1. カウントダウン(2019)
《ネタバレ》 なんかもう、すげぇくだらねぇ。やっぱりキリスト教のカケラも信じていない人間(自分)には、こういうのは無理だ。結末だけが気になって見続けたけど、うまい具合に呪いを回避したな、とは思った。でも最後(また携帯に登録されるとこ)なんてギャグみたいで笑うしかなかった。チャッキーだとあんまり気にならないんだけど、その差は何かなぁと思うに「なぜこの人たちが呪いにかかったのか」という肝心な点が抜けていることに気がついた。91歳まで生きる人もいればあと3日で死ぬ人もいる(しかもそれが目茶苦茶多い)。その差はなんなんだ? という点がすっぽり抜け落ちているから面白くないんだろう。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-09-29 10:07:00) |
2. 華氏119
《ネタバレ》 唖然とした。トランプにではない。フリントの水問題と、知事と、オバマにである。この国は、まともではない。わかってはいることだったがそれでもここまでひどいのかと驚かされる。アメリカに未来なんて、あるのだろうか。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-22 01:52:28) |
3. ガメラ 大怪獣空中決戦
《ネタバレ》 平成ガメラの評判は聞いてきたけど、正直「傑作」というほどでもないなぁと思った。最大の問題は女性二人の演技が大根すぎること。あんなのなら昭和ガメラの元気な子役の方がまだマシ(笑)。特に高校生(?)役の女優さんは、ハーフということが示されないし(劇中で述べられていたら失礼)、悪いけどそんなに美人でもない(あくまで個人的な感想です)。それよりクラスにいた別の女の子(ちょっとだけセリフがある子)の方が可憐で適任じゃなかったか?? そもそも「ガメラが怪我をすると女の子も怪我をする」という設定にあまり意味を感じられず、余計な演出じゃないかという疑問が頭を離れない。ガメラとの一体感を表現したいのかもしれないが、いかにも中途半端だし、昭和ガメラの方がはるかに子供とのつながりが感じるられると思う。ガメラの受ける傷がひどすぎるわりには女の子の傷はさほどでもないのも変。それと音楽がチャラチャラ軽すぎて怪獣映画にあわない。怪獣映画の音楽ってはもっと重厚長大でないと……。反対に評価したいのは臨場感だ。昔のガメラにしろ他の特撮にしろ、怪獣(宇宙人)同士の戦いは「ミニチュアの町を破壊している」というのがモロわかりで「自分の知ってる町が破壊される」という恐ろしさを感じることなど皆無だったが、このガメラでは技術の進歩や映像の見せ方(特に破壊されるビルの中からギャオスを撮る場面)、有名ニュースキャスターを起用するなどの演出が「現実の東京が破壊される!」という恐ろしさに一歩二歩と近づいているように思う。やはり怪獣というのは、巨大で恐ろしいものなのだ。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-03-04 17:29:15) |
4. ガメラ対宇宙怪獣バイラス
《ネタバレ》 ガメラ映画で子供のとき唯一みた記憶があるのがこれ。みたと言っても映画館じゃなくてテレビだけど。2度ほどみた様な記憶があるが、腹をぶっさされるガメラ以外何一つ覚えていない。あの場面だけは子供心にも「これは死ぬんじゃないの普通…」という疑問が残ったものだ。で、今見てもやはりあれは致命傷であるとしか思えない。バイラス星人も「何いいいいい…これで死なないとは…地球攻略は不可能だ」と絶対思ったに違いない。ただ、うちの子供が最初から最後まで飽きずに見ていたから(自分も子供のときはそうだった)何か子供には訴えるものがあるんだろう。うちの子供は怪獣ものが好きなわけではなく、ウルトラマンもウルトラセブンも全く受け付けない(見ない)くせに、ガメラはこの映画含めて全部観賞するぐらいの勢いである。子供が主人公であることとか、ガメラがどういうわけか「子供の味方」とか、そういうところかな…。 [インターネット(字幕)] 2点(2016-02-26 15:15:12) |
5. 怪盗グルーの月泥棒
ピタサーの映画と比べちゃうとかなり落ちますね。つるべの吹き替えも全然あわねぇ(笑)。 まぁ「空耳」を名乗る身としては、やはりこう書かざるを得ない… ♪団~し~ん~也~! [地上波(字幕)] 6点(2015-09-07 12:25:27) |
6. 風の谷のナウシカ
《ネタバレ》 私は中年だが宮崎アニメに興味があるわけではなかったのでこれまでずっと未見だった。評判だけは嫌でも耳に入っていたが。近年人に引きずられるように「千と千尋」「ハウル」を見て、あまりのひどさに愕然として「宮崎神話って、一体なんなんだ?」と憤りすら感じるようになった。「ラピュタ」は二度ほどテレビで見たが、ここでの高評価に唖然とするほどに「普通の」アニメにしか見えない……。 が、そもそもの原点としてのこの「ナウシカ」だけは、きっと凄いんだろうこれだけは別格なんだろうとずっと思い続けてきた。 そしてついに、初めて「ナウシカ」を見た……。 うん、最後まできちんと見られる。「ハウル」などとは全く違う。面白い。 でも……それだけ。この作品の何がどう心に残るんだ? 心をえぐり取られるような場面など、どこにもなかった。これならいわゆる昔の名作映画(「生きる」とか「街の灯」のような)の方が、数千倍も上だろう。 期待が大きすぎたのかもしれないが、正直「ごくごく普通の映画」としか言いようがない。 [DVD(邦画)] 5点(2009-02-17 15:44:18)(良:1票) |
7. カーズ
《ネタバレ》 ピクサー作品はこちらの要求が高くなってしまうので本作はちょっと残念だった。もちろん面白いのだが、何か全体的にいま一つな気がするのである。まず、これは人によって差があるだろうけど、自動車の擬人化ということ自体がなんかしっくりこない。まだ昆虫とかオモチャの人形なら男女がはっきり描き分けられるが、さすがに車ではそれは無理だ。男女がわからないわけではないが、女性らしさを描くためにはもっと「女らしく」デフォルメしないと無理だろう。サリーとマックイーンの再会の感動的な場面がいま一つに思えた(より正確にはやや奇妙または滑稽に見えた)のもその影響があると思う。それともう一つ「急がないでゆっくりとした旅もいいものだ」というこの作品の訴えかけに、そもそも自動車自体が合わない。電車とか路線バス(これは一応は車だが)とかだろうそれを言うなら。自家用車はエコにも反するし、これからは制限される時代が来るかもしれないのに。もちろんこれは公共交通機関が発達している日本と車社会のアメリカとの差があるのだが、自動車会社が片っ端から鉄道のレールを剥がしていって車社会になってしまったというアメリカの歴史を知っていると、どうも不勉強な映画にすら思えてしまう。 それと前半でマックイーンがトレーラーとはぐれてしまってから捕まってしまうまでの場面は緊迫感のある音楽が流れるのだが、「ミスターインクレディブル」でのダッシュの物凄い疾走シーンや「バグズライフ」の模型の鳥を操縦する場面、「モンスターズインク」の子供を取り戻そうとする場面と比べると非常に出来が落ちる。というより違和感がある。何が違うのかと言えば、「インクレディブル」等の場面はみな理不尽な攻撃によって主人公がピンチに立たされ、そこから逃れる場面であるのに対して、この映画のそれは自分がトレーラーにきつくあたったことによるいわば「自業自得」であることが決定的に違う。それゆえ感情移入できにくく、緊迫感をあおる音楽が妙にずれて聞こえるのである(もちろんラストのレースの場面ではそんなことはない)。 [DVD(吹替)] 6点(2008-08-20 08:34:02)(良:1票) |
8. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 内容は確かに重いものじゃないが、こんなに痛快でハラハラドキドキさせてカッコよくてスカッとする映画もないだろう。馬上の三船が雄叫びを上げて「八双の構え」で突き進む有名な場面、ビデオで見てすらド迫力なんだから、スクリーンだったら全身鳥肌が立ったんじゃなかろうかと思う。確かに聞き取りにくいセリフがちらほらあるが、一度何言ってるか理解すれば次からは問題ないのでそんなにひどい傷とは思わない(DVDには日本語字幕があるので、この問題は解決済みだと思う)。雪姫もりりしく、美しい。リメイク? 悪いけど、見る気にもなれない。 [ビデオ(邦画)] 9点(2008-08-08 04:18:25) |