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コメント数 130
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1.  カメラを止めるな!
この映画で賞賛すべきは、アイデアやストーリーよりも、キャラの立った役者たちとその演技でしょう。特に監督の奥さん役には惹きつけられるものがありました。低予算であることを考えてもなかなかの快作だと思いますが、宣伝しているほど意外性の高い作品では無く、歴史に残る傑作とまでは行かないかなと。
[地上波(邦画)] 7点(2019-03-09 08:18:05)
2.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
20年以上ぶりに再鑑賞。前に観たときは、まだネットが発達する前でしたが、「月面着陸はNASAの捏造」みたいな陰謀論が流行っていて、本作もそのスジでは有名な作品でした。改めて観ると、ディテールの作り込みの甘さを感じますが、ストーリーは古びていないというか、エライ人が繰り返す「みんなのためなんだ」という言葉に翻弄される登場人物たちの姿に、今もって訴えかけてくるものがあります。あと当時は終盤のチェイスシーンは別になんとも思いませんでしたが、CG全盛の今観ると、これは凄い!ちょいと古めかしいところやツッコミどころもあるものの、今でも十分に観る価値のある作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-16 16:43:00)(良:1票)
3.  怪談(1964)
武満徹の音楽目当てで見たのだが、思わぬ収穫だった。4編とも、映像も美術も音響も独特の世界観が素晴らしく、役者の演技も見事で、緊張感があり、無駄なところは一切ないと思った。それにしても全体を通すと長過ぎるのが勿体無い。私は一編ずつ4日に分けて観たので、最後までダレることなく集中して鑑賞できたが、もしもぶっ通しで観てたら最後の方はフラフラになってたに違いないし、ここでの評価も「6」くらいに下がってたかもしれない。これから見る方には、私のように分けて観る手もあるよと言っておきたい。あと、作品を語るときに、ほかの作品を持ち出して、あれと比べて上だとか下だとか、そういう論じ方は良くないとは思いつつも、どうしても黒澤の「夢」と比較したくなって困る。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-25 03:54:26)
4.  かぐや姫の物語
まずは脇を固める声優陣の演技が素晴らしいと思う。唐突で分かりにくいところがある古典が、現代人の我々にも感情移入できるように表現できているのは、声優陣の力が大きいのかなと。ただ脚本がちょっと理屈っぽいかなあと。屋敷から走り出るところとか、月に帰るところとか、アニメーションとして息を呑むような美しいシーンもいくつかあり見応えがあった。
[地上波(邦画)] 7点(2017-08-05 14:24:05)(良:1票)
5.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
二郎は、一見、優しくて紳士的で真面目な好青年。でも実際には自分の好きなことしか頭に無い、寧ろ薄情な人間だ。自分の作った飛行機が人を殺す道具として使われようと、妻が山の療養所でひっそり息を引き取ろうと、あまり意に介してない。ヒロインが凄くて、二郎が薄情な人間であることをよく分かっている。そういうところも含めて二郎を愛している。すごい恋愛映画だと思う。主人公は、宮崎駿の分身なのだろうし、庵野秀明の分身でもあるのだろうし、そして私の分身でもある。私自身も薄情で身勝手で、しかし人からは真面目で優しいなどと勘違いされているような男なので、この映画はとても響くものがあった。
[地上波(邦画)] 8点(2016-06-04 18:51:32)
6.  借りぐらしのアリエッティ
原作はシリーズの5作品全部読んでおり、それなりに思い入れがあるので、ケチを付ける気まんまんで観ましたが、いやあ、見事!の一言。もっと早く観れば良かった。文章をビジュアルとして提示出来る強みが最大限に発揮されてます。何気ない背景や小物類にも色んなアイデアが詰まってて細かいところまで見応えがあります。基本的に1作目のストーリーを軸に、2作目と3作目の要素もちょっとプラスしている感じですが、原作を読んだ人ならきっと大満足できる内容にまとまっていると思います。それにしても公開から6年も経っているのに続編が作られる気配がないのは残念です。実は、原作は、1作目よりもそれ以降の作品の方が面白いんです。気球を作って空を飛ぶ4作目なんかすごくアニメ映えすると思うんですが。抜群の素材(原作)がまだ手つかずで残っているのに、このまま一作だけで終わってしまうのは勿体ないなあ。
[地上波(邦画)] 8点(2016-04-22 00:39:51)(良:1票)
7.  仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
付き添いで劇場に行きました。おじさんとしては、ライダーや戦隊の膨大な数にびっくりしました。変身シーンも昔に比べると洗練されてカッコ良くなりましたね。戦闘に次ぐ戦闘で、画面の効果もド派手で、非常に迫力のある作品でしたが、予備知識ゼロのおじさんとしては、ワケが分からないところも多く、心から楽しむというところまでは行きませんでした。従って個人的な点数は低いですが、隣の子供は最初から最後まで身を乗り出して集中してましたし、この手のアクション映画としては、なかなか出来は良い気がします。意外にも大人だけで来ている女性のグループも結構いましたがイケメンのヒーロー目当てだったのでしょうか。たしかに男前が多かったですね。
[映画館(邦画)] 4点(2012-05-12 21:47:43)
8.  かいじゅうたちのいるところ
子供のころ原作絵本に親しみました。もともと思い入れのある作品ではあるけれど、それを差し引いてもいい映画だとは思いません。とにかく全体に陰気で、ワクワク感が無い。さらにちょっと分かりにくい。途中挿入される数々の歌も、なんだか浮いてるみたい。一見ファミリー向けのように見せていながら、子供と一緒に楽しめる作品に仕上がっていないところがいちばんイタイ。
[DVD(字幕)] 3点(2011-03-25 10:01:50)
9.  崖の上のポニョ
絵本をそのまま動かしたような夢のある映像でポニョも可愛かったが、映画としては全体に散漫でダレた。宮崎映画という時点で、どうしても過去の作品との比較になってしまうのは仕方ないですね。
[DVD(邦画)] 5点(2010-01-04 18:49:42)
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