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プロフィール
コメント数 75
性別 男性
自己紹介 基本的に「映画を観る」ことそのものを楽しんでいます。

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1.  カーズ クロスロード 《ネタバレ》 
けっこう衝撃的な展開で良い意味で裏切られました。2作目で変な方向に行ってしまったカーズの世界観を、今作で1作目を踏襲したものに戻したのも良かったですが、1作目のドックとマックイーンの関係性を上手く伏線に見立ててマックイーンとクルーズの関係に反映したのが素晴らしかったです。車が擬人化されたアニメーションの世界なのに、映像はもちろんのこと心理描写もとにかくリアル。キャラクターたちが走る道路や背景はよく描きこまれていて美しく、レースシーンは(アニメならではのアクション的な描写はあるものの)1作目以上に本物のNASCARさながらで、スポンサー契約やらブランド買収やらも(妙に)リアルでした。若手の台頭で同期が引退し自身の引き際も意識し始めるマックイーンが、かつての強さを取り戻そうと足掻く過程、まだやれるんだともがく姿、見ていてとても感情移入しやすかったです。トレーナーのクルーズとのやり取りやトレーニングは、マックイーンがレースで勝つための伏線になるのかと思いきや、クルーズがレースを走るための伏線になっていてやられました。世代交代を肌で感じていたからこそ信頼できる若手にその道を譲る。レース中のまさかの選手交代で少々唐突ではありましたが、ライトニング・マックイーンらしい電撃的な引き際で良かったのではないでしょうか。カーズシリーズの集大成として上手くまとめ上げたな、という印象です。最後マックイーンはカラーリングまでドック・ハドソンカラーになりその尊敬度合いが伝わってきましたが、正直赤いマックイーンが好きだなぁ…。
[映画館(吹替)] 8点(2017-08-17 17:43:40)(良:2票)
2.  カーズ2 《ネタバレ》 
惜しいというか残念というか…。話はしっかり作られてて面白いことは面白いんですけど、やはりスパイ要素はいらないですね。女スパイが空飛んだりメーターがジェット噴射付けてぶっ飛んだり。1作目で車が道を走る素晴らしさを説いてたのにそれを覆すようなことしちゃ駄目でしょう。自由自在に変装するわ銃やら爆弾やら当たり前に出てくるわもう何でも有りになっちゃってます。"車の擬人化"でどこか現実っぽかった世界が台無しです。今作のメインキャラであるメーターですが、ドタバタやりながら何だかんだ活躍する姿を見たいのに、ムチャクチャやらされて主役にさせられてるだけでした。マックイーンの性格も丸くなりすぎてつまらないです。何かのきっかけで昔の尖ったマックイーンに戻っちゃえば良かったのに。「傲慢なルーキーがチャンピオン・マックイーンを見下してレース内外で闘いを挑んでくる」とか。"その程度"の続編で良かったと思います。スパイなんか絡めなくたって、友情物語・成長物語を十分描けたはず。ピクサーだったらベタな内容でも名作にできたでしょうに…。ワールドグランプリというスケールアップした舞台、一台一台違う特徴を捉えたエンジン音やダートで速いWRカー、日本の描き方、パフュームのポリリズムなんかはとても良かったです。前作を見てれば思わずニヤッとしてしまう演出も楽しめました。1作目のファンだからこそ、今作の方向性が残念でならないです。
[映画館(吹替)] 6点(2011-08-18 09:15:11)(良:1票)
3.  カーズ 《ネタバレ》 
車を題材に、ここまでキャラクターを付けて演出しているのは見事だと思います。CGアニメーションのレベルはもちろんのこと、この徹底した車映画の世界を表現できる想像力と創造力が素晴らしいですね。シェリル・クロウ始め音楽もすごく良かったです。設定や背景が薄っぺらい部分はありますが、セーフティーカー導入やフェラーリに憧れるフィアットetc...出てくるレースシーンや登場車種は割とツボを押さえてあるので、モータースポーツや車好きな自分にとっては面白くてたまらなかったです。これまで映画館、DVD、テレビと数回見てきましたが、また見たいと思います。 
[地上波(吹替)] 9点(2009-12-05 12:57:05)
4.  陰日向に咲く 《ネタバレ》 
原作未読ですが、お話はきれいにまとまってて観れる内容でした。人間なんて不器用にしか生きられないっていうのが、登場人物たちのイタイ人生を見ているとよく伝わってきます。宣伝文句が「感動的」「涙が止まらない」と言われているように、感動できるようなシーンは多く、中でも岡田くん演じるシンヤの両親に対する想いや葛藤は前半からずっと引っ張ってきてるので、最後に父親と対峙するシーンは涙を誘います(…自分は一個も泣きませんでしたが)。黄色い傘のベタな感じの演出も個人的にはけっこう好きです。全体的に出来はいいとは思うんですが、どちらかというとエンターテイメント寄りな感じがどうしてもしてしまうので、観終わって心に残るようなものが大してなかったのが少し残念です。
[映画館(邦画)] 7点(2008-02-03 01:11:38)
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