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1.  ギター弾きの恋
アレン監督としては「カイロの紫のバラ」以来のノスタルジックで可愛らしくもホロ苦いラブストーリー。悪かろうはずは無いが、これ見てる最中は「エメット・レイ」なる人物が実在したミュージシャンだと思っておりまして・・・後で、架空の人物だと知って気付く馬鹿な俺。でも数多くの「いかにも」なエピソードの想像力やアレン他、評論家がマジな顔で批評してる部分も含め、そうしたフェイクな感覚こそが本作の白眉だったんですね。すっかり騙されてしまったけど、そう言えばアレンは「カメレオンマン」撮った監督だった、ということ忘れてました。それにしても、ハッティ役のサマンサ・モートンは本作で初めて知ったけど、とても良いですね。ショーン・ペンもエゴイスティックでありながらどこか憎めない、という難しい役どころを見事に演じてるし、ギターの指運もほぼ完璧でしょう。なお、劇中度々語られる「ジャンゴ・ラインハルト」は実在の人物でありまして、本作の音楽聴いて気に入った人は、彼の代表的なアルバム「ジャンゴロジー」あたりを是非とも聴いて欲しいですね。
9点(2001-12-16 21:36:34)
2.  恐怖のメロディ
イーストウッド初監督作品はかなりヒッチコックを意識した造りにはなっているが、例えば、主人公が女にだらしなく、ジャズが好き(原題は「プレイ・ミスティ・フォー・ミー」=エロール・ガーナーの名曲が重要な役割を果たす)という作風が既にこのころからある程度確立されていたんですね。けど、確かにラストはあまりに淡白かな。
8点(2001-07-07 02:10:33)
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91826.87%
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