1. ガタカ
CGなどに頼らない未来描写が素敵ですね。最近ではCGを多用する映画が多くなり、スタンリー・キューブリック的な未来像の作り方が減ったと思っていたのでこの映画は魅力的でした。線引きされた向こうに将来の夢がある不適正者だけでなく、何かを与えられるように生まれた適正者もそれぞれ切ないものを抱えているということでしょうか。こういった差別は映画中の遺伝子を確認する「システム」でなく、現代にも人種や学歴などを名目にした「固定観念」として人々の中に存在しているものだと思います。それにしても「A.I.」といいジュード・ロウは未来人の役が似合いますね、ユマ・サーマンも素敵でした。「GATTACA」というネーミングもセンスを感じました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-31 18:10:22) |