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コメント数 1725
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自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》 
さわやかな青春物の佳作。 主演の田中麗奈はいい女優だと思うが、今後もこのデビュー作を超えられないかもしれない。 台詞のたどたどしさはあるが、瑞々しい存在感が半端ない。 女優として経験を重ねてうまくなったとしても、当時でしか表現できないものがある。 きらめく水面をボートが走るシーンが象徴的。 バックに流れるLee-tzscheの「オギヨディオラ」がとてもいい。 ノスタルジックな気持ちで、なんだかせつなくなってしまう。 ラストでは、冒頭にも出てきた、廃墟になったボート部の部室。 その壁に貼られていた色あせた写真が、ぐっと胸に迫ってくる。  棒読みの役者、新入部員が悦子復帰後にストーリーから消えたなど、欠点も目に付く。 ところが、それを凌駕するだけの不思議な魅力があった。 一番輝ける時期のすばらしさ、はかなさのようなものを自分の過去と照らし合わせて懐かしむような感覚。 作品としての完成度など無視してしまえるくらい好きになった映画で、時を経て観直しても色あせない。
[ビデオ(邦画)] 10点(2012-12-17 21:02:25)(良:1票)
2.  鍵泥棒のメソッド
男に元カノが思い出の写真を返すとき、引越しで片付けたゴミ袋から探す。 もう過去のものとしている女と、その女に未練がある男の微妙な空気。 そうした小ネタにもウィットが効いている。 内田けんじ作品は、三谷幸喜を彷彿させるようなコメディで脚本が緻密。 スレ違い、勘違いでどんどん事態が思わぬ方向へ進んでいく。 都合がよすぎる嫌いはあるものの無駄なアイテムがなく伏線がすべて収束していくので、観終わったときにパズルがピタッとはまったような感覚がある。 これほど脚本のうまい映画監督は邦画ではちょっと他に見当たらないくらいで、今後も非常に楽しみ。
[DVD(邦画)] 9点(2013-06-12 00:21:06)(良:1票)
3.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
お見事。アイデアと脚本の勝利。 前半はホラーで、後半がその謎解きドタバタコメディー。 内田けんじ監督の『運命じゃない人』が頭に浮かんだ。 ラストの人間ピラミッドと、監督が幼い娘を肩車している写真が重なっているのもオシャレな締めくくり。 綿密に構成されて、完成度が高い。
[DVD(邦画)] 8点(2019-07-05 22:49:51)
4.  カサブランカ 《ネタバレ》 
これぞダンディズム。カッコ良すぎ。キザなことこの上ないが、似合ってしまうんだから仕方ない。 現実に使えば頭をパチンとはたかれそうな言葉も、映画の空気感に馴染んで心に残る。 ストーリーとしては突っ込みたくなる不自然なところはある。 職権を利用して美しい花嫁を食い物にしようとするような俗物のルノー署長が、最後は救世主になってしまうのもできすぎ。 でも、ダンディでオシャレな展開に魅了されて面白いという気持ちが勝ってしまう。  ハンフリー・ボガードのリックが生粋の伊達男なら、イングリッド・バーグマンのイルザは究極のファム・ファタール。 しかも悪意のないファム・ファタールだからタチが悪い。男はこういう女に振り回される。 イルザの夫のラズロがリックも認めるほどの立派な人物でなかったら、リックも強引にイルザを奪いにいけたのだけれど。 有名な映画だけど何か惹かれるものがなくて見る気が起こらずずっとスルーしていたが、もっと早く見ればよかった。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 23:35:40)
5.  カリートの道 《ネタバレ》 
同監督の『スカーフェイス』よりこちらのほうがいい。 生え際の後退した弁護士がショーン・ペンだとはまったくわからなかった。 薬中のイカレた悪徳弁護士を好演し、主演のアル・パチーノを引き立てている。 身内からも裏切りが当たり前のようにある汚い世界は『仁義なき戦い』のよう。 そんな中で、借りは返さずにはいられない義理堅い男カリートの不器用な生き方は応援したくなる。 カリートの夢は足を洗ってレンタカー屋になって愛する女と平穏に暮らすこと。 その夢が裏切りによって潰える最期は哀れを誘う。 悪の道にいったん浸かってしまうと抜けられない定めか、それも所詮は自業自得ではあるのだけれど。 マフィアからの逃亡劇は見どころの一つだが、追っ手が超肥満男や年くったオヤジでは間が抜けていて少し滑稽だった。 ああいうのは普通もっと若くて動きのいい兵隊にやらせるだろうに。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-12 18:14:20)(良:1票)
6.  蒲田行進曲
松坂慶子の全盛期で、そのいい女っぷりにグッとくる。 作品においてヒロインの占める割合は当然ながら大きい。 銀四郎とヤスに愛されるに足る魅力がないと成立しない話だが、松坂慶子には十分その魅力があった。 銀四郎ほど身勝手な男は虫唾が走るが、そんな男に惹かれる小夏にもじれったい思い。 舞台のようなセリフ回しとハイテンションが、あのラストにつながってなんとなくスッキリ。 ちょっと臭いところもあるけれど、作品全体に勢いがあってパワーで押し切られた感じ。
[ビデオ(邦画)] 8点(2013-02-05 20:04:53)
7.  家族を想うとき 《ネタバレ》 
貧すれば鈍する。負のスパイラルから抜け出せない家族が痛々しい。 家族のためにもっと稼ごうと独立したのに、実情は下請けとしてとことん搾取されるだけ。 見通しの甘さについては責められるかもしれないが、痛々しくて見れられない。 親が大変なときに、反抗期の息子が足を引っ張ってイラっとくる。 それでも家族を思う気持ちは根底には皆にあるのが救いだけれど、その気持ちが報われない現実が重くのしかかる。
[DVD(吹替)] 7点(2020-12-27 10:53:51)
8.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》 
1940年の古いモノクロ映画。オリジナルがさらに古くてそのそのリメイク版だった。 オリジナル版は未見だが、もともとは舞台の映画化。しっかりしたサスペンスで後のお手本になるような内容だった。 夫が怪しいのはすぐにわかるけど、それでも最後まで目が離せない。 見る前はタイトルとスチール写真でなぜか勝手にロマンティックなラブストーリーかと思い込んでいたので、良い意味で意表をつかれた。  正統派美女で思い浮かぶ歴代ハリウッドスターといえば、ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、ティア・レオーニといるが、時代をもっと遡ればイングリッド・バーグマン。その整った気品ある容姿に、思わず見入ってしまう。 主役のバーグマン以外のキャラとキャストもちゃんとハマっていて、いかにも胡散臭い新郎、仕事のできるイケメン警部のほか、小生意気な若いメイド、ヤジ馬根性丸出しのお婆さん等の脇役もいい味を出している。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-27 22:46:02)
9.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 《ネタバレ》 
子供の頃に読んで忘れていた児童書の三銃士の面白さが蘇る。 この映画では三銃士とダルタニアンの葛藤が見もの。 世継ぎや伝承者が実は双子で…てのは、マンガや映画でもよくみかける。 デカプリオの双子の演じ分けは上手かった。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2017-03-12 08:24:18)
10.  彼女が消えた浜辺 《ネタバレ》 
「別離」「ある過去の行方」で唸らされたファルハディ監督のデビュー作ということで、期待をもって鑑賞。さすがに人間描写が上手いし、サスペンス性も高くてどうなるのかと最後まで引きつけられる。 楽しい旅行が一転して修羅場になる様がリアル。勧善懲悪ドラマにあるような悪人や正義のスーパーマンは一人もいない。良かれと思ってやったことが、歯車が狂ってどうしようもない結果に。実社会でも誰の身にも起こりうることだけに、身につまされる。 ただ、ラストは後味が良くないし、尻切れトンボの印象も。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-08 10:05:53)
11.  風の丘を越えて~西便制 《ネタバレ》 
詩情あふれる映像美。朝鮮民族の恨の精神はとても好きになれないけれど、この映画ではそれを超越していた。 求める芸術のために、娘ソンファの目を奪う父の愚行。それを知っても父に恨みをぶつけるでもなく、唱い続けるソンファが健気で美しい。 さほど美形とは思えなかったソンファが、生き別れた弟と共演するシーンでは、限りなく崇高で美しく感じられた。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-05 23:09:44)(良:1票)
12.  隠し砦の三悪人
よくできたエンターテイメント作品。 敵陣包囲網から脱出する過程で何度も絶体絶命の危機に遭う。 それを切り抜けるのに、味方の百姓二人が何度も欲に目がくらんで裏切ろうとするのが娯楽性を増している。 仲間割れはこうした映画のお約束だが、人の心の変化、成長、伏線の張り方などエンタメの基本となるものがこの作品には詰まっている。 登場人物それぞれのキャラが立っているのもおもしろい。 雪姫のキャラはいいけど、ノドが潰れそうな発声で聞きづらいのが難点。
[DVD(邦画)] 7点(2013-06-14 23:18:13)
13.  ガール・イン・ザ・ボックス
これが「キャメロン・フッカー事件」の実話ベースというのが驚き。 でも、日本にも過去に似たような監禁事件はあったか。
[インターネット(吹替)] 6点(2024-06-27 00:18:20)《新規》
14.  片目のジャック 《ネタバレ》 
マーロン・ブランドといえばゴッドファーザーのイメージしかなかったので、こんな若き日の姿が新鮮だった。 敵役がいかに憎たらしく嫌なヤツかでストレスのかかり方が変わってくる。ストレスがかかるほど、嫌なヤツをやっつけたときのカタルシスも大きくなる。そういう点では、この映画は主人公の周りのヒールっぷりが良かった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-11 22:37:26)
15.  華麗なるヒコーキ野郎 《ネタバレ》 
ジョージ・ロイ・ヒル監督、ウィリアム・ゴールドマン脚本、レッドフォード主演は、名作「明日に向って撃て!」と同じタッグ。 当然期待は高まるが、期待したほどではなかった。 それでも、「明日に~」と似たような男のロマンと生き様(=死に様)の美学、全編にわたるユーモアのようなものは感じられる。 映画撮影を利用してケスラーとガチ勝負を挑むさまは、騎士や武士の名誉をかけたタイマン対決に通じるものがある。  コミカルな感じだったので、メアリーがあっさり墜落死したのは意外だった。 助けられなかったペッパーは、トラウマになっても良さそうなところだけれどそれほど引きずる様子もなく、アクロバット飛行を諦めない。 死よりも何より夢が大事ということか。少年っぽいところが憎めない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-05 00:00:16)
16.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
ヒトラーをコメディーにしたのにはビックリ。日本なら映画、テレビ、書籍を問わず面倒になりそうなことは手を出さないのが普通。最大のタブーにチャレンジしたのはすごい。 どの道ヒトラーを全否定するしか成立しないだろうなと思っていたが、その否定の仕方に見るべきものがあった。前半のコミカルな展開がゆるくて少し飽きてきたところ、後半はピリッとブラックユーモアも効いてシリアスに。 すっかり人気者になったのに、犬を殺した映像で大衆がドン引き。ところが自伝の出版でまた人気回復。そんなに単純なものではないと思うが、簡単に扇動される大衆への皮肉だろう。 現代社会に溢れる移民問題への不満が、再びヒトラーが台頭する下地になっている。ヒトラーが招いた惨劇の再来を警告しているよう。その怖さは感じさせる。 ただ、移民の弊害が自国を脅かす状態になったら対策は必要だろう。それが暴走すると民族の抹殺につながるわけだが、コントロールされた政策なら自衛手段としてやむを得ないことに思える。やたらと排外主義だと叫んで過激に糾弾するほうに違和感を覚える。 日本も不法滞在等による外国人犯罪の増加は看過できない問題で、他人事ではない。聞こえの良い理想主義で安易に移民を受け入れて治安の悪化が深刻なヨーロッパのようにならないように願う。治安が悪化してもそれを招いた連中は誰も責任を取らないのが目に見えているので。被害者のことよりも犯罪者の人権を優先する人権派が、再犯で犠牲になった新たな被害者に何の責任も取らないのと同じように。 郷に入っては郷に従えという言葉もある。中にはそんなことなど微塵も頭にないような人達が声高に権利ばかり主張して、ともすればこちらのほうが大人しく縮こまってるように感じるのは気のせいか。不用意な移民受け入れや極端な人権保護を唱える人たちが弊害を招くことで、その反動から極端な排外主義も生まれるという面もあるような気がするんだけど。 ただ、それを揶揄するようなことを映画に入れるのは、過敏かつ過激に反応する団体もあるから難しいのかも。映画としては排外主義への警告メッセージに比重を置いてるとは思うが、手離しで賛同できないところも残った。
[DVD(吹替)] 6点(2017-10-10 21:39:44)(良:1票)
17.  華麗なるギャツビー(2013)
レッドフォード主演のオリジナル版は、ヒロイン役の女優に男を振り回すほどの魅力をまったく感じなかった。このリメイク版では、そこがずいぶんマシになったので、その点では違和感なく楽しめた。その反面、デカプリオの主人公は、レッドフォードに比べると底が浅い印象を受ける。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-05 23:06:28)
18.  眼下の敵 《ネタバレ》 
双方有能な指揮官による、敵の手の内を探りながらの知能戦。 艦長同士が戦いの中で生まれる互いへのリスペクト。 できる者はできる者を知る。 特に、戦闘前までは味方に素人扱いされていたアメリカ側駆逐艦艦長の、爪を隠していた鷹っぷりがカッコいい。 知将同士の好敵手である戦国武将のような、死闘を繰り広げた後のボクサー同士のような、殺し合いなのにフェアで爽やかなものが感じられる。 戦争はもっと残忍で陰惨なもので、こんなわけにはいかないんだろうけど。 殺伐とした争いの世界でも、せめてこうした人間性を失いたくないという願望が見える。 双方の艦長ともにこの戦争には決して前のめりではなく、厭戦気分さえ感じられる。  ドイツ軍を敵として一方的に悪く描いてはいないのが良い。 ただ、潜水艦でドイツ人同士が英語で会話しているのはかなりの違和感。 アメリカの観客に気を遣ったのだろうが、字幕にすれば済むことなのに。 戦闘シーンは、この時代の映画にしては火薬も本格的に使ってリアルな迫力があった。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-11 02:22:56)(良:1票)
19.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 
反発していたマクマーフィと婦長がわかり合えるストーリーかと思っていたら、結末がロボトミーとはまったくの予想外。 そいつが一人いるだけでグループが良い意味でも悪い意味でも変わってしまうような存在。 マクマーフィがそのタイプで、他の患者たちは人間性を取り戻したかのように生き生きしてきたのだけど。 出る杭は打たれる。 既存の秩序を破壊する異端者は抹殺されるのが習い。 精神病院の非人間的な管理体制の怖さがじんわりとくる。 ラストに大男のチーフが、マクマーフィのやりたかった形で脱走したのが救い。  婦長の淡々とした管理と融通の利かなさが、強圧的に大声を張り上げるようなステレオタイプではなくて、やけにリアルだった。 ジャック・ニコルソンもハマリ役。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-16 01:09:30)
20.  カジノ
エースとニッキーのナレーションが交互にラストまでずっと続くので、さすがにこの演出はうるさく感じられる。 シャロン・ストーンのあばずれ悪女っぷりが見事。 デニーロとジョー・ペシもさすがの安定感。 エース、ニッキー、ジンジャーの三人で、映画の半分くらい口ゲンカしている感じ。
[ビデオ(吹替)] 6点(2014-04-26 22:13:47)
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