1. 枯れ葉
《ネタバレ》 いやぁ、好きだなあこういう行間の幅が広い映画。 デートに誘って観に行く最初の映画が"Dead Don't Die"なんてところも最高。 慎ましやかな普通の男女がごく自然にさりげなく映画の中で「生活」している。 女性はなけなしのお金で悩みながら小瓶の食前酒を、男性は花束を買うシーンなんか堪りませんね。 普通の人々に幸多かれと願わずにはいられない愛すべき作品だと思います。 追伸 ・アルコールは程々にね。 ・そして本作にもロシアのウクライナ侵攻の影響が... いい加減にしろよロシア。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-10-24 13:05:33)(良:1票) |
2. ガンヘッド
《ネタバレ》 他レビュアー諸氏の「パシリム好きなら観てみては?」と言う類のレビューに乗せられて観てみました。 が、いや~、面白く無かった。 古今東西世界中に散乱する「C級に限りなく近いB級映画」の一つでした。 模型(かなり大きいサイズの筈)を駆使した特撮シーンは往年の日本特撮物と言う感じで悪くはなかったけれど、 肝心のストーリーがとにかく面白く無い。 この手の作品で物凄く重要な悪役/敵役に全く魅力が無く、誰と何のために戦っているのかも良く判らなくなる始末。 緩急のバランスが変でグダグダな展開や、棒読み台詞の応酬も有り途中から観るのが辛くなって来ました。 「ヒドゥン」の様に、特撮シーンがが少なくても面白い作品は有る訳で、やっぱり一番重要なのはストーリーなのだと再認識した次第です。 唯一の救い(?)は、恐らく「本作出演を持ってハリウッドに、そして世界に羽ばたいてやるわ!」と言う思惑が見え見えの 外人俳優さん、その名もブレンダ・バーキの存在。 何だか妙に美人な方で、出番は少ないながらも印象に残った女優さんです。 レプリカント役など似合いそうでしたが、本作以降の出演歴を見ると残念ながら世界の一部にしか羽ばたけなかった様です・・・ [CS・衛星(字幕)] 2点(2024-03-12 18:18:55) |
3. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 恥ずかしながらようやく鑑賞となりました。 私に取って本作は「巨匠黒澤明の作品」と言うよりも「ジョージ・ルーカスがSWの元ネタにした作品」で有り、 その意味では『まんまSWじゃん!』と言う感想です。 それにしても三船敏郎の存在感は物凄く、他二人とのアンバランス感が半端ないですね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-02-12 11:33:41) |
4. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3
《ネタバレ》 大団円。 続編要らないです。 本作で潔く終わって欲しい...って、MARVELじゃ無理か。 どうせ作るならマンティスが主役の作品を観たい。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-08-09 10:58:38) |
5. 川っぺりムコリッタ
《ネタバレ》 なんと一番乗りですか、これは責任重大ですね・・・ とても良い映画だと思います。 出演されている皆さん、演技が上手くて引き込まれます。 (特にムロツヨシ) ほのぼのとした雰囲気ながら、何かほんの些細な事をきっかけにして全てが破綻しそうな危うい雰囲気、荻上監督らしい作品です。 葬送のシーンは黒澤明「夢」への荻上監督からのオマージュだと思いました。 この時流れたテーマ曲が妙に耳に残ってしまい、D/Lしてしまいました。 今朝から目覚まし音に使っています。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-07-03 08:34:40) |
6. ガンパウダー・ミルクシェイク
《ネタバレ》 120%カレン・ギラン目当てで鑑賞、結論:大当たりでした。 「ガーディアン~」で初見の時、「あれ、もしかしてこの人は物凄い可愛い系の美人さんなのでは?」と思い、 「ジュマンジ・ネクストレベル」でそれが間違いでは無かった事が判り、マーベルでのご活躍を経て念願の主役を張る本作、期待しない訳には行きません。 趣向を凝らしたアクションは勿論、図書館と蔵書を兵器庫と武器に見立てた設定や何気に豪華すぎる共演陣(今となってはオスカー級女優が二人! そしてカーラ姐さん!)は想定外の嬉しさ。 血しぶき過剰なれどそれも愛嬌、粗探しも程々に中々の快作でした。 それにしてもカレンさん、オレンジのスカジャンが本当にお似合いで・・・ [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-25 14:52:07) |
7. 彼らは生きていた
《ネタバレ》 軽い気持ちで観ると横っ面を張り倒された様な気持ちになる作品。 途中からカラー化(これがまたすこぶる良く出来ている)してからの映像の持つ重厚感・迫力はとてつもない。 劇場で観ればよかった。その分落ち込む度合いも凄いと思うが。 余計な音楽・ナレーションが無く、生き残った古参兵の昔語りのみと言う構成も真実味が増し胸に迫る。 中盤の凄惨な描写は実物で有るが故に正視する事が難しい。 この作品を世の中の馬鹿な政治家共に観せてやりたい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-30 10:41:07) |
8. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 この手の「内幕披露物」って案外沢山ありますよね。 例えば「キャビン」や「ラヂヲの時間」、見方を変えれば「Back to the Future Part2」もそうですよね。 本作は一本の作品中に本編と内幕がセットになっているのが新しい所。 楽しい時間を過ごさせて貰いました。 二番煎じは絶対に無理、正にアイディアの勝利。 それにしても、本作の現場は大変ながらも楽しかったんでしょうね。 なんだか羨ましいです。 [映画館(邦画)] 7点(2018-09-17 22:45:32)(良:1票) |
9. ガルム・ウォーズ
《ネタバレ》 つまらない。 押井監督、いったいどうしたのだろうか。 AVALONの時に感じた作品に向ける意思や勢いが殆ど感じられず、頭の中に沸いたイメージを思いつくままに映像化しているだけの様に思えた。 もし本作を映画館で観ていたら、私がAVOLONを鑑賞した時に劇場に居て、二人揃って豪快に寝てしまったカップルの様に私も爆睡してしまったかも知れない。 次作に期待する。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2018-04-23 13:06:22) |
10. 彼らが本気で編むときは、
《ネタバレ》 荻上監督作品の持ち味であるのんびりとした雰囲気が、どうしても暗くなりがちな作品のテーマを上手く中和している。 マキオ(桐谷健太)が、リンコ(生田斗真)に惚れたきっかけを語るシーン、 私はリンコが凛とした横顔のサユリ(リリィ)の背中を優しく拭いてあげる描写に何故だか涙が出てきて仕方が無かった。 何と言う優しさ・慈愛に溢れたシーンなのだろうか。 他にも名シーン(例えば、児童相談所の調査員がリンコが優しくトモを慰めるシーンを見て通報が誤報だった事を理解し、表情を和らげる描写)は多々有れど、このシーンだけでも私は劇場に足を運んだ価値が有ると私は思った。 トモ役の柿原りんかは逸材。将来が楽しみだ。 [映画館(邦画)] 9点(2017-03-01 13:35:04) |
11. ガープの世界
《ネタバレ》 名作との誉れ高い本作、残念ながら私には良く理解出来なかった。 冒頭のガープの出自を巡る逸話や、学生時代を経て作家となり伴侶を得るまでの過程は特に気にせず観る事が出来たが、 それ以降、特に奥さんが浮気を始める当たりから本作が何を訴えたいのか判らなくなった。 それぞれのエピソードに隠れているかもしれない「何か」を探しながら鑑賞したが、答えが見つかる前に主人公は死んでしまった。 (死んだのか? それさえも曖昧だ) もしかしたら真面目に観るべき作品ではなかったのかも知れない。 いや、絶対に何かが見つかる筈だ。 根拠は無いがそう確信している。 来年当りにもう一回観てみよう。 それにしても、まさかこの年(50歳間近)になって映画の方から「まだアンタにゃ早いよ」と言われてしまうとは・・・ [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-09-23 13:07:11) |
12. 崖っぷちの男
《ネタバレ》 噂に違わね無茶苦茶な脚本ですね。 でも私、こう言うノリの作品嫌いじゃ有りません。 お気楽に鑑賞するには中々の拾い物かと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-19 23:37:28) |
13. カリフォルニア・ダウン
《ネタバレ》 是否はこの場では敢えて問わないが、先の大震災によってもたらされた数多の記録映像は、ハリウッドを初めとする世界中の映像作家、否、CGクリエイターと言うべきか、に相当なインパクトを与えたのだろうな と言う思いを強くする作品。 いわゆる「ディザスター・ムービー」で水害を描いている作品は少なくないが、明らかに本作とそれ以前の作品では災害の表現が大きく変わっている。 実際に被災された皆様に取っては、フィクションで有るとは判っていても心が抉られる様な思いだろう。 能天気に作品の事をレビューする気になれないのはどうしようも無い事実だ。 (脚本:有って無いようなもの、演技:いわずもがな、点数は全てCG作成に携わられた皆様の労力に対して) [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-05 13:29:15) |
14. 海難1890
《ネタバレ》 直球勝負の良い映画。 串本町に行って慰霊碑に祈りたくなる作品。 トルコの皆さん、あの時は不甲斐無い日本政府に代わり日本人を助けてくれて本当に有難うございました。 [映画館(邦画)] 7点(2016-01-11 13:00:06) |
15. 鑑定士と顔のない依頼人
《ネタバレ》 「人間性善説」を固く信じる私の様な人間に辛口のキツい一発をお見舞いする、捻りの効いた怪作。 さすがはトルナトーレ、簡単な作品は創らない。 主人公の人となり… 極度の潔癖性に加え、かなり悪どい狡猾な奴…である事を、 台詞では無く演技で観せる冒頭の描写でつかみはOK、 後は主人公と同様に、「この後、どうなっちゃうの?」 と思わせる進め方もなかなか。 肝心の詐欺自体が余りにも出来過ぎな感は否めないが、 本作はある意味一つの御伽噺なのだから、目くじら立てずに悲惨すぎる主人公の描写を楽しむべき。 巷のチープな詐欺映画とは一味違う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-13 17:22:34) |
16. 華麗なるギャツビー(2013)
《ネタバレ》 2D版観賞。結論から言ってしまうとこれが大失敗だった。 私はロバート・レッドフォード主演の旧作未見、フィツジェラルドの原作も未読。つまり何も作品に対する予備知識を持っていない。 観賞の動機は監督がバズ・ラーマンだったから。彼がムーラン・ルージュで観せた絢爛豪華な映像や凝った衣装デザインをどうせ観るなら劇場の大画面で・・・ と思った為。つまり、この点を堪能したいなら絶対に3D版にすべきだったと言う事。 お話自体は一言で言うと寓話・おとぎ噺の類。 レオナルド・ディカプリオ主演の映画らしく顔のアップが多くファンの皆様にはお奨め。 実際、観客の殆どは女性の皆様でした。 [映画館(字幕)] 5点(2013-06-17 09:30:00) |
17. カーズ2
《ネタバレ》 期待はずれ。 私自身が無類のクルマ好きなので以前から本作に興味は有ったのだが、とにかくメーターとか言うレッカー車のキャラがうざったく、最初から最後までイライラしっ放しで殆ど楽しめなかった。 1作目を未観賞なので各キャラの事を良く知らなかったのが原因かも知れないが、いずれにしても1作目を観ようと言う気にはならず。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2012-12-26 13:01:58) |
18. ガメラ 大怪獣空中決戦
《ネタバレ》 公開当時、夏休みの為に親子連れで満員の劇場で鑑賞。まず、両怪獣の存在理由を環境問題に絡めた設定に感心。このまま環境破壊が進むと本当にギャオスが出現しそうだ。子供向けとは言えない描写が有るのも逆に製作陣の本気度を知る事が出来て悪い印象は受けなかった。 特に、逃げ惑う人々が電車の下敷きになるシーン、人々が電車ごと持ち去られてギャオスに公園の中で食べられるシーンは、私が子供なら間違いなくトラウマになって居ただろう。(実際、このシーンで満員の映画館の雰囲気が一気に変わったのを体感。貴重な経験が出来た)折れた東京タワーの上で羽を休めるギャオスの描写には不謹慎ながら感動を覚えてしまったのも事実。本作は子供向け映画の皮を被った大人向けの映画だと思う。 演技は下手だが好みのタイプでもある中山忍が主演している事も有り、8点献上。 [映画館(邦画)] 8点(2009-04-20 19:17:14) |
19. 崖の上のポニョ
辛口の批評多いですねぇ・・・ 確かに突っ込み所は沢山あると私も思いますが、「宮崎アニメ」・「ジブリの新作」という事で皆さん構えすぎなのでは? 何だか夢を見ている様な作風で私は好きです。 将来、自分の子供に是非観せてみたいですね。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-02 13:12:55) |