ありのままでいい」と言うのは両親でなくちゃ! それに「とびらを開けて」は素敵な楽曲だが悪役とのデュエットというのもガッカリする。 吹雪の中、アナを助けにひた走るクリストフの愛が、役に立たないなんて。 映像の美しさ、ミュージカルの楽しさ、オラフの可愛さに不覚にも心踊らされながらも 私が求めるディズニーとだいぶずれちゃっているので4点。いや、オラフに+1 [地上波(吹替)] 5点(2019-11-17 20:47:42)(良:1票) |
2. アラジン(2019)
《ネタバレ》 満点です!いや~、笑った笑った(^○^) シンデレラ城にティンカーベルが飛んだ時点でもう気分がMAXに! アラジンアニメが大好き。 だから今作でも、船乗りがキューを出してイントロが始まると全身に鳥肌が! アグラバーのごちゃごちゃした市場、狭い路地、階段や布の屋根、そしてアラジンの部屋。 実物か映像か分からいけどこの世界観に浸れる幸せ。 主役3人が期待を裏切らないはまり役でした。 残念なのはジャファーですね。ディズニーの悪役は、ジャファー然りフック船長然り、ずるがしこいけどどこかヌケてて滑稽なとこがないと。ランプをゲットしたつもりが、どこ探しても無くて「No~~~~!」と叫ぶところ、もっとタメなくちゃ。完全にアニメのジャファーのほうが一枚も二枚も上手の名優ですね。 あとジャスミンのお父さんネ。この人も笑いが取れなかった。威厳のあるかしこそうなお父さん過ぎました。 一番楽しかったのはアリ王子の大名行列。グラスの中のお酒が振動で震え(ジュラシックパークか!)鼓笛隊、ダンサー、ダチョウ!こちらアニメより豪華で素晴らしい! フィナーレの時もそうですが思わず興奮して手を叩いたら自分だけでした(__) 残念なとこがあってもやっぱり満点です。ディズニーありがとう♡ [映画館(字幕)] 10点(2019-07-23 09:44:14)(良:1票) |
3. 甘い人生
《ネタバレ》 「インサイダーズ」「ミスターサンシャイン」繋がりで、イ・ビョンホン見たさに。 古い作品だし、レビューで大体の評価も分かってたので 逆に期待ゼロで楽しんでみました。 オ・ダルス!最高!このシーンだけでも充分幸せに♡ ファン・ジョンミン!待ち合わせ場所をスケートリンクにする時点で魂胆丸見えで最高! イ・ビョンホン!こんなに人を殺してなおビョン様的存在感、最高! ボスの愛人との関係が全くもって希薄なことも逆に、意味ない殺人を引き立てていて妙。 イビョンホンが好きな人は見てもイイかも。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-31 08:00:50) |
4. 悪と仮面のルール
《ネタバレ》 冒頭から良く意味が分かりませんでした。 中盤はただただ暗かったです。 終盤は急に恋愛ドラマになりました。 理解、納得、感動ができませんでした。 玉木宏(38歳)と新木優子(24歳)が幼馴染役なんだけど、大人になってからの歳の差がすごい。 それに新木優子は可愛く笑ってるだけで演技ともいえない。 昨日、他のレビュワーの方が「どうして映画という産業に関してだけは結果が悪くても誰も責任をとらないぬるい雰囲気が温存されてるのか」と仰っていたけど、その通り、邦画は特に脚本力が低迷していると感じます。 [映画館(邦画)] 3点(2018-01-25 20:52:29) |
5. 暗殺(2015)
内容がややこしい上に苦手な歴史。しかも 吹替で見ると→みんな日本語が上手で、日本人と韓国人の区別がつかない 字幕で見ると→日本人役を韓国人俳優が演じて不自然な日本語を話し、日本語を話す韓国人という役もあって、何しろ分かりにくい どっちに転んでも大変混乱する映画でした。 でも2度見たら、なるほど顔見知りの名優達は皆うまくて、韓国映画作りの変わらぬ本気度がヒシヒシと感じられて7点です。アネモネカフェでのダンスシーンは地味ながら名シーンです。残念な言語の混乱でマイナス2点。 韓国は自国の事であれ日本の事であれ、歯に衣着せぬ表現でエンタメにしてしまうエナジーを持っていますね。 [DVD(字幕)] 5点(2017-03-13 22:22:26) |
6. 新しき世界
《ネタバレ》 同じ漢字をルーツに持つ国だから原題のまま「신세계(シンセゲ)新世界」が良いと思います。 黒社会映画ですが映像がきれいです。人入りドラム缶が海に転がり落ちる青みがかった映像は恐怖のシーンだけど美しくも悲しい音楽とあいまって心打ちます。無駄なシーンがオプソヨ(ありません)。字幕も便利です(ボソッと話してもよく分かります)。ヤクザさんの怖さの表現が「ドスの利いた怒鳴り声」「下あごが曲がるようなべらんめえ口調」「やぶにらみ顔」ではありません。みんな若くスマートでカッコいいし自然です。冒頭で死んじゃう先代の組長も素敵じゃあありませんか。ファンジョンミンも「てめえ、コノヤロー!」って言ってるかもしれませんが、何しろかっこよくて自然体でお茶目で魅力的で男の色気があって。ソンムにとどめさすときでさえ……あ゛~コワイ。 韓国俳優はうまいですね。悪いヤクザ感をどう演じるか、ではなく、人間の狡さ、孤独さ、愛憎をどう表現するか。制作発表の主役3人の写真が本当に「いい役者の顔」で惚れます。その表情、演出、間合い。何度でも見られる傑作だと思います。 ラストシーンは賛否あり、私も当初不要と思っていたのですが、あまりに深イイブログ「無い袖はノースリーブ」さんの妄想1&2を読んで変わりました。一つの映画を深読みし妄想して楽しめるのは素晴らしいことですね。というわけで自分もセメントの沼に足をとられています! [DVD(字幕)] 8点(2016-07-06 18:53:31)(良:1票) |
7. アーティスト
《ネタバレ》 アカデミー作品賞ですかね。 今の時代にこれを作った意味がよく分かりませんでした。 主人公が、コップをテーブルに置いたり、はさみを放り出したりして、その音に気付き音におびえてうなされる、夢のシーンがありました。世の中、もともと音で溢れていて映画だけが無声だったのに。無声にこだわった意味。 根本的な疑問ですが、無声映画を撮る時、演じてる役者は発声するのか、口パクか?この主人公は、いつも普通に発声していたでしょう。映画を観てるとあたかも無声で人生を送っているような錯覚に陥る。そうではない。映像に音が付く、という技術の前で、それを小馬鹿にして否定するところが分からないです。発声への嫌悪はどこから来るのか。 この映画自体が無声映画であることも、まどろっこしかったです。たまにしか字幕が無いので 、何を言ってるのか分からなかったです。切り替えベタな男の人生を無声で見ても感動しませんでした。 。 [地上波(字幕)] 4点(2016-03-03 12:46:17) |
8. アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~
《ネタバレ》 原作も日本ドラマも見ていないが、皆さんのレビューでの比較を読んで、見たくなった。 チュジフンとキムジェウクが、この世の男とも思えないカッコ良さ、まさにCool!と言いたい。チュジフンは「宮」ではハマらなかったので、この映画のでのこなれブリが、感性に合ったのだと思う。軽快感は良いが、途中のミュージカル、やるならもっと徹底的に、中途半端なら、ない方がよい。観ていて気恥ずかしい。 大好きなユ・アインが、まだまだ荒削りながら頑張っている。不思議な人。小柄だったり(チュジフンの隣だからか)大人だったり子どもだったり。この時21歳。なんか高校一年生みたい。 ドラマにしろ映画にしろ「成功した」韓国作品は、「まあ成功した」日本作品と、どこが違うのだろう。お金のかけ方?時間のかけ方?気合いの入れ方?日本ドラマ視聴が楽しみだ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-02-03 12:23:07) |