1. 借りぐらしのアリエッティ
《ネタバレ》 実は床下には小人が住んでいて、人間の物を借りながら暮らしている・・・。おもしろそうな話だと思って、娘と楽しみに映画館へ。でも残念ながら期待にはこたえてもらえなかったというのが正直な感想。それどころか不快ですらある場面がちらほら。なぜお手伝いのハルさんはあんなにも小人捕獲に必死なのか。ちょっとおぞましさすら感じる執着心で、話の流れの中ではそれがあまりに唐突すぎて説得力がない。あと、ショウがアリエッティに「君たちは滅び行く種族なんだ」と話すシーン。不愉快すぎてたぶん私の眉毛はつり上がっていたんじゃないかと思う。あんなこと言わせる必要があったのか?そんなこと言われて2人の間にはたして友情など成立するかね?そして全編を通して私の頭を離れなかった事。「借りる」っていうのはあとで「返す」ってことだよね?これは完全に失敬しているわけだから、「借りぐらし」じゃないよなー。ひねくれた考え方でしょうか?でも、こういう矛盾点が気にならないのが「いい映画」。気になったら終わりです。 [映画館(邦画)] 5点(2010-08-30 13:25:40)(良:1票) |
2. カンフー・パンダ
《ネタバレ》 最近のドリームワークスのアニメははずれることが多かったので期待していなかったけど、今回はなかなかおもしろかった。アクションシーンは迫真モノだったし、ストーリーもよく出来ていたと思う。子供向けとは思わない。連れて行った子供達より、私の方が楽しんでいたと思うし、パンダのポーは子供が期待するほどカワいくはない。しかし、何故にアヒルの子がパンダ?そこに意味づけが欲しかったなぁ。 [映画館(吹替)] 7点(2008-08-08 11:09:37) |
3. 崖の上のポニョ
とにかく深く考えない方がいい。どんなメッセージを伝えたかったのかとか何に対する警鐘なのかとか、考えて観るべき映画ではなく、もっと直感的に楽しめる映画かどうかが大事なのでは。子供達も最後まで飽きずに観ることが出来た。そこのところが大事だと思う。「おもしろかったね!」という思いが残れば、そこから子供も大人も、何らかのメッセージを受け取ったことになるだろう。ただ、タレントを起用するのをもうそろそろやめていただきたい。別にタレントのネームバリューに頼らなくても、宮崎アニメならちゃんとお客さんは集まるでしょう。 [映画館(邦画)] 7点(2008-07-28 11:50:15) |
4. カサノバ(2005)
どうって事のない映画です。ただ、ヴェネチアの町並みは美しいし、衣装もセットも豪華絢爛で、なによりもフリフリ衣装のヒース・レジャーがかっこよく、目の保養にはピッタリ。特典映像で、ハルストレム監督が「自分にとって一番の大作」みたいな事を言ってたけど、それって金かけたって意味?もっと心にじぃぃんと響く作品を撮って下さい。いい監督なんだから。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-23 23:02:36) |
5. カーズ
さすがにCGの技術はすばらしい。近代的なサーキット、広大なアメリカの大地、古びたアメリカの田舎町。「絵」とは思えないクオリティです。でも、なーんか話がなー。わりと単調というか、改めて「おおっ!」っていう驚きや興奮にいまいち欠けるような気がして。こんな点数になってしまいました。 [映画館(吹替)] 6点(2006-11-23 22:01:39) |