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1.  風の谷のナウシカ
30何年か前に観た記憶があるが内容は覚えておらず、途中で挫折したような記憶がある。 今回久しぶりに鑑賞して、宮崎駿のメッセージ性の強い作品はやはり自分には合わないなと思った。 私見だが単純に内容が退屈で気分も重たくなる。 ナウシカという魅力的なキャラクターの存在で何とか最後まで鑑賞できた。 ちなみに「強くやさしく美しい」ヒロイン像は、後の宮崎キャラでも何度か使われる。 好き嫌いは別にしてこの難しく崇高で壮大なテーマを果敢に映画化した宮崎監督の勇気と実行力は称賛に値する。
[地上波(邦画)] 6点(2023-11-12 10:55:26)
2.  怪物(2023) 《ネタバレ》 
親の視点、教師の視点、子供の視点により物語は進んでいく。違った視点で時間軸だけが交錯してい手法は黒澤の「羅生門」でもおなじみだが、ミステリー調の展開で大変面白い。 共通するのは三者の間で理解しあう姿勢が全くなく自己の世界のみで完結している点だ。 子供の世界は残酷で、個性的な弱者はいじめの対象になりがちでそれをかばうとその子がいじめの対象になる。そこに同性愛の要素が加わってくるので複雑だ。繊細で壊れやすい子供たちの世界が坂本裕二ならではの脚本で描かれる。 永山瑛太の担任教師は何も悪くないのに誤解され、裏切られ、恋人には振られ、裁判で起訴され、ほんと可哀想としか言いようがない。 田中裕子の校長先生が一番恐ろしい。
[映画館(邦画)] 7点(2023-06-03 16:45:20)
3.  カリートの道 《ネタバレ》 
30年の刑を5年に減刑して貰ったら恩義に感じても仕方ないか。 ショーン・ペン演じるイかれたクズの弁護士役は意外と似合ってる。 終盤、列車内から駅での追いつ追われつのシーンは緊迫感とスリルでハラハラドキドキする。 そしてショッキングなラスト・・・カリートの夢は儚く散っていく。 古今東西、ヤクザ映画でハッピーエンドはまず無いのではないか? パチーノが男臭い元ヤクザを好演、ゲイルとの恋愛模様が物語に膨らみを持たせている。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-11 20:53:26)(良:1票)
4.  火口のふたり 《ネタバレ》 
とにかくエロい。ポルノ映画と思える程アノシーンが濃密に描かれる。 女優さんが体張ってる感が半端ないし、江本祐も無気力な役が似合っており、AV男優並(笑)の熱演。 ただし前時代並みのボカシはいただけない。 内容は体の相性が良すぎて縁が切れない男女の関係を延々と描かれる。そこに東日本大震災や富士山の噴火などのエピソードが絡まっていく。 荒井晴彦監督は「遠雷」や「Wの悲劇」の脚本家でもあるが、扱うジャンルが広く、キャリアも長いですね。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-12-31 10:59:27)
5.  風の歌を聴け
小林薫と真行寺君枝の絡みは良い、鼠パートは話がつまらん 懐かしい神戸の風景 他に、特に見どころなし、全体的に退屈な映画 村上春樹の小説は映画と相性が良くないかな
[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-28 22:22:11)
6.  帰らざる日々 《ネタバレ》 
70年代青春映画を代表する永島敏行、江藤潤がぶつかり合いながら親友となる関係を好演。 硬派で不器用なな永島、ヤンチャで粗暴だけど夢を目指す江藤がいい味を出している。 終盤、江藤が事故に遭い、競輪選手になる夢が絶たれるシーンはあまりにも痛々しい。 永島のマラソンシーンで終わるラストも良い。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-05-08 19:33:21)
7.  影の車 《ネタバレ》 
松本清張原作の割には、話の膨らみが無い。主人公と不倫相手の息子の確執のみが焦点になっている。 本妻が浮気の気配に気がつくだとかあっても良かったのでは? それにしても、岩下志麻の艶っぽさにはホントうっとりする。 今回、岩下と小川真由美の絡みは無いけど、少し後に「鬼畜」ではガチバトルするんですね。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-08 22:38:39)
8.  鴨川ホルモー
ばかばかしい内容ながら、奇想天外な青春映画として意外と楽しめた。山田孝之はじめ濱田、荒川など好きな役者が出ていたせいもある。先日亡くなられた芦名星も重要な役どころで出演。 CGの鬼が安っぽくて笑える。 原作は未読だが、もっと奥が深いのだろうか?
[インターネット(邦画)] 6点(2021-06-20 00:18:29)
9.  海賊とよばれた男
このサイトでの評価が低かったので、期待しないで観たが、意外と退屈しなかった。 ただし、時間に尺があるので、どうしても早足で描かれており、その分中身の薄い感じは否めない。 イランへ向かう航路で、乗組員が事前に行先を知らされていないのは、人権的に問題あると思うが、美談で描かれているのは引っかかる。 岡田君の老け役は意外とはまっていた。綾瀬はるかの使い方はもったいない。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-29 20:22:45)
10.  ガス人間第一号
アマゾンプライムで発見! 八千草薫の美しさに尽きる、こんなB級カルト映画に出ていたとは意外でした。 只、役柄上でずっと沈んだ顔だったのが残念。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-02-28 00:21:42)
11.  乾いた花 《ネタバレ》 
フランスのヌーベルバーグを彷彿とさせる映像はスタイリッシュでかっこいい。 池辺良は渋く決めており、加賀まりこはお人形さんみたいにかわいい。 ただそれだけで、内容はちっとも面白くない。 冴子は何者か、そんなことはどうでもいい・・、ちゃうやろ!(笑)
[インターネット(邦画)] 5点(2020-05-22 01:14:37)
12.  海底47m 《ネタバレ》 
あまり期待せずにみた割には面白く、儲けものでした。 最後まで、緊張感が途切れず、退屈しませんでした。 ただし、ラストのどんでん返しは必要だったのでしょうか? 少しわかりづらかったですね。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-02 18:37:23)
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