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1.  愛と哀しみのボレロ 《ネタバレ》 
 人生には二つか三つの物語しかない。しかし、それは何度も繰り返されるのだ。その度ごとに初めてのような残酷さで…   映画は上記の言葉から始まる。   あまりからまない四つの家庭が、最後の最後にボレロを踊るジュルジュドンの舞台に集まる。そこまでの群像劇。大戦を超え、その傷が癒えるまでの時間。その中に多くの人生があるように感じたが、劇的であり平凡でもあるように感じたが、二つか三つの物語なのだろう。   そんな私の人生もまたそうなのかもしれないと思った。そうじゃないのかも。   物語は難解だった。その昔テレビでやっていたときにバレエ好きだった母親に無理やりみせられた映画、愛と悲しみのボレロ。ストーリーは何も覚えていない。小学生。でもジョルジュドンは強烈だった。トゥーシューズで踊るすべての登場人物が洗練されていた。これが私にとっての「バレエ」となった。   実際はもっともっとたくさんのバレエやトラッドなバレエがあるんだろうけど。   本日30年以上ぶりの再鑑賞。久しぶりに観た本作は頭じゃなくて心に響いた。   厳しかったのに、音楽と映画にだけは寛容だった母を思い出した。
[DVD(字幕)] 8点(2015-11-13 13:39:29)
2.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
とうとう観てしまったσ(^_^;) 近所の子やユーチューバーたちが歌っていたあの歌もこの歌もきいてしまったσ(^_^;)  そっかー。あんまりストーリーってないんだな(≧∇≦)  あー、すいませんすいませんすいません…
[DVD(吹替)] 4点(2015-08-28 21:54:01)
3.  新しき世界 《ネタバレ》 
 絶対観なきゃ!と強くオススメでございますm(_ _)m   マフィア潜入モノ。この一言であらすじは全てカットしたい。韓国…、やるなあ!レベルが高い!最後の最後で、テーマは男の友情とみた。が、途中に描かれる苦悩や葛藤、組織の非情さなどは完全な形でリアルに観ている者に浮かび上がること必至。   そんな私の印象は…、恋愛要素と種明かし要素を排除したイースタンプロミスにプラス2点ぐらいの素晴らしさ!渋く軽快に韓国の中で生きる華僑のヤクザ男たちのドラマが展開します。   書きたいことがありすぎるが、なんといってもチョン・チョン!チョン・チョン!チョン・チョン!この最悪すぎる兄貴分はイースタンプロミスでいうところのヴァンサンカッセルに位置するキャラ。が、完全に主役を食いちぎる魅力を爆発させる。あー、こんなに主役を食うキャラ久しぶりだ。最初と最後でこんなに魅力を増すのは、ユージュアルサスペクツのヴァーバル・キント(あのときのアカデミー賞、ケヴィン・スペイシーは助演男優賞ですもんね、主演に見えますがσ(^_^;))以来ではないのか?   恥ずかしげもなく大絶賛!
[DVD(字幕)] 9点(2015-08-07 21:18:27)(良:2票)
4.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 
角膜移植を受けた女性が、目が見えるようになるとともに不思議なものまで見えるようになるお話。  とても好感の持てるナイス怖い映画。オリジナリティあるお話で、映像表現GOOD。登場人物をしっかりと描写し、物語をはっきり作っている点が良い^ ^ホラーシーンは結構怖いですが、骨子があるので最後までお話を知りたくなるのがとてもいい。  この映画でパンブラザーズ知りましたが、そりゃ世間で注目されるようになるのもわかるなーと。この映画は、まず怖がらせよう!ではなくて、ちゃんとホラー映画作ろうって感じで。 ま、このあとこの映画の2も3も借りてるんで久々鑑賞しようと思ってます。次第に、まず怖がらせよう!的な感じになっていったのは仕方がないですけど。次第に作品も監督も評価が落ちていくのもよくあることかな。  ラストもとっても気持ちいい。本当のハッピーエンドとは違うのかもしれませんが。
[DVD(吹替)] 7点(2015-07-20 14:24:12)
5.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
 ケイトウィンスレット、アカデミー主演女優賞受賞おめでとう。納得。レイフファインズ教徒の私は、数多い彼の作品の一つを今日も新しく観ることができて大満足。    少年時のひと夏の関係。序盤は思いのほか性描写が多く戸惑ったが作品の質を低めるようなことなし。彼は小説を朗読し、彼女はそれを聞く。そして関係を持つ。のめりこむ彼。なぜか急に会えなくなる。   数年後彼は法廷で彼女と再会する。彼女はアウシュビッツ看守としての責任を問われた戦争犯罪人としての被告、彼は傍聴人として。そしてとても大切なキーワード「文盲」。    背景であるアウシュビッツなどを含むホロコーストは大事件なのだが、この映画はそこが出すぎずとてもよいバランスを保って二人の人間ドラマを描く。このバランスというか映画としてのまとまりに感服。そこにマイケルとハンナのドラマが主軸として描かれる。熱演。   多分初めは愛ではなかっただろう。少年は体を求め、女はそれにこたえつつも文字や文学に対するコンプレックスと憧れを。でも…最後は愛だと感じた。めちゃめちゃにすれ違った愛。   救いのあるラストもよし(笑)
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-29 17:09:18)
6.  アパートの鍵貸します
 テニスラケットのもっとも斬新な使い方を教えてくれる映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-22 14:51:43)
7.  あぁ、結婚生活 《ネタバレ》 
 無印良品。大人の大人の身近なサスペンス。  愛する妻と別れ、若い後家さんと人生を歩もうとするクリスクーパーの紳士な趣きが良い。その親友で遊び人のピアースブロスナンもまた紳士。大人の大人による大人の「身近な」サスペンス^ ^私も年を取ってしまってすっかり「身近な」ありえるなーという感じにやられました。ストーリーは決して新しくもなんともないですが、悪くない映画だなーって^_^  おしゃれな雰囲気から始まるこの映画は、とにかく焦らない。一つ一つを丁寧に描きます。時間軸のズレとかそういう技もなし。潔いくらいです。 どこか一つでも要素が解決すれば丸く収まるのに、じりじりと作品は私たち観客を焦らします。あー、もう、の連続。スケールが小さくてもかっちりサスペンス。騙しも少ない分、一所懸命オチを想像すること間違いなしです。  テーマは結婚生活ということで間違いないと思いますが、そのエピソードがことごとく20代の頃の私では理解できないかもしれないモノ。40代も過ぎ、一度はパートナーとの愛を疑ったことのある方であれば共感できるのでは^ ^  そして描かれる友情もよし。
[DVD(吹替)] 6点(2015-06-17 15:58:40)
8.  悪魔は誰だ 《ネタバレ》 
 良い作品です。どの主要登場人物も心に闇を抱えています。というか抱えます。バッドエンドとは決して言えませんが、テーマの重さが作品を貫いています。サスペンス映画特有の先の読めなさは見事。脚本と演出グッド。犯人と思われし人物を追うシーンでは手持ちカメラと定点カメラの併用で緊張感が増します。象徴的なカットや印象的なカットも短めにスッと挿入されていて作品に集中できます。多少強引な展開はどの映画も同じだろうと思うと全く気になりません。韓国のサスペンス映画やバイオレンス映画はかなり好きですが、その中でも控えめ。特に怒鳴り・泣き叫びは必要最小限にとどまっているのも好感が持てます。  もちろん、アッというようなラストが待っていますが、その種明かしが終わっても作品の魅力は消えません。増すぐらいです。ドラマは続きます。  是非ご鑑賞を。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-08 18:21:26)(良:1票)
9.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
 何度か観た。で最初の印象がぬぐえない。手立てと目標のうち、手立てが優先されたんだなと。もちろん映像の素晴らしさはあるのかもしれないが、3Dで鑑賞しなかった私にも低得点の原因はあるかもしれない。だがしかし、映画を撮ることの「目標」とそういう風にとるための「手立て」があるのだとすると、「手立て」にこそすべてがあるように感じる。この場合の手立てとはCG・3Dだ。   だからCG・3Dに5点。それ以外はとくになし。   おーっと忘れてた。ミシェル・ロドリゲスに+1点! 
[ビデオ(吹替)] 6点(2014-10-12 12:38:38)
10.  悪霊島
根岸季衣が坂口良子に全く負けない。これだけでも奇跡だ。  岩下志麻ゴーゴームービー。
[地上波(邦画)] 5点(2014-07-28 11:11:31)
11.  アザーズ 《ネタバレ》 
雰囲気もオチもよし。でもそんなことよりも書きたいのは、これからもニコールは家に留まり永遠に子どもを愛し続けるのね、ということ。良作。
[映画館(字幕)] 8点(2014-07-17 17:30:31)
12.  アフタースクール
 気分爽快、快眠保証のスカッと騙されムービー。サスペンス要素たっぷり。みんなで楽しんでほしい映画ランキングかなり上位じゃないのかな。あとラストが衝撃的な邦画ランキングでも上位に入ってくるのでは。  境雅人と佐々木蔵乃介、そして大泉洋のトリプル主演のような映画に謎の女性たちがからみます。  まー、騙されます。私1度目の鑑賞はテレビだったんですがこんな映画とは思わずに完全にしてやられました。つい前日2度目の鑑賞。今度は伏線探ししました(笑)。でも面白い。神野先生、どこからが騙しなんだよー!お前が探偵だ(笑) 。そういえば大泉、教員免許持ってたな。  内田けんじ監督グッド。  この映画観てから鍵泥棒のメソッドを観るのもよし。逆もまたよし!     我が北海道代表の大泉がこんなに尺をもらった映画を観たのが初めてで感動。なんだか二枚目要素も多くて^^。あのサイコロの旅を夢中になって観ていた頃の大泉の印象と違いすぎて、それも良くて…^^。音尾も出てる!  エンディングの後も観てね!  コメンタリーもおもしろすぎる!
[ビデオ(邦画)] 8点(2014-07-17 17:24:16)
13.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 
ケヴィンお父さんの人生設計が壊れていく過程に共感。人間としてはちっとも壊れず、躍動感あふれる人生を少しずつ獲得していく様に自分を重ねた。そんなケヴィンお父さんは娘の友達とヤるかと思ったらヤらない。ここにも共感。たまらん。  素晴らしくかっこよくなったお父さんの散り様に10点
[DVD(吹替)] 10点(2014-06-11 16:05:15)
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