2. 回路
《ネタバレ》 3回ぐらい見ました、少しはテーマの深さが理解できたかな?人間としての固体は基本的に孤独であり、依存しあうことで自分と言うものを確立していくのだと表現しているのだと感じた。(依存しあってたから、支えがなくなったとき、又は信頼が崩れた時、脆くも負の思考が伝染して次々と向こう側に引っ張られていったように見受けられる)バイト仲間、大学の知人友人というつながりはあっても、全てを理解することは出来ない、その孤独感から自分の殻に閉じこもるったり、居心地のいい場所に逃避する。それがあの赤いテープの部屋だったりするんじゃないかと思う。あの赤いテープの部屋は、象徴的な意味合いもかねてると思うが、あの空間は現在生活している世界と、向こうの世界とをつなぐ面会室のような場所になっていたんだと思う。3次元の世界と4次元の世界か・・・。人間の空間でも孤独で、幽霊の空間でも孤独なら、どちらの世界を選ぶかはその人次第ってことなのかな。救われないね。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-05-16 11:14:30) |