1. きさらぎ無双剣
《ネタバレ》 東映時代劇全盛のセミオールスター作品。流石東映と言える娯楽作品に仕上がってます。見る前はもう一つ大川橋蔵か大友柳太朗・月形龍之介辺り欲しいと思ったけどこの手の作品では最高クラスに面白かった。近衛・松方の親子共演の絡みも面白いし、若富・近衛・右太衛門の豪快な殺陣にもうっとり。里見浩太郎にしてもほんといい男してた。丹下左膳のような白い着物が画面に映えまくっていて本当にかっこよかった。女優陣では筑波久子が印象的。初めて見たけど丘さとみにどこか雰囲気が似ていてかわいかった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-06-22 23:48:06) |
2. 斬る(1968)
《ネタバレ》 「椿三十郎」と似た感じの時代劇。「椿三十郎」よりコミカルな作品でスピード感もあるけど、華やかさと重さが足りないかなぁ。ただ仲代達矢と高橋悦史掛け合いが見ていて楽しいし見て損はないかと。一番印象残ってるのは冒頭の凄まじい砂塵シーンで、これが風が吹けば桶屋が儲かるってくらいの風かと思った。 [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-27 23:30:57) |
3. キューポラのある街
浦山桐郎の監督デビュー作品で吉永小百合の代表作のひとつ。本作で18歳の史上最年少ブルーリボン賞主演女優賞を受賞したという作品でもあるらしい。貧しくても強く明るく一生懸命生きる少女...吉永小百合の作品はこの手のものが多いけどその原点的な作品なのかなと。当時の日本と北朝鮮がよくわからないので理解しにくいところもあるが、どっちでも変わんないみたいに言われてるシーンがちょっと怖い。今の日本と北朝鮮考えるとさらに怖いです。続いて吉永小百合の代表作のひとつ「愛と死をみつめて(64)」見てみます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-13 23:30:54) |
4. 君が青春のとき
元気ハツラツな新米ディレクターを吉永小百合が演じる。真面目で悩んでばかりの作品が多いけど、やっぱり明るい吉永小百合が一番魅力的で今まで見てきた中でも1、2にかわいいです。(といっても今回も悩みまくってるが...。) 相手役が浜田光夫じゃないのは事故ってた時期っぽい。山本圭や米倉斉加年といったあまり日活っぽくない人が出演してます。米倉斉加年なんて「座頭市と用心棒」の「しぇんしぇ~」ぐらいのイメージしかなかったので真面目な役でちょっとびっくり。冒頭の吉永小百合のシーンだけでも十分収穫ある作品でした。次は「悲しき別れの歌(65)」見ようかな(いかにも暗そうなタイトルだけど・・・)。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-27 23:37:10) |
5. 斬る(1962)
剣三部作の第一弾。大映時代劇、三隅研次、市川雷蔵の魅力いっぱいの作品。ストーリーはどうってことないけど(ってかよくわかんない)、71分という時間でこの濃さは凄い。三隅の映像美に、惚れ直すほどかっこいい雷蔵、伊達三郎が出てきた時点で怪しい展開wとか万里昌代のハラリ、雷蔵と同い年の天知が親子!とかもういっぱいいっぱい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-08 23:30:52) |
6. 巨人の星 行け行け飛雄馬
甲子園~巨人軍テスト合格までのお話。何といっても飛雄馬合格の瞬間が笑える。万歳しながら後ろに日の出みたいな絵、浮いてて最高。ミュンヘンオリンピックとか言ってるし、いつだよってくらい古いなぁと思った。でも陸上で金とったら食えると思うけど速見さん。まあ挫折の言い訳かもしれないけど。 6点(2004-04-13 21:27:34) |
7. 巨人の星(1969)
巨人の星は初回と最終話しか見たことないのでけっこう楽しく観れた。ストーリーは飛雄馬出生から甲子園出場までのダイジェストだと思う。登場人物の考え方とか行動とか、爆笑もの。一番おもしろいのはやっぱ一徹さん。ラストの勝利のVサインシーンなんかかなり爆笑。花形くんもおそらく小学生にして監督したり、車運転してたりとほんと凄い作品。 7点(2004-03-20 18:04:21) |
8. 昨日・今日・明日
ソフィア・ローレンの美貌、ふるまいがいい。ちょっと太めな感じもするが、それがパワフルさを増していて、まさに無敵の毎日といった感じ。『ナポリのアデリーナ』あの色気に生気を吸い取られるのも頷ける。『ミラノのアンナ』我儘な感じがとても好き。夢見る乙女みたいだったのに、急変してけなしまくるところなんかとてもおもしろい。『ローマのマーラ』神学生の存在もあり女神のように見えた。ソフィアが抱いてるネコがおとなしくてかわいいっ~。マルチェロ・マストロヤンニ演じる男のアホさもいい。やることしか考えてないところなんかアフォだ~。どれも彼女の魅力が出てていいけど最後のが一番いいかと。 8点(2004-02-12 23:00:22) |