2. アメリカン・ビューティー
《ネタバレ》 おそらくこの映画は、結婚して大きな子供を持った人は特に共感できるような気がする。 結婚生活が長いと、夫婦の間に恋愛愛情はほとんどなくなっている。子供も成長してかわいげがなくなっている。何かしら家族に不満を持っている。でもたいしたことない不満だし、それを言うと家族が壊れかねないので言えない。この映画は、そんなちょっとした不満を主人公が解消してくれる爽快感があるんじゃないかなと思った。 「フォーリング・ダウン」という、男が日常の不満を爆発させる映画があるのだけど、それと似たものを感じた。 あと、登場人物たちの意外な秘密が、後半でどんどん明らかになるのもおもしろい。 そういう娯楽要素にプラスして、アカデミー賞向きの芸術的・文学的要素が随所にちりばめている。 しかし、大佐のオヤジが息子とレスターがホモ行為してると誤解するシーンは、お笑い番組のコントっぽい(笑) [地上波(字幕)] 8点(2015-03-09 00:33:24) |