81. 怪獣総進撃
《ネタバレ》 たくさん怪獣が出てくることを売りにしたようだけど、つまりはネタ切れの裏返しね。顔は見えるけど参加していない怪獣がほとんどで、特にバランはミニチュアしか見えなかったような…。怪獣島というところに集められて「コントロール」されている設定はこの後も尾を引き、ゴジラは孤高の存在では無くなった。キングギドラもただのやられ役に落ちぶれて、ファンとしては心が痛んだ。そう言えば、子供の頃に買ってもらった怪獣カレンダーに怪獣たちと共にSY-3が使われていたのを思い出した。あのデザインでも東宝としては自信作だったのでしょうね。それにしても、キングギドラはずっと空中から光線で攻撃していれば楽勝のはずなのに、なんで地上に降りてくるんだろうと子供心に???でした。 [映画館(邦画)] 4点(2008-11-19 00:29:53) |
82. 怪獣島の決戦 ゴジラの息子
ゴジラの顔が出目金のような造形に変わってカッコ悪い。息子の方もお世辞にもかわいいとは言えず、どちらかと言うと醜悪。人間らしい仕草で息子の面倒を見るゴジラは、またひとつキャラを崩す。昆虫系の怪獣は投げつけられるときに重量感がゼロになるのが難ですな。そんな怪獣たちの凋落とは別に、人間ドラマの方は頑張っていた。このキャストは豪華ですよ。ウルトラQの一平ちゃんも出てました。前田美張里のボンドガールのようなスタイルにプラス1点。 [映画館(邦画)] 3点(2008-11-19 00:06:17) |
83. 怪獣大戦争
伊福部昭氏が作ったゴジラ音楽のなかでは、この作品のテーマである怪獣大戦争マーチがいちばん好きだ。日本の怪獣映画を旋律とテンポで表現しきっています。でも、最近知ったことだけど、このテーマはゴジラ第一作ですでに使われていたりしますね。前作に続いて登場のキングキドラは、今作の方が良く動いていたと思う。SF作品として、当時としては頑張って特撮していた方なのだろう。ちなみに「2001年」が公開されるのはこの作品の3年後。ラドンが暴れるシーンに「空の大怪獣ラドン」の映像が使いまわされていたような…。悪しき慣習がこのときに始まったのかも。 [映画館(邦画)] 6点(2008-11-18 23:40:18)(良:1票) |
84. 隠し剣 鬼の爪
観た当時は「たそがれ清兵衛」と印象がかぶった。田中泯はやっぱり存在感がある。 [DVD(邦画)] 6点(2008-10-22 02:25:55) |
85. 風の谷のナウシカ
宮崎アニメのオリジナル劇場長編の第一作にして最高傑作と位置づけている。扱っているテーマはもの凄く巨大だが、設定・ストーリー・キャラクターといった映画の構成要素を緻密に絡ませ、納得のできるエンディングまで描ききる力技は、宮崎監督の当時の制作に対する熱意と意欲を如実に物語る。おおばばさまの「その者、青き衣を纏いて金色の野に…」というシーンでは大泣きした。興行的には「魔女の宅急便」を境に宮崎アニメはブレークすることになるが、作品的には「カリオストロ」から「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」までが抜けていると思う。 [映画館(邦画)] 10点(2008-10-20 00:39:14)(良:3票) |
86. 監督・ばんざい!
最後まで観るのが苦痛だった。何がやりたかったんだろう? 適当、という言葉が自分の印象です。お金払って観てたら怒りのコメントになったと思います。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2008-09-23 10:52:45) |
87. 完全なる飼育
《ネタバレ》 結末がある程度予想できた映画だった。主人公が少女を拉致する動機がもうひとつ伝わってこなかった。台詞では「完全な愛」とか言ってたかな。この映画のお話の中では表現できてないよね。 [DVD(邦画)] 6点(2008-09-08 22:43:18) |
88. 華氏911
こういう映画は点数つけにくいですね。問題意識をもって時事に取り組め!って意味なら分からないでもないけど、語り口が強引すぎてちょっとシラケるところもありました。もしブッシュが作者が主張している通りの人物だとしたら、世界一の悪者でしょう。でも、まだ大統領やってるんだよね…。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-08 21:15:25) |