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1.  かもめ (2018) 《ネタバレ》 
舞台っていうのは苦手なんですが、ロシアを代表する劇作家ということだけ知ってるチェーホフの四大戯曲のひとつということと、 シアーシャ・ローナンが出てるということで鑑賞。 映画としてのこの作品に関して、良いとか良くないってこともはっきりわからないんですが、出てくる男たちは優柔不断というか、シャキッとしてなくて 女たちは男がいないと生きていけないって感じで、共感できる人はひとりもいない。 始終、あーだこーだ、どーだこーだの井戸端会議的な会話劇みたいな。たぶん主役であろうコンスタンチンは死んだのかどうか、死んだとしたら理由はなんだとか、結果もはっきりしないのよ。とにかくアネット・ベニングはさすがの貫禄と演技でした。 ブライアン・デネヒーは2020年に亡くなったんですね、巨漢で強面の印象的な名バイプレーヤーだったと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-10-03 13:08:10)
2.  カセットテープ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
まさかペット・ショップ・ボーイズの曲で始まるとは思わなかった(笑)まさに80年代イギリスを代表するアーティストですね。 10代のジャベドがザ・ボス=ブルース・スプリングスティーンを知らないのは仕方ないか。 私もスプリングスティーンの曲だとわかるのは「ハングリーハート」「ボーン・イン・ザ・USA」「ダンシング・イン・ザ・ダーク」 この3曲くらいなんですが。 この映画を観て、スプリングスティーンの曲の労働者や若者の代弁者というようなメッセージ性に今さら感動。 曲にのせてパキスタン移民のジャベドと家族、周囲の人々との関わりや差別偏見、こういったものが重くなく暗くならずバランスよく描かれていまして、 それまでの閉塞感から解かれるところなんてもう爽快で解放感で見てるこっちもすっかり気持ちが軽くなるんです。 文句なしの青春、成長映画の秀作だと思います。 グリンダ・チャーダ監督というと女子サッカーチームのインド人移民の女の子の家族、友人、恋愛を描いた「ベッカムに恋して」もすごく良かったから本作もわりと期待して観始めました、期待は全く裏切られなかったです。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-27 14:15:57)(良:2票)
3.  彼女がその名を知らない鳥たち 《ネタバレ》 
オチの部分は何度も観たことのあるタイプの映画なんですが、オープニングから十和子のモンスタークレーマーぶりと 面倒をみてもらってる陣治への態度、その他諸々でもともとメンタルに問題のある人っていうのがわかるわけです。 陣治はたぶん病気ですね、先は長くないことを自身でわかっていたんだと思います。 40代半ば~後半の見るからに善人な男と30代前半と思われる情緒不安定でワケアリと感じる女の同居生活は これぞ共依存という感じ。 精神的に自立できず生活力も無いいい年した女をまるで下僕のように守り庇う冴えない男と、 イケメンだけど性格も素行も最悪な男、そしてオチの部分とか原作者が女性ということに物凄く納得できてしまうのよね。 十和子は被害者ではないので、あのラストは好きではありません。十和子への明確な厳しさもほしいところです。 なんといっても阿部サダヲの役作りと演技は秀逸でした、「陣治の献身」陣治の「愛のメモリー」です。 映画全体の雰囲気はリアリティを感じますし、後味が良いか悪いかは別として余韻の残る作品であると思います。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-03-19 16:27:22)
4.  ガーンジー島の読書会の秘密 《ネタバレ》 
わりとロマンチックな内容なのかと思って観始めたんですが、戦争とナチスドイツがしっかり関係していて今まで全く知らなかったガーンジー島のことも知ることに。早々に占領され苦しい時期が長かったのですね、没収された豚ちゃんたちも虐殺されてしまったのでしょうか、豚まで取り上げるなんてなんなのよ。 そして「ダウントン・アビー」のファンにはうれしいキャスティングです。リリー・ジェームズは現代ものよりクラシカルな時代ものの方が魅力的に感じます、ほんとにきれいでカワイイ。 ドーシーからの手紙を読むシーンでジュリエットとの未来が予測できるんですが、「読書会の成り立ちとそのメンバーとエリザベス」まずはこれを中心に持ってきていて、ロマンスの方は抑え気味になってるのが好感持てました。伝えたいことが明確になっていると思います。 ところで親切で良いドイツ兵を登場させているのにいちばんびっくりしたかな、今まで観た記憶がないもの。 原作は実話ではないんですよね?実話の部分もあるのかしら? 登場人物のキャラもそれぞれ個性があってしっかり描かれている。島の風景も素晴らしく品性を感じるいい映画でした。 作品のニュアンスがどことなく日本映画に近いようなものも感じました。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-05-13 14:43:59)
5.  顔のないスパイ 《ネタバレ》 
あらすじを読むとそれなりにそそられるんですが、リチャード・ギアっていうところに不安のようなものを感じて「あ、観たい!!」とならなかったんです。 ・・・やっぱりアカ抜けない。CIAの分析官にしてはシャープさが無いし、なんかドンくさい。 ギアは隠された過去とか危うさを抱えた家族モノのお父さんなんていう方がいいんじゃないかと思う。  「カシウス」の正体が早々に明かされる時点で本題はコレじゃはかったのか?と少々戸惑う。 監督は「3時10分決断の時」の脚本を手掛けている人、確かに脚本はかなりいいと感じます。ただ映画として完成品になったものはどことなく不器用で洗練されたものがないんですよね。やはり監督としてはこれからということですかね。 ラスト近く、ハイランドのベンを見る目や「間」が何かを悟ってるようにも感じられる、ハイランドは何を企んでいるのか、CIAには私も幾度も騙されているし絶対信用できない、映画の中でのことですが。 ベンの今後はどうなるのか・・・続編ができてもいいかなとは思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-24 15:28:23)
6.  間奏曲はパリで 《ネタバレ》 
鑑賞後、イザベル・ユペールはいくになったんだとそれがいちばん気になり検索しました。 御年66歳ですと!!!てことは本作撮影時点で還暦ですか、いや~~参りました。 サイコパスな役をやれば冷ややかでゾクッとくるし、本作のようなロマコメでは抜群に可愛らしく愛らしい。 すごい女優さんです。  子どもも完全に手が離れた中高年の夫婦の倦怠期、奥さんのブリジットが冒険しちゃうんですが 実は夫婦の危機は過去にもあったということがわかり、単に退屈で刺激がほしかっただけではなかったことに なぜだかホッとした私。お互い無関心ではないんですよこのご夫婦は。 伏線に使われるのが原因不明の湿疹ていうのが面白いです。中高年になると寝込むほどではない体の不調って 大抵ストレスとかホルモンとか自律神経のせいにされるのよ、ブリジットの場合もそんな感じなんですよね。 危機を乗り越えられるほどの愛があり、許せる余裕があるっていうのがいいですね、 やはりフランスは大人の国であります。 行きずりのデンマーク人役の俳優さんはイーサン・ハントの敵役だった人ですよね? こちらも検索したら既に故人でびっくりしました。初見ではロシアとかの重量挙げ、砲丸投げの選手みたいだなと。 スウェーデンの俳優としてマックス・フォン・シドー、ステラン・スカルスガルドのようにまだまだ活躍してほしかったですね。イザベル・ユペールの可愛らしさがプラスです
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-28 16:09:11)(良:1票)
7.  カフェ・ソサエティ 《ネタバレ》 
オープニングのクレジット、音楽、あの独特のセリフ回しとナレーションが最初から炸裂で 息つく暇もないという相変わらずのウディ・アレン、楽しいです。 1930年代の古き良きアメリカのニューヨークとハリウッドの雰囲気がよく出ていました。  「二人のヴェロニカ」とカフェソサエティとボビー、他の人物もきちんとシニカルに描いていて ニタニタしながら観てました。ハリウッドのヴェロニカであるヴォニーは最初はただの秘書みたいな登場の仕方なんですが、だんだんUPのシーンが増えて「わぁ、すごくキレイで魅力的な子」となって気付けばキーパーソンになっている。  びっくりしたのと同時にやられたなあと感心したのはラスト。 新年のカウントダウン後のボビーの表情ね、身動きせず遠い目をしている。 過ぎた日々を思い返して、どうして今自分はココにいるのか自問自答しているようにも、 または、今手に入れているものは心から望んだものではなく、何か喪失感を抱えているようにも見える。 いつ全て失うかわからない危うさみたいなものを感じました。ココは人によっていろんな感想があると思います。 ヴォニーの諦めたような苦笑いとオーバーラップして、とても余韻の残る見事なラストでした。  考えてみれば、一般的にもこのようなことはよくありそうなことなんですが、 80歳のウディ・アレンがそれをこのようにコミカルにシニカルに描くってことが凄いです。 面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-02-21 13:25:35)
8.  ガール・オン・ザ・トレイン 《ネタバレ》 
こういうタイプの主人公の映画ってほんとに歯がゆいというかイライラするんですよ、私。 過去を引きずりひとりは酒浸り、ひとりは淫乱。 3人のうちマトモかなと思ってたひとりも結構闇を抱えてるの。 つまりサイコパスなクソ男の本性を見抜けなかった3人の女ってとこかな。   女優さんたちがなかなかいい感じです ヘイリー・ベネットという人、シモーヌ・シニョレみたいだなあと思いながら観てた。 美人というわけでもないけど、すごい色気。エレン・バーキンの雰囲気にも似てるかな。 エロい女優さんです。 リサ・クドローは久しぶりに見たけど、年取ったなあ。でも整形しまくりの不自然さが無くていいと思う。 彼女は確かかなりの才女なんですよね。  全員犯人でもおかしくないようなシチュエーションで途中から犯人の見当はつくんですが 退屈するわけではなく、よくまとまってるとは思いました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-21 14:23:56)
9.  葛城事件 《ネタバレ》 
ちょうどタイミングよく始まったところでチャンネル合わせてしまって観賞 どっちがといえばこの父親を受け継いでいるのは事件を起こした 次男ですね。父親は家を建て、家族を縛り付けることで自己を満足させる。 次男の矛先は通りすがりの他人を殺傷して自己アピールする、方法は違い過ぎるけど自分以外の人間を 押さえつけ、傷つける点では同じです。 中華料理屋のシーンのように自分より立場の弱いものにしつこく絡んで自分の強さをアピールする父親、こういう人結構多い。 次男は武器で強さを身に着けた。内向的で気弱そうな長男は自殺する。 近所で出火しているのを目撃し、次男を疑いながらも見て見ぬふりの父親、気が小さくて小心者であることが はっきりわかる。 そしてですね、父親だけじゃなく母親にも相当な問題があるわけで、この母親はどんな時でも自分だけはしっかり食べる。 本能丸出しで食べる、食べるのは出来合いのものばかり。この一家は手料理を食べたことがないのか? 衣食住にかなり不便な思いをして育った人なんだなあと。はっきり育ちが悪い。 アパートの一室での他愛もない会話も「最後の晩餐、何食べたい?」これが結構しつこいの 長男が自殺した通夜の席での振る舞い、嫁に言い放つ暴言。 自分の信念だかなんだか、死刑囚と獄中結婚する女も結局、死刑反対のためにこんなことしましたな 自己満足でしかないように感じるし、この人が非常に鬱陶しく、はっきり余計なお世話だと思う私はいいのか悪いのか・・・ なんか、自分のことしか頭にない人ばかりで観ていてほんとに陰鬱な映画でした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-07-10 13:43:22)
10.  紙の月 《ネタバレ》 
まず最初に、主人公で横領犯の梨花には共感も何も微塵も感じません 銀行に勤めながら客のお金を盗む、そして贅沢をする そういう人間に対してなんか感傷的になったり観念的なことを語ったり感じたりすることってありますかね。  中学生の頃の出来事もそうだし、最初は光太の借金返済のため 問題はどっちもお金の出処ですよね、そして表向きは人を助けるためみたいな感じだけど 結局自分の思いを満たすためだけなんですよ。誰のためにもなってないわけで そういうことに考えがいかない、自己中で無責任な人間のはなしです  それなのに、あのやけに爽やかに美しく描くラストってなに??あのラストに納得できる それまでの内容じゃないんです、2時間ドラマのレベルじゃないですか?コレ 宮沢りえはやはり観る者を圧倒するような汚れ役は無理なんだと思う 小林聡美を筆頭に脇役が優れていることでなんとかなったような気がする  「八日目の蝉」も同じ原作者なんですね。 この方、実際にあった事件を題材にした女の最もいやらしい部分に共感を求めるような作品が多いんですかね? 現実こういうタイプの女が身近にいたらめんどくさくてしょうがないと思いますが。 私は嫌いです。 女として、こういう犯罪者を美化するような演出はいただけません。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2016-07-23 23:38:58)
11.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
これサスペンスかなあ、たぶんハリウッド製サスペンスに慣れてしまっているのかもしれない。 これがヨーロッパ映画のサスペンスなんですよね。  顔のない依頼人なんていうわりには登場早すぎで、気難しく偏屈なヴァージルになぜかまわりは親切で良き理解者ばっかりだし、押して引いて引いて押すというようによくある恋愛マニュアル本に書いてあるような展開で、ヴィラに行くたびに進展していくし。なんかおっかしいなーとは思ってたんですよ。 カフェの小さい人はどこでからんでくるのかそれが気になりました。  もうほんと悲惨なラストなんですが、ヴァージルが気の毒とか同情の気持ちは湧いてこなかったです。 だって彼の秘蔵コレクションの入手方法もどうよって感じだし、本物なのに贋作とか言ってるし。騙すってことをしてるわけで。だから警察に被害届を出したくてもためらいがありますよね。 あの時点でクレアだけは戻ってくるかもなんて一筋の希望はまだあったみたいだし。それも見越した用意周到な計画だったわけです。ヴィラの管理人までも。。。 とにかくビリーもロバートもヴァージルのことが大嫌いだったんですね、でも表に出さずそれなりにやり過ごすことのできる人っていうのがヴァージルには有り得ないことで二人には自分の情報筒抜けなのよ。ここんとこはなんか自分も気を付けなきゃなんて思ったのでした。 主人公ヴァージルの人物描写と演じたジェフリー・ラッシュの演技は秀逸で、セットも映像も美しくて素晴らしい。でも情け容赦のない内容でココが余計に格式高い作品になったのかもね。 ひっさびさにトルナトーレ監督の映画を堪能しました、面白かったです。  
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-04-02 18:39:15)
12.  華麗なるギャツビー(2013)
もう完全にバズ・ラーマンの世界です、コテコテです。品のよろしくないむしろ下品な派手さ。 全く面白くない映画です。見た目の派手さやスピード感だけで中身ありません。 おとぎ話に仕立てたかったからなのか、劇画とかアングラ舞台劇みたいでラストに出演者全員カーテンコールで出てくるんじゃないかと思えるような感じです。「華麗なるギャツビー」という物語をこういう手法で表現するのってどうなのかなあ、時代的にもあってないような気がします。 これなら古かろうがミア・ファローに問題があろうがレッドフォードのギャツビーのほうがいいです 人間ドラマとしては全く観るところはなかったです。 バズ・ラーマン、オーストラリア時代の「ダンシングヒーロー」がいちばん良かった。ハリウッドでの作品で良いと思うものひとつもないです。 
[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-04-27 19:07:08)
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