1. 機動警察パトレイバー2 the Movie
《ネタバレ》 前作とは違い、押井臭さが満ちていて、それがすごく冗長に感じた。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2009-10-09 00:00:58) |
2. 喜劇王
なんてあんなにへんてこりんな人たちが沢山いる国なんだろう。 チャウシンチーの、どこか抜けた一途さ、これはおもしろいですねえ。 でもやはりアクションのほうが好きです。 だからこそメロドラマをやっているのがくだらねえ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-28 22:53:34) |
3. 金魚の一生
《ネタバレ》 むしろ「二人が喋ってる」よりもこっちを観たくてDVDをレンタルしたわけです。めちゃくちゃ沢山いる金魚の中で生き残っていく一匹でさへもああいう最期をむかえる。金魚にとっての幸せとはなんでしょう。やはり、死に方ではなく、生き方にこそ幸福が定義できるのではないかと思った。なのにナレーションでは「金魚だからよくわかりませんでした」といわれる。これが全てのイキモノにとっての幸福論をいっそう複雑なものにするのです。僕は自分の人生をよくわかっているでしょうか。もっとしっかり頭を使ってわかろうとしなければ、幸せかどうかなんて判断できないです。 8点(2005-03-22 00:39:01) |
4. 奇跡の海
《ネタバレ》 撮影現場をしのぶ。本当の様子は知らないが僕の予想では、休憩中でも世間話しようものなら、監督はなにも言わないだろうが、監督の怖さを知っている人たちからの「黙れ!」的な視線が突き刺さるんだと思う。刑務所のような独裁的な、辛いだけの仕事場になっているのではないかと思う。姉が病室でベスの死を嗚咽するシーンなんか監督からの言われようはすごかったんではないか。そういう撮影現場から産まれた映画である。イキモノが訴える何かすさまじいエネルギーがこの映画にはある。つくづく思うのだが、こんな潜在的なエネルギーを、なぜもっとハッピーな物語つくりに向けられないのだろうか。それともあれか、人間の感情は不幸の方向に発散した方が正の加速度がつくというのか?まあ確かにそうだが。ラース・フォン・トリァには一度、週末家族団らんで初めて買ったホームシアターのこけら落としで観るようなハッピーな気分になれる映画を撮ってもらいたい。そしたらきっとすごい。 内容に関しては、相変わらずこの監督はすばらしい。映画作り方法は残虐かもしれないがクオリティは本当によいと思う。そもそもベスは夫からの鬼畜な要求に最初から最後の最期まで抵抗を感じている。涙ながらに太った男にやらせてる。夫のためならと喜んで見知らぬ男にやらせているならばただのポルノ映画。悲痛な顔だからトリアー監督なんだな。この監督の存在自体が悲痛である。 8点(2004-10-31 16:50:29)(良:1票) |
5. 菊次郎の夏
しっかりと切なさがある。それは夏。 9点(2004-03-05 00:33:56) |
6. Kids Return キッズ・リターン
最後の台詞を世に生み出したというだけで価値があります。 7点(2004-02-23 01:16:38) |
7. CUBE
CUBEは数学の持つ完備性、清潔性、純粋性、幾何、素数分布、そして数学の持つ魅力によく似ています。数学のフロンティアはまだまだわからないことだらけなんです。世界中で天才たちが開拓しているせかいです、数学とは。CUBEみたいにチープで面白い映画をこれからも発見(開発)できるよう、多くの映画学者に研究に励んでもらいたいとおもいます。われわれレビュアーはより美しい定理(作品)の発見(鑑賞)を首を長くしてまってます。 9点(2004-01-09 09:58:46) |