21. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 復讐劇のストーリーには興味が湧きました。どういう訳で?という部分としてはわくわくします。だけど...あまりにもグロ過ぎ。これにはいつまで続くのかという感じになりました。ユマ・サーマンの役とチェンソー・マサカーの違いが判らないです。話自体や懐古的な感じは良いですが、残虐性を漫画のように描くのはいただけない感じです。ヤクザ映画にはその残虐性がリアリティーとなりましたが、これはそれを模倣しようとしているのに非現実感で残虐性をカバーしようとしていることに逆に気持ちの悪さだけがクローズアップされます。 5点(2004-08-31 00:22:29) |
22. CURE キュア
一番怖いのは刑事役の役所広司の暴力性な気がする。やはり催眠という題材と、動機が結びつきにくいんだと感じました。 5点(2004-06-20 00:34:26) |
23. 鬼畜
《ネタバレ》 小さい頃に見て、怖かった思い出があります。特におどろおどろしいのでは無く、人間と言うか大人の感情が剥き出しになるのが、子供にとってはこの上なく怖いのだと思いました。岩下志麻と緒形拳の演技もリアリティーがあって(こういう夫婦いる!みたいな)一層始末されてしまう子供への同情心が湧いてきました。ストーリーと演技と映画の演出が成功している作品だと思います。捨てた親と捨てられても尚親をかばう子供。この感情の違いに、涙せずにはいられません。 8点(2004-02-28 01:24:48) |
24. CUBE2
前作レビューでも書きましたが、これに無理やりこじつけた謎解きは必要無い気がする。前作の成功が仇になる典型的な例じゃないかな?お金なくて苦労して撮った方が面白いなんて、このこと自体の方が面白い感じ。観ている方の想像力にも気を使って欲しいCG連発でした。 4点(2004-02-27 01:18:43) |
25. CUBE
この作品は謎だらけのままの方が、逆に意味あり気で良いと思いました。これに、なんやかんや本当っぽいつじつまを合わせてしまうと返って冷めてしまうし、沢山つっこみを入れたくなってしまう。このくらいが丁度湯加減でいい感じ。(もちろん続編は見てます!) 7点(2004-02-27 01:03:32) |
26. キャリー(1976)
《ネタバレ》 キングっぽい屈折した青春アメリカホラーの味が出ていたと思います。ホラーの王道を行く作品だと。可哀想な境遇と仮初の幸福とどん底に突き落とされて持てる力を開放させる復讐劇は、なんといっても感情移入する王道パターンであり、水戸黄門に通じるお決まりパターンなんだけどそれに浸りたい感じに似ています。デ・パルマの黒と赤のショッキングな感じもマッチしてますね。何度キャリーを助ける事を想像したことか。(笑) 8点(2004-02-20 01:15:44) |