1. 崖の上のポニョ
タイトルの「ポニョ」という言葉の響きからイメージする通り、ちんまりとした、小さくて優しい、そんなストーリーでした。 簡単に言ってしまうと「おじいちゃんが可愛い孫のために作った映画」という感じです。 この厳しい現実社会でハッピーエンドに飢えている大人はOK、 人生そんなに甘くない…が生活信条の大人は、物足りなくてNOという評価に分かれそうですね。 この映画の性善説に満ちた世界観は、 監督が総ての作品で訴えてきた「人間の価値は心だ」という想いを、 実にシンプルに力強く表現しています。 私は見終わって、なんだかちょっと、安心しました。 もし7歳の時に見ていたら、きっと大好きになった映画だと思います。 だからこれから鑑賞する人には、どうぞ子供に戻って、 まっさらな気持ちで見てくださいとオススメしたいです。過剰に期待しちゃダメ。 [試写会(邦画)] 6点(2008-07-14 21:44:40)(良:3票) |