21. 壁の中に誰かがいる
扱ってるテーマは非常に深刻なもので、ビデオジャケットの方も髑髏が映ってたりと結構シリアス系なホラーかと思いきや…なんなんでしょうね、これは?って感じの映画。児童虐待のシーンや殺人シーンのグロテスクさはまさに“ホラー”な感じでなんですけど、実際見てみると実はホラー・コメディでした~といった感じ。これの元ネタというのが「ツイン・ピークス」らしいので、ツイン~を見てない自分としては「こんなで本当に判るんかいな?」といった感じだったんですが、元ネタというよりはキャラクターをそのまま持ってきたという感じなんで、ツイン~を見てなくても十分楽しめました。まあ、コメディともシリアスともとりがたい中途半端な出来、という感じもするんですが、個人的にはこの中途半端さとぶっ飛びすぎた登場人物で充分楽しませてもらいました。でも、本当に、なんなんでしょうね、これ?(笑) 7点(2005-02-03 17:37:35) |
22. カーツーム
1881年、スーフィーのムハンマド・アフマドがエジプト支配の打破とイスラムの改革を唱えマフディー(救世主)教団を組織し、ジハード(聖戦)を開始したのが“マフディー教徒の反乱”で、この映画はその戦いの決め手となったカーツーム(ハルトゥーム)の戦いをチャールトン・へストン、ローレンス・オリヴィエの2大スターがそれぞれ英国将軍、マフディーに扮した一大スペクタクル史劇です。全体としては、食料運搬のシーンや最後のカーツーム陥落のシーンなど、迫力の戦闘シーンも随所にありますが、今までの史劇スペクタクルの娯楽映画というよりは説明映画というような印象を受けます。ヘストン、オリヴィエともに深みのある演技をしてますが、個人的なことを言えばヘストンの髭とオリヴィエの“顔黒”は似合わないなぁと思いますが、スーダンの内乱という史実を知る上では充分に良い作品だと思います。 7点(2003-12-31 03:05:22) |
23. カードキャプターさくら
以前単行本を買って帰ったら、次の日にそれらが全て姉貴の部屋に行ってた、という、俺にとって謎のいわくがある作品です。元々の原作も定評があるラブコメなんで、内容は充実してるし、ちょっとしたギャグも結構入っていて見ていて楽しいです。この話は勿論オリジナルですが、キャラも原作のイメージを崩さず、またオリジナルのキャラも魅力的で、知識が無くても十分に楽しめます。ちなみに、今回は出てきてませんが、“タイム”というカードを使うところを見るとでかい声で「ザ・ワー○ド!!」と叫びたくなります。 7点(2003-10-24 03:06:17) |
24. カリギュラ
本名はガイウス・ユリウス・カエサル・ゲルマニクスといって、カリグラ(カリギュラ)とは彼が幼少の時に軍隊が付けたあだ名で【兵隊靴の坊や】という意味です。見ての通り、マルコム・マクダウェル、ピーター・オトゥール等の一流のスタッフを動員した歴史ポルノ大作ですが、実際のカリグラ帝も即位後すぐに患った大病によって精神を冒され、その後溺愛していた妹の死によって狂気がさらにエスカレートした狂人だったので、このような作品になるのは当然だし、その点については上手く彼の狂行を表現できてると思います。この後、彼の妹の(小)アグリッピナが、後に暴君としてその名をとどろかせるネロを生んだというところが、歴史の面白みを物語っていますね。 [DVD(字幕)] 7点(2003-06-29 02:33:55) |
25. ガメラ 大怪獣空中決戦
映画館で見たけどものすごい迫力で、凄く面白かった。個人的にはゴジラよりもガメラの方が好き。 7点(2003-06-01 03:07:50) |
26. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
話によると“鉄仮面の男”は実際は双子の兄弟ではなく、おじさんらしいです。映画のほうですが、俺ははっきり言って、ディカプリオは嫌いです。しかし、話題になったので見ました。仮面の男と三銃士をセットにしたあたりはいいと思うんですが、三銃士(俺はクリス・オドネルのヴァージョンしか見たことないんですが)を見た後に見たので、「確かダルタニアンはコンスタンスという女官と結ばれたのでは?というか王女はルイ13世のことが好きだったはずじゃ…」と思ってしまいましたが、まあ作品自体別物なのであえて気にしない事にしました。人間の片隅にも置けないような冷徹な兄と、清らかな心をもつ弟の二役を演じたディカプリオには、嫌いといえども敬意を表したいと思います。最後の言葉、「私の相談役、まことの友人だ」というセリフには、フィリップの心の優しさ、清らかさが滲み出ていると思います。最後の説明で、その後ルイ14世は国民に食料と平和をもたらし、フランスで最も偉大な君主としてたたえられたとあるんですが、実際は度重なる戦争で財政衰退のきっかけを作った張本人なので、そのギャップに少し悲しいものを感じました。 7点(2003-05-25 23:14:40) |
27. 感染
《ネタバレ》 最近のホラー映画はみんな白装束の幽霊(又は子ども)に支配されている中、久々にそれ以外のテーマで、しかも面白いと思える作品でした。所々消化不良な部分もあったり、意味不明な部分もありましたが、老朽化した病院、崩れゆく人間関係、今までに見たこともない症状を引き起こす奇病などが一層精神的恐怖を煽ってくれますし、佐野史郎扮する赤井医師も不気味な雰囲気を醸し出していて良いです。厳密に言えばホラーではなくサスペンスということになるのでしょうが、久々に「日本もやれば出来るじゃん!」と思った作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-23 00:03:40)(良:1票) |
28. 下弦の月 ラスト・クォーター
えっとですね、他の皆様が仰るとおり、“世界一長いHYDEのプロモ”ってのに賛成です。まあそれだけ重要な役って訳なんですけどね。演技の方は、まあ本業の俳優でもないのでまあ大目に見ましょう。それから↓Ronnyさんの仰るとおり、アダム役にデヴィッド・ボウイってのは正に適任って感じですね(笑)。映像の方も何処となく暗くてまた幻想的だし、話のほうもなかなかいいと思います。でも、一番よかった事といえばやはり“珍しく殺気を放っていなかった栗山千明”が見られたことですね(笑)。 6点(2004-10-28 18:45:45)(良:1票) |
29. 監獄ロック
熱狂的なエルヴィス・プレスリーの信者からには物凄い名作とされているのかもしれませんが、プレスリーのファンでもなんでもない僕の目から見ればいたって普通の映画でした。いや、恐らく誰が見てもそう映るかも(笑)ストーリーはよくあるサクセス・ストーリー+友情、挫折等の青春映画ですし、エルヴィスはお世辞にも“演技派”とはいえないですが、やはり歌を歌うシーンは本業が歌手であるために普通よりは気合入ってます。映画としての評価は5点がいいところでしょうけど、各所に挿入されているエルヴィスの歌と、主題歌でもある「監獄ロック」があまりにもいい味だしてるので総評は6点とさせていただきます。 6点(2004-07-13 03:50:22) |
30. カサブランカ
「君の瞳に乾杯」はここから始まったんですね。テーマソングの【AS TIME GOES BY】や、男女間の恋愛模様、ラストで霧の中に消える2人の男など、後世に語られる映画として充分にいい映画。 6点(2003-11-23 03:27:38) |
31. 仮面学園
栗山千明が好きだから見たって…ただそれだけの映画。別にどーでもいい映画だったし、期待もしてなかったので、それが良かったのか、結構楽しめて見れた。前半、あんなオカルティズムな事仄めかしてたのに、結局は人間が犯人だったのはガッカリだったけど、それでもまあマシなモン。これよりつまんない映画なんて沢山あるよ。だけどどんなつまんない映画でも栗山千明が出てるなら最低でも5点はつけるな!…すいません、そんなに軽く映画見てはないですよ…つまんないものにはそれなりの評価はしますよ…1~2点くらいはプラスしますけど。 6点(2003-05-22 00:10:19)(良:1票) |
32. 勝手に逃げろ/人生
《ネタバレ》 バカなんでよくわかりませんでしたパート3。 冒頭からかなり攻めた性描写にはんぶん笑い、でもどんな顔して観ればいいんだろう、と思ってしまいました。 話自体は分からないようでいて比較的わかりやすかったと思います。 ただとにかく海岸沿いの景色や木々の間を自転車で滑走していくシーンが奇麗なのでそれだけで観て良かったな、とか思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-04 20:10:06) |
33. ガートルード
《ネタバレ》 正直なところ一番かったるかったです。 長回し、セリフというか感情の起伏がほぼないままに最後までいくので「ストーリーで楽しむ」というよりその構図や会話を楽しむようなものだと思っているので、最後まで見ても「結局なんなんだよ!」と思ってしまいました。 ただ、中盤からの展開はなかなか良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-29 00:22:04) |
34. 監幽 KAN-YU <OV>
《ネタバレ》 えっちなの目当てで観ました(笑) その実、えっちな要素はそれほど高くありませんでした。ただ、それを売りにしてるので観る前はもっとヘロヘロなものを想像してrたのに、意外とまともにつくられていたのでびっくり。 廃屋の感じだったりがチープですが、変に小綺麗じゃない分自分は結構雰囲気出ていたと思いますし、素っ裸の幽霊が遠巻きにボーッと突っ立てるのも「イット・フォローズ」とかでありましたが、後半に行くにつれて不気味さが増して言ったのでよかったです。 まあ、それ以上に、ラストの「女の子と一方的におまぐわいになるために律儀に順番待ちしているゾンビ(幽霊?)」の画がシュールすぎて全部吹っ飛んでしまうんですけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-10-08 00:51:42) |
35. 彼女が水着にきがえたら
あ、すいません、これはパスの方向で(爆)原田知世は良いんですが織田裕二の「俺が主役ですと言った感じの態度が個人的に嫌いなんで、どうしても好きになれないんです。それに話のほうも恋愛ありアクションありサスペンスありと盛りだくさんな訳ですが、やっぱり真夏の海を舞台にしてる割には「久しぶりに海に行きたいなぁ」という魅力がイマイチ伝わってきませんでした。残念ながらスキーには敵いませんね。5点。 5点(2004-10-23 23:05:06) |
36. 叫ぶ頭蓋骨
いや~つくづく「俺ってコア~なモンばっか見てるなぁ…」と思い知らせてくれる作品。果たして何人がこの映画の存在を知っているだろう…?遺産目当ての夫が骸骨を使って妻を苦しめるが、以前に殺した元妻の骸骨に本当に苦しめられる…という超C級映画。骸骨もいかにも偽物と判るし、ストーリーもありきたり。だけど、なぜかこういう作品に惹かれるんだよなぁ… 5点(2003-11-01 03:04:14) |
37. Cut カット!(2000)
バーニングのクロプジーとスクリームのゴーストヘッドを足して2で割ったような(要はマスクを被った鋏男)殺人鬼が登場する、一種のスプラッタ。CGを使わずに昔ながらのメイクで勝負してるんで、最近の作品にしては根性入ってる。とはいうものの、それほどグロいというわけでもないんで、スプラッタものが初めての人にはうってつけの作品。 5点(2003-09-29 17:54:46)(良:1票) |
38. 火山高
脚本というかストーリーは本当になきに等しいし、設定も凄まじい。主要キャラは、お前らなんでそんなに飛んでんだよ、というほど飛びまくってる。その点は、仮想現実内だから何でもアリの“マトリックス”より凄まじいし、みんな波動拳というかかめはめ波というかを撃ちまくってる。ただ、確かに“バトルロワイアル”より凄まじい闘いっぷりをしてくれる。でも、格闘を期待して見たのにあまり肉弾戦がなかったこと、CG技術やワイヤーアクションは頑張ってるけど中盤が凄くだるいからこんなもん。 5点(2003-06-23 00:42:51) |
39. 回路
パソコンのディスプレイに映る霊界からの画像はいい味出してると思うんだけど、それ以外はあんまりパッとしないし、怖がらせようとしているのにそれが空回りしているような気がする。ラストは話が広がりすぎてるし、全然怖くない。 5点(2003-06-08 21:24:35) |
40. 学校の怪談3
ホラーというジャンルにして良いのか怪しいところですが、例によって怖くは無いです。まあ、暇つぶし程度にはなるかな…と。 3点(2003-12-08 01:40:45) |