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1.  ガタカ 《ネタバレ》 
SFとサスペンスとヒューマンドラマと恋愛の見事に融合した作品。不適格者ヴィンセントにとって宇宙へ行くとはどういうことか?それは天上であり、神に近づくことであり、差別され続ける地上社会を逃れること。夢であり、自己実現であり、存在理由の根源なのだ。それが故にどのような手段、たとえ違法であろうとも宇宙に行こうとする。DNAの優劣で身分や職業が決められてしまう社会への挑戦でもある。彼の身分詐称、偽装工作は徐々に剥がれてゆくが、理解者も増えてゆく。DNA提供者のユージーン、恋人のアイリーン、弟の刑事、検査官。宇宙に行くことで、彼の夢は達成されたのだろうか?ユージーンの場合を考察してみよう。彼はDNAエリートだが、エリートの世界ほど競争の激しいものはない。銀メダルしかとれずに挫折し、車に飛び込んで自殺未遂。(エリートならもっと確実に死ぬ方法を選ぶはずだが…)下半身不随に。生活費を得るため、ヴィンセントにDNAを提供するが、次第に彼の夢に向かう生き方に共鳴してゆく。エリートが不適格者(生まれながらの敗者)に心を打たれたのだ。だがこれが悲劇の引き金となる。ヴィンセントがユージーンであるためには、入れ替わった自分が消滅しなければならない。彼はヴィンセントに自分を託し、自分を消滅させる。バッドエンドだ。そもそもこの物語は「偽装工作すれば夢が叶う」というメッセージに受け取られかねない危険性を孕んでいる。偽装にばかり焦点が当てられるからだ。ラストは正々堂々とジェロームとしてではなく、ヴィンセントとして宇宙旅行に行かなければ本当の自己実現にならないだろう。検査員が偽装に目をつぶったように、社会もそれを受け入れる素地がある。弟も競泳で負けて、兄の”努力の賜物としての体力・気力”を知ったのだ。「DNAよりも努力がまさる」がテーマ。「DNAよりも偽装工作」の印象が残るのはまずい。自殺は生命の軽視。努力の大切さを知ったユージーンこと再出発すべきだろう。別人として偽りの人生を続けることがどれほどの重荷になるか、容易に想像できる。誰もが6本指のピアニストのように成功できるはずだ。SFとしての欠点も目立つ。コンタクトや身長伸ばし手術や弱い心臓などは安易に見抜けるはず。殺人事件も監視カメラを見ればいい。また個人情報が保護されていないのは不自然。階段シーンや恋人が全てを悟るシーンなどとてもよかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-09-06 17:26:37)(良:1票)
2.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》 
設定を70年代にして、ノスタルジアを誘ったのが成功しています。ゆったり進む展開も気にならなくなります。甘酸っぱい青春がよみがえりますね。10数年後の現代から入る導入部分は見事ですが、これを受けるエンディングの現代の部分がありません。これは尻切れトンボでしょう。最後でもう一度観客にノスタルジアを感じさせるチャンスなのですが。主人公の悦子は志望校に合格しながらも鬱々しています。家族が出来のよい姉ばかりに期待して、自分を気にかけていないことと、やりたいことが見つからないからです。彼女は海で見たボートに興味を持ち、ボート部に入ろうとしますが、女子部がないと知ると結成します。ここまではグッド。部員勧誘は本来見せ所になるのですが、あっさり見つかり、残念。以後様々な苦労があるけど、がんばっていく展開になると思いきや、あれれ。大きな事件やトラブルは起らず、招聘したコーチは不思議とやる気なし(オーバー演技)。謎のコーチの心境が描かれないのはどうしてか。トラウマを負ったコーチが部員たちのひたむきな姿に感動し、己を取り戻し、一緒になって勝利をめざすのが本来の姿。さもないと後半でコーチがやる気を出す理由がわからない。その後悦子は貧血、ぎっくり腰になり、難病ものかと思ったのですが、そうではありませんでした。恋もありますが、二人は本当に惹かれ合っているか最後まで不明。途中で新体操の女の子を出してしまい、ふられた形になってしまったからです。ここは「お互いに好きだけど言い出せない」と引っ張るべきでしょう。保育園からの幼馴染というよい設定なのですから。合宿での彼女達の会話が映画のテーマ。「二十歳になったら…、三十歳になったら…、四十歳になったら…、一年先だってわからないよ」青春真っ只中です。ただ彼女達のキャラがいまいち描けてない。母親がいない子だけは描けており、ほろりとしました。さてラストシーンですが、応援が少ないのがもったいない。同級生、先生、家族、地元の人を加えて大いに盛り上がるべきところです。悦子の両親は最後まで悦子に無関心で終わります。これも、もったいない。家族愛にめざめましょう。そうすれば号泣シーンになりえたはずです。 「線香花火が消えそう」「料理が上手ね」の場面で肝心の手元を見せないカメラワークには疑問。
[DVD(邦画)] 6点(2009-04-06 18:36:29)(良:1票)
3.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 
東南アジアで子ギャオスを箒で殴る老婆、海底で見つかるおびただしいガメラの遺体。 つかみはOKですな。 度肝を抜く渋谷での格闘シーンは特筆ものでしょう。 吹き飛ばされる人間が丁寧に描かれています。これがテーマですから。 子供一人を助ける場面は不要では? イリスはスーツとCGとで質感や動きが違いすぎで興ざめ。スーツでの質感をCGにマッピングしないとだめでしょう。 デビルマンにありそうな造形ですね。 幼生のイリスには苦笑。 人間と融合すれば強くなれるらしいけど、相手は誰でもいいんじゃないのかな。 神経を融合させるんだから。 ガメラを憎む少女をヒロインにしたのが異色、全体に骨太の内容になっています。 このヒロインに同情できないのが、映画にのめりこめない原因。 黒い勾玉や十握剣など小道具が出てきますが、消化不足。 十握剣には神秘的力がなにもなかった。 地球レベルの生命エネルギー「マナ」で、ギャオスやガメラの存在を説明しているのは 成功していると思います。 あと大迫元刑事ネタはいらないでしょう。 イリスの元来の巫女である山咲千里の影が薄いのが残念。 内閣の中枢にも食い込むほど権力があるんですが。 もっと邪悪な存在にすればよかったのに。 イリスを利用して日本を支配しようとする野心をもっているとか。 そうすればストーリーが広がっていたと思います。 世界中であばれるギャオスを画で見せてほしかった。(予算不足?) 人間とガメラが力を合わせて邪悪な存在であるイリスを退治して大団円を迎えるというラストであればカタルシスがあるのですが。 自衛隊はあいかわらずガメラをミサイル攻撃するし。 イシスにいたっては自動小銃でのこじんまりした攻撃です。(見せ場なし) ギャオスが何千匹も襲ってくるところで終わるのはどうかと思います。 三部作では一番よかったです。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-20 01:04:12)
4.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》 
あ、あ、飛ぶガメラが海がめルックになってる。 腕をどうやって変態させているのだろうか。 水野美紀は天文関係の学芸員か何かのはずなのに、どうしてあんなに生物の生態について詳しいのだろうか? 初めてみる草体の種子が宇宙に発射されて、そのときに大爆発が起こるなんてどうしてわかるの? なんでこの人中心に物語がまわっているんだろう。 この人に緊張感がないので、映画が終始引き締まらない。 藤谷文子は今回も何の役にもたたなかったな。 ガメラとは一心同体でガメラが怪我したら怪我をし、ガメラが寝てるときには寝てるという設定じゃなかったっけ? 勾玉が砕けちゃったのはどうしてだろう。 自衛隊だけど、「怖かったら逃げ出してもいいんだぞ」なんていっていいの。 観客は盛り上がらないぞ。 巨大レギオンが怖くないのが最大の欠点かな。 やっぱ、あの目でしょ。 生物らしくないから、恐さを感じないんだよね。 小型レギオンはなかなかのものだった。 最後があっけなかったけど。 自衛隊との消耗戦を繰り広げてほしかった。 草体のデザインは最低クラス。 あと、ガメラの最後の業は反則だよね。 何のエネルギーか知らないけど、地球規模のものを集めて、お腹をあけちゃだめでしょ。 仙台が消滅したのにはびっくり。1点プラス。
[DVD(邦画)] 6点(2008-04-19 07:46:47)
5.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》 
結局プルトニウムは関係なしか。 それにしてもガメラは動きがスローモーだな。回転して飛ぶときだけ速い、速い。 あのギャップはなんだろう。 回転して飛ぶのと、二足を噴射させて飛ぶのとどう使い分けているのか。 それにガメラって弱いかも。 ミサイル攻撃で墜落するくらいだから。 合計三度も墜落したし。 えっと、あの少女は何か役に立ったっけ? 巫女の役目をさせられているという説明だけど、 ガメラを見に行くだけだで、何の説明もしないし。 ガメラの助けになってる? ギャオスは超音波という必殺技をもっているのだからもっと活用しないと。 超音波で町を破壊するシーンはワンカットだけ。 もったいない。キングギドラなみに派手にやらないと迫力がでません。 卵産むのならもっと目だたないところに産もうよ。 人を食べるギャオスを保護して、ガメラを倒そうとする自衛隊はどうなっているのか? 福岡ドームの屋根が締まってからギャオスに麻酔を打とうよ。基本だからね。 それに、もっと動物の専門家を出して対策をたてようよ。 いつまであの女一人に頼ってるの。 総理大臣が出てこないのも不自然だし。(まあ、低予算てことですね) それから勾玉とアトランティスを結びつけるのは強引すぎるなあ。 勾玉いっぱいでてきたけど、使ったのは一つだけかい。 それも勝手にもってきて、少女にあげるなんて。 最後にガメラが登場する場面、地中から出てきたのには驚きました。 播磨灘から地中を通ってきたんだろうけど、どうやってギャオスの位置がわかったのかな。 すごいスピードでトンネルを掘ってきたわけだけど、そのシーンが観たかった。 
[DVD(邦画)] 6点(2008-04-19 05:24:16)
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