1. カオス・セオリー
《ネタバレ》 ジムキャリーやアダムサンドラーがやりそうなヒューマンコメディの部類。音楽などでところどころ軽さを出しているものの、フランクが知った事実があまりにも重く、全体的に笑えなかった。終盤も取って付けた様なまとめ方ですっきりしない。自分がもし彼の立場だったらきっと乗り越えられない。それほど辛い内容だったので、もっともっとコメディ色を強くして見やすくするべきだった。奥さんと子供、友人の描き方、さらにフランクの性格設定などもうまく生かせていない。上に書いた二人がやるとまた違った感じになったかも。何にせよ男としての二重苦がかなり重かった。彼の立場には絶対に立ちたくない。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-13 21:27:22) |
2. 帰らない日々
《ネタバレ》 交通事故というのは毎日の様にニュースで報道されているので、運転者にとって、またそうでない者にとっても身近な存在。よって感情移入させるという点では比較的容易いと思われる。この映画は前半に加害者、被害者(の親)、双方の内面を描いているが、どちらの感情も伝わってくる。ホアキン、ラファロと渋いキャストで見応えもある。だが話が進むにつれてサスペンス色が強くなってくる。二人が徐々に近づいていく様子が中心になるので、せっかく入り込んだ感情がどんどん離れていく。サスペンスとしての作りが浅いのも原因だろう。ラストに山場はあるが、そこに辿り着く頃には完全に気持ちが冷めていた。全体としてみるとサスペンス部分と内面を描いたドラマがうまく融合出来ていないと感じた。好みのキャストだし、良かった点もあるが、見る側のスタンスをころころ動かしてしまう映画は好きじゃない。 [DVD(字幕)] 4点(2009-05-16 16:34:28)(良:1票) |
3. カーラの結婚宣言
《ネタバレ》 主人公が障害者、母親役にダイアンキートンという事で何となく身構えてしまうが、中身は箱入り娘と頼りない男のフツーのラブコメディ。半分メイクやSEX中のBGMなど笑えるところがちゃんとあり、酒の力を借りる男や失って初めて気付いたり、また結婚式に突入したりと作りはオーソドックスそのもの。主役をヒューグラント、キャメロンディアスなどに差し替えても何ら違和感がない。だからこれはラブコメディとして見るのが正解だろう。しかし他にも見方がある。いかに人間が他人を見た目などで軽く判断してしまうかというものだ。行き過ぎた行動もヒューやキャメロンなら問題なく見えるのに、彼らが同じ行動をすると問題になってしまう。アパートを選ぶ際、母親が不動産屋にこんな事を言っていた。「あの子じゃなくても危険はある。」これがきっと裏にあるテーマだ。社会派に傾けずあえてラブコメという形を取る事で、観客がどういった視点で見るのか、どんな先入観があってどういう目の錯覚を起こすのか、これを見せたかったに違いない。程度の問題はもちろんあるが、ラブコメであってラブコメじゃないこの映画を純粋に評価したい。 [DVD(字幕)] 8点(2009-04-27 22:41:46) |
4. 神様からひと言<TVM>
原作ファンなので見る気はなかったが何となく手に取ってしまった。まず主役の伊藤淳史はあり得ない。これは原作のファンなら殆どの人が?マークを付けるだろう。彼は元々腰が低いので徐々に変わっていく様子は出せない。陣内さんも?だが他にいないからしょうがないだろう。そしてこの話のキーワードである、ラーメン、凛子のエピソード、浮浪者などをあまりにあっさり描き過ぎていて良さが出せていない。予定調和であり得ない話だからこそ丁寧に作って欲しかった。 [DVD(邦画)] 4点(2009-02-12 20:14:24) |
5. 歓喜の歌
ベタな音楽ものを期待して見ましたが、完全にすかされました。音楽を使うからには やはりそれなりの盛り上がりが欲しい。それと映画とは関係ないけど、安田成美は毎年1歳ずつちゃんと年を取っているのか。2年に1歳とかズルをしているのではなかろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2009-01-17 15:44:51)(笑:2票) |
6. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 世界の車窓から・細菌パニック・マーティンシーンのSASUKEが同時に味わえる傑作。同じ細菌パニックものの「アウトブレイク」より20年も前の作品にも関わらず、こちらの方が遥かに面白い。中途半端な活躍のOJ神父さん、邪魔が入り惜しくもリタイヤとなったマーティンシーン、チープなカサンドラ、損で悲しいバート。何もかも大好きです。 [地上波(吹替)] 9点(2008-10-25 23:33:57) |
7. カレンダー・ガールズ
《ネタバレ》 テンポも良くコミカルな音楽などもあって見やすい。彼女達は大輪の花を咲かせたが、それはしっかりとした根を張っていたからこそ。場違いなハリウッドなどではなく、あの素晴らしい風景、愛する男達がいるあの地こそ、カレンダーガールズが輝くのにふさわしい。一般人が『時の人』になったら・・・など考えさせられるものもあった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-25 18:55:38) |
8. 彼と彼女の第2章
《ネタバレ》 このあたりまでのビリー・クリスタルはホント大好きだった。コメディとしての加減もバッチリ。ジャバーやミラー、バークレーも出てたかな?もう過去の選手になってしまったけど、バスケ好きならより楽しめると思います。審判で笛吹きまくるシーンや、精子にシートベルトとか爆笑しましたね。ビリーは決してかっこよくないけれど、二人の掛け合いやダンスのシーン等も、なんか素敵でした。男は中身ですねー(願望も含めて)。最後に観てからかなり経ちますが、また観たい作品。DVD化されてないんですよねーこれ。残念でしょうがない。 [ビデオ(字幕)] 9点(2008-08-06 17:33:21) |
9. かもめ食堂
ぬるめのお風呂にまったり浸かってる感じ。頭も体も完全にゆるめて観るといいです。 [映画館(邦画)] 9点(2008-08-06 09:42:29) |
10. 隠された記憶
こういうのはどーも苦手。ビデオ映像や、ながーいカットは退屈この上ない。ラストも必至に目を凝らして見たがわからなかった。「あーでもない、こーでもない、いやもしかしたら・・・」観終わった後にこうやって楽しめる人はいいかも。 [DVD(字幕)] 3点(2008-08-04 17:34:57) |
11. カポーティ
結局こういう人がいたんだなーぐらいで、内容は面白みがなかった。抜けてるキャラでこそホフマンは光る。 [DVD(字幕)] 3点(2008-07-23 18:03:34) |
12. カレの嘘と彼女のヒミツ
ブリタニーは大好きなんだけど主役として弱いのはやっぱりアバズレキャラだからかな~。この作品に関してはひねり過ぎだけど、ブリタニーの歌には大感激! [DVD(字幕)] 6点(2008-07-21 18:40:08) |
13. カラーパープル(1985)
《ネタバレ》 監督がスピルバーグと知らずに見た作品。ダニーグローバーはリーサルウェポンシリーズの狂犬を抑える役のイメージが強かったけど、また違ったダニーがみれてよかった。 ストーリーは不幸がずっと続くわけだけど、最後は救われてほっとした。またラストのダニーの遠目で見守る様な表情が印象的で、彼もまた時代の被害者である事がうかがえる。すべて時代のせいには出来ないが、親から子へ、子から孫へ、間違った事を伝える事もあったと思う。ウーピーは彼を受け入れ、また彼も死ぬまで彼女達に謝罪しながら必死で尽くす・・みたいな後日談を想像しながら涙した。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-21 14:19:00) |
14. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
《ネタバレ》 見どころはたくさんありますが、なんと言っても突撃シーンでしょうね。しびれたという言葉がぴったりです。左の方に仮面の男も走ってましたが「ちょっと邪魔すんなよーおよびでないよ~~」とか思っちゃいました。そのぐらい三銃士+ガブが素晴らしかったです!文句なしに10点。 [DVD(字幕)] 10点(2008-07-20 18:25:11)(良:1票) |