1. かがみの孤城
《ネタバレ》 感動まではしなかったですが、いいお話だと思います。 他の方も言われてるように孤城自体のファンタジー的な魅力あるシーンは確かに少なかったように思います。 でも現実世界への処方箋みたいなストーリーなのでこれもありだなと。実際に色々な境遇を抱えている子達は多いだろうから、 もし一人でも勇気付けられた子がいるのであれば製作者冥利に尽きるでしょうね。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-03-06 17:21:52) |
2. 壁女(2015)
《ネタバレ》 あらすじだけみて、これは「笑ゥせぇるすまん」的なお話ねと思いバッドエンド確定だなと決め付けて鑑賞したわけですが、 そういう意味では割とバッドでもなかったなと。結局は元の自分に戻ったってだけで。 一番の盛り上がりは壁の穴にブツを差し込むシーンですかね。なんてシュールなんだろう、て思っちゃいました。 あの壁の穴に額縁をかけて自分の作品にして終わるアイデアは粋だなと思いました。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-02-20 16:16:02) |
3. 家族ゲーム
《ネタバレ》 奇妙さがクセになる、不思議な魅力を放つ作品です。 あらゆるセリフがいちいち面白いです。どれをあげても構わないのですが、個人的には目玉焼きの黄身を指して 「こんな硬いんじゃチューチューできないじゃないか」と抗議するセリフがツボに入りました。 そして最後の晩餐です。一列に並んでガツガツ食ってどんどん壊れていく。 シュールさがしっかり笑いになる。なかなかこんな作品ないです。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-13 15:06:54) |
4. ガール・イン・ザ・ボックス
《ネタバレ》 実話をベースにした作品とのことで興味深く拝見しました。 監禁者の映画は多くありますが、本作は調教と言いますか、 自分にひたすら従うだけの存在にどのようにして仕立て上げたかにスポットが当てられています。 そういう中で、タイトルにある箱の中に閉じ込めるという手段も取られている。 なんとも自分勝手な犯人ですが、完全に拘束し続けるのでなく、洗脳した上で 一旦家に帰したりちょっと変わってるんですよね。 あかんとわかりつつズルズルと関係を続けてた嫁さんの心情も気になるものがありました。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-01-14 10:01:46) |
5. カーム・ビヨンド/漂流者
《ネタバレ》 終盤になって組織との戦闘があり面白くはなったものの、全体としては少々長く感じてしまいました。 香港の街を大波が瞬時に襲ってこのようになったという設定なのですが、あらすじ見ると台風によるものだとか。 どれほどでかい台風ならこうなるんだろうと考えちゃいますが、水中生物とやらは一体何なのでしょう? 浸水する以前の香港でのキラキラした思い出との対比が印象的。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-06 10:30:08) |
6. 烏 カラス
《ネタバレ》 B級映画でも、すごく大真面目に作っていておふざけ無しなのでその点は好感が持てるのですが、 本作を見ていてやっぱりヒッチコックの鳥はすごかったんだなって思いました。 40数年以上経っての作品なのに、VFX的には差異がなくて鳥がたくさん飛んでるシーンの合成感はどうにもそのまんまです。 ストーリーもあまり面白くはなかった。映像的に難しいところにあえて挑戦した気概は買いたいです。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-12-16 15:30:51) |
7. ガンパウダー・ミルクシェイク
《ネタバレ》 バレエのような戦闘シーンが見ものです。 なんでこの男たち、こういう時に銃持ってないのとか思っちゃったりもしますが、まぁとにかく格好良ければ良いのです。 麻酔か何かで手の自由が効かない状態で3人組と戦うシーンが一番ツボでした。 スタイルとしてはジョンウイック風で既観感もありますが、話は分かりやすくてよろしい。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-31 09:21:29) |
8. ガール・イン・ザ・ベースメント
《ネタバレ》 実話とのことで、実に悍ましい限りですね。 あんな地下室に20年も閉じ込められ。あんな仕打ちを打ち続けていたら、 自分なら正気を保てないと思います。 なぜ父親はあんなことをしていたのでしょう?さっぱり理解できません。 因果関係の話を度々してましたけど、その原因と結果がきちんと辻褄の合う、 完全にコントロールできる家族を一から作りたかったのかしら? まぁとにかく、彼女の第二の人生、そして子供たちの将来が良きものとなることを願ってやみません。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-23 10:55:50) |
9. 学園広場
《ネタバレ》 勇者の帽子とかいう謎の風習をめぐるしょうもないお話ではありますが、 ヌード画についてこの街にはふさわしいか相応しくないかだの、女学校の生徒たちが帽子についての快活な意見であったり あとはアベック歌合戦?とかいう催し物とか、この時代の男女の青春を窺い知れるほんわかコメディだなと思いました。 バイクとトラックの追いかけっこシーンの編集はシュールすぎて面食らいましたけど(笑)。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-06-23 14:06:21) |
10. カラダ探し
《ネタバレ》 音楽の付け方であったりホラーの演出であったりはよくあるハリウッド的定型的な作り方をしてるんだけど、 中盤あたりから高校生たちはあの世界に慣れてきて、対処の仕方をいろいろ考えて、サクッとやられてさぁ次行ってみよ〜みたいなノリになっていく。 しまいには海辺ではしゃぐシーンですよ。あのあたりから「あれ、自分は何の映画見てたんだっけ?」と思うぐらいに雰囲気が変わってくる(笑)。 なので全体を通して、定型ホラーの持って行き方とキラキラ青春ラブストーリーのサンドウィッチ構造みたいな 独特なスタイルを放ってたなぁとそれが印象的でした。 それと赤い人。進化系貞子みたいな感じですごく良かったです。第二形態のバケモノ感も良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2023-12-14 12:21:43) |
11. カイジ ファイナルゲーム
《ネタバレ》 前2作は面白かったのでそれなりに期待してたのですが、本作は正直微妙でしたね。 巨大な秤のセットが凝ってて、おぉすごいなぁと思ったのですが、ほぼそこのシーンで尺が占められてましたね。 そんで終盤はジャンケンというね、なんだか全体としてのバランスに欠ける印象でした。 あと悪い意味で舞台的な印象で、吉田鋼太郎さんのキャラがすごく胡散臭い。 最初から最後まで、ストーリーの解説を互いにみんなして早口大声で喋りあってるという感じなんですよね。 登場人物たちが内面から発するセリフっていうより、ひたすら解説をしていくだけのセリフという、 なんだか不思議な印象を持つ映画です。そんなわけで最後のセリフは自分のキャラのセルフパロディでしたね(笑)。 まぁそれだけは面白かったですが、あのラッキーガールがあんなふうに裏切ってくるのはちょっと悲しかったな。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2020-11-14 21:49:33) |
12. 架空OL日記
《ネタバレ》 ドラマ観てないし予備知識もないのですが楽しめました。 ちゃんと笑える上に、普通は聞いてて嫌になる人の陰口も面白くする稀有な作品ですね(笑)。 それにOL達のささやかな世界観が実に小気味良かったです。 あと、みんな演技がすごくナチュラル。OLの更衣室にお邪魔してるような感覚があってグッドでした。 [DVD(邦画)] 7点(2020-10-13 12:09:28) |
13. 仮面病棟
《ネタバレ》 割と楽しめました。 感の良い人は前半でわかっちゃうかもしれませんが、私は深読みせず鑑賞していたので結果オーライでした。 まぁもちろん、粗と言うか疑問もあるんですけど、細かいことを言わなければ、ミステリーとしては王道な作りです。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-09-28 15:36:09) |
14. ガールズ・ステップ
《ネタバレ》 なかなか良かったですね。 同じクラスの中で、友達をとるか部活をとるかみたいな葛藤とか、仲間外れにされたくないとか、 すごく共感できるんですよね。あぁ学生時代ってこういうのあったよなぁって。 ダンス教えてる先生もまた似たような過去があって、どんな人もみんなそういうのあったんだよ、みたいな 流れがとても良かったと思います。 不良少女の子やガリ勉の子などキャラも立っていて、演技もそれなりに良かった。 そしてラストのダンスシーンも巧かった。人としてもダンスも、しっかりと成長を感じさせる作品でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-20 19:01:48) |
15. 華氏119
《ネタバレ》 相変わらず、政治エンタメとして面白かったですね。 マイケル・ムーアの映画は毎回観てますが、変わらないものと、変わってきたものとあって、 華氏911の時と比べると銃規制の話とかは変わってないし彼の信念も全然変わってないんだけど、 本作はだいぶペシミスティックな感じが伝わってきて。それはなぜかと言うと、ムーアだから当然反トランプ&共和党なんだけど、 後半からは民主党の現体制やオバマまで批判してるわけです。 それで、多くの人が失望や諦めに入ってきて、民主主義が揺らいでる、みたいな話になっていく。 それですごくペシミスティックなんだけど、でも逆に若い人たちに希望を見出す、と言うようなラストになってく。 そうですね、つまるところ特にアメリカの場合は政治にお金がかかりすぎるし、最初の候補者選びの段階でも党の意向があるし、 あと何より右とか左ってのがすごく曖昧になってきたと。トランプ氏はレイシズム的だったり金持ち優遇だったりする一方、 民主党よりリベラルなことを言って民主党候補者をこき下ろし支持者もプア系の人が多い。彼らの雇用を生み出すってのが強み。 それでもう対立軸がよくわかんなくなってきた。以前のようにわかりやすい時代では無くなってきた。 非常に混沌としてきたと言うのはあります。混沌とした中では、ストレートな物言いの人が好まれる。 トランプ氏みたいなの人はパッと出てきたわけでは無くて、やっぱり既存の反動みたいなのがあって、 「もう理想論や綺麗事は聞き飽きたよ。そんなことより職くれよ」みたいな人がたくさんいるんだろうと思います。 ムーア作品を見てその正論さに共感を感じると同時に、言いようのない遣る瀬無さを感じてしまうのもそのへんにあるのかなと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2019-08-30 18:23:55)(良:1票) |
16. がっこうぐらし!
《ネタバレ》 序盤、みんな大根だなぁと思いながら鑑賞。 なんの知識もなしに観たので、最初は普通の青春学園ものかと思いきや実は学校に住んでますって流れになって、 え?と思いながらもああそう言う学習体験なのねと理解した途端今度は突如ホラーになって、ゾンビ徘徊シーンが出てきて、 実は妄想です的なシーンが出てきて、最初の時点でほんと何なのこれはって感じだったんですが。それもすぐに内容を理解。 アイドル学園もの、学園ゾンビもの、そう言うのはたくさんあるけど、学校を卒業するまでの思い出と旅立ちを描く 青春ゾンビものというのは他に見たことがなく、そういう意味では楽しめました。 何というか、色々とツッコミどころも多く、一つ一つ指摘してたらきりがないぐらいなんですが、 そういうのも含めて楽しんで見ていれば案外いけるのかなと。不出来を楽しむ、とでもいうのでしょうかね。 温かい目で見れば。何とも不思議な作品でした。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2019-08-14 00:43:50) |
17. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 なんの予備知識も入れずに観たのが良かったですね。 序盤、クサい演技とよくわからん展開のゾンビ映画が始まる。 それでもずっと長回しで、役者さんたちよくもまぁ全部覚えてやってるなぁと感心しながら観てると、 30分少々でエンドクレジット。え?これで終わり!?と思っていたら、展開がガラリと変わり、、、。 ゾンビ映画内で起きてた事実が明かされ、そういうことになってたのかぁと。 なんだかメタ映画みたいな展開で面白かったです。 私は映画学校に通っていた過去があるので、その頃のことを思い出しました。 映画は見るのは簡単ですが、作ってる現場は地味で泥臭い肉体労働の世界です。 そしてみんなの力で作る、誰か一人欠けてもできない。 人間ピラミッドでカメラ持ち上げるシーンはそう言うのを端的に表現してましたね。 [レーザーディスク(邦画)] 7点(2018-12-18 20:27:31) |
18. 華麗なる激情
《ネタバレ》 そういえば、こう言った芸術家の生き様を描く映画はあまりなかったなぁと興味深く拝見しまた。 言わずと知れたミケランジェロをチャールトン・ヘストンが完璧に演じきっております。 金と権力の持ち主の僕として仕える当時の芸術家のポジション、芸術と宗教の関係や考え方、 内容的に深く、示唆に富んでおりました。 天井画について今まで何も考えてなかったけど、確かに天井に一から描いていくわけだから、 体勢もきついし体もしんどいし大変だったろうなと。顔も身体も絵の具まみれになってたけど、 ほんとあんな感じだったんだろうなと痛感しました。 そして教皇とミケランジェロのなんともいえない関係。 2度クビにしたけど最後にはわかりあう。壮大な天井画に負けない、大きな絆を感じましたね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-30 00:12:21)(良:1票) |
19. 紙の月
《ネタバレ》 平凡で地味ながらも転落していく銀行員を宮沢りえが見事に演じているし、 何よりやはり小林聡美さんの巧さが際立ってましたね。素晴らしい女優。 彼のためにってのがあったのかもしれんけど、最初はちょっとした手付けが最終的には数千万て金額になっちゃう。 顧客のお金に手をつける行員のニュースは定期的にありますよね。 それぞれ事情は違うのかもしれませんが、そういう人たちの背景を少しだけ考えるきっかけにはなりました。 終盤の唐突な疾走劇はちょっと面食らいました。 それと、イケナイ事をしてる時になり出すダンスミュージックみたいなBGMはベタすぎてなんだかダサいです。 付随音楽のセンスはもう少し考えて欲しかったです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-04 18:06:24)(良:1票) |
20. 快盗ルビイ
《ネタバレ》 実にのほほんとした映画。みんな本当に若い!真田さん若い頃はああいう顔だったんだなぁ。 そして懐かしい俳優さんを何人も見かけ、なんだか感慨深いものがありました。 こういうストーリーだからなのか、初々しい演技もなんだかあまり気にはなりません。 ただ、出られないトイレ&バスタブで髭剃って風呂入るってさすがに謎すぎます(笑)。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-01 20:34:38) |