2. アメリカン・ビューティー
はじめは何だコレ?ってかんじで途中でみるの止めようかと思った。でも最後まで見ると、なんともいえない切ないような悲しいような、ちょっとジーンときてるような、例え様のない変な気分になったので、もっかい見てみる気になった。2回3回・・・何度でも見る気になりました。レスター、妻、娘、娘の友達、隣の男、その妻、その息子、みんな悲しい。ただ、レスターがまるで我に返ったように娘の友達を抱くのを止めたところから、映画のテンポが変わる。普通の映画なら何の珍しいこともないシーンにすごく感動してしまった。レスターが愛しそうに家族写真を眺めたり、娘が幸せかどうか聞いたり、死ぬ間際娘や妻を想ったり。レスターが死んだあと余韻を長引かせることなくサッと終わるし、音楽だって泣かせる気まるでなしの淡々とした変なのだし、あとは自分で考えなって感じで、あてつけがましく無くて良い。 9点(2003-06-19 19:26:16) |