1. から騒ぎ
シェイクスピアの喜劇ってどうも良さが分からないんだよね。現代人とは笑いのツボが違うという感じで。本作にしても一人で勝手に勘違いした間抜けな男に腹が立ってそれに振り回された周囲のドタバタ劇を見ても面白くも何ともなかった。そのような愚にもつかぬ馬鹿騒ぎに付き合えるほど筆者の器は大きくない。たとえ大御所シェイクスピアといえどもその作品全てが傑作というわけではないのだと思った。 2点(2003-07-02 22:53:27) |
2. カサブランカ
いい女がいるから男は格好つけるのだ。男は格好つけるから男でいられるのだ。そういう時代もあったんだなあ。ウィスキーのグラスを傾けながらじっくり観たい一本。 9点(2003-04-04 23:57:54) |
3. 髪結いの亭主
二十歳前後の頃に初めて観た時は、全く理解できなかった。少し年を取ってから再度観直したらその深さを楽しめるようにはなった。でも幸せなうちに死を選ぶ妻の行動は未だに理解できない。だって残された夫に対してあまりに残酷だよ、ああいう独り善がりな行為は。30代になったらもう一度観てみようと思う。 7点(2002-12-14 08:03:12) |
4. カリートの道
徐々に追い詰められてゆくアル・パチーノ。やっとの思いで恋人の待つホームに着いたと思いきや。。。僕は、不覚にもエンディングで涙を流してしまった。女・子供には分からない男の哀愁がひしひしと伝わる佳作。 8点(2002-10-15 22:32:26) |