1. カプリコン・1
《ネタバレ》 シナリオだけでもう7点分くらいの面白さがある。前半の必要無さそうな記者のシーンが後半で活きて来たりと話の展開も良い。ツッコミ所もあるが、約半世紀前の作品なのだからそこには目を瞑ろう。ただ、最後の終わり方が頂けなかった。あの後飛行士が政府の陰謀をぶちまけるのか、それとも奇跡的に火星から生還出来た体で切り抜けるのか、どちらにしても見所のあるシーンになったであろうだけに残念。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-07 11:59:20) |
2. カメラを止めるな!
この映画はネタバレを食らうと面白さが半減してしまうので、何も前情報を入れずに映画館に見に行くのが良いです。公式の予告編とか見ちゃダメだし、TVだとCMの度にカットが入るので楽しめない恐れがあります。 私はこの見方でとても楽しめました。 [映画館(邦画)] 9点(2018-09-13 07:17:33) |
3. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
《ネタバレ》 怪獣の魅力は前作のレギオンの方が上だろうが、「戦闘に巻き込まれて被害者が出る」というガメラの存在の負の面にフォーカスを当てたシナリオは新鮮に感じた。ガメラが血を流しながら、ガメラに殺意を抱く少女を助けるシーンは胸に来る。 他に良かったのは特撮(CG)の進化。ガメラたちが京都駅に倒れ込んで来るシーンは見応えがあった。前田姉妹が可愛いのも良い。 残念だったのが終わり方。三部作の最後が「ガメラと人類の戦いはこれからだ!」はちょっと・・・ [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-08-25 15:33:13) |
4. ガメラ2 レギオン襲来
《ネタバレ》 前作での特撮シーンの古さが劇的に改善されて、作品への没入を妨げられなくなったのは大きい。敵怪獣のデザインも今作でも変わらず秀逸なので、レギオンの生物的な習性と恐ろしさを良く演出出来ている。それともう一つ、自衛隊の描かれ方も良くなっている。人類とガメラとの共闘が熱いのだ。個人的には渡良瀬隊員が拳銃一丁で群体レギオンと戦うシーンが大好きだ。最後のガメラを敬礼で見送るシーンも胸に来る。 特撮映画の名作として挙げられる事にも納得の面白さだった。 [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-07-04 22:00:26) |
5. ガメラ 大怪獣空中決戦
《ネタバレ》 シン・ゴジラの源流がこれだと聞いて視聴。法律のせいで行動が制限される自衛隊、ギャオスを捕獲したいと主張する政治家の欲、ガメラを攻撃しておきながら人間ではギャオスを倒せないと分かると助けて欲しいと願う身勝手さ、なるほど、怪獣を前にした人間たちのドラマは見ものだ。それとギャオスが良い。ただビルを壊すだけの怪獣なら全く怖くないが、このギャオスは明確に人間を捕食する。ペリットを調べるシーンや、電車が襲われるシーンなど恐怖を引き立てる事に成功している。進化や繁殖で人類種の天敵になりうる描写があったのも良かった。 たが、いかんせん特撮部分がショボい。この2年前にはジュラシックパークが公開されていたのだ。予算規模の違いなどもあるだろうが、一見してキグルミと分かるレベルでは折角の怪獣たちの魅力も引き出せない。どうしても興ざめしてしまうのだ。続編では改善されているらしいので期待したい。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2018-06-16 09:35:17) |