1. 北の零年
サユリ映画やもんなぁ。年齢設定も、話運びの辻褄も、登場人物のとる行動の唐突さも、流す音楽のしつこさも、みーんな「ええじゃないか」やったね(笑)。そう思いつつ、ラスト以外は時間を忘れるくらい面白かった。私もシニア部門かな。 米びつの底を見たことのある女性なら石田ゆり子の生き方にはことに共感できると思う。/「あなた、、」あの美しい表情も効いたかな?と私は思う→<祝:主演女優賞>「篠田、カントク、、(訂正して)篠田カメラマン、それから~~さんがお亡くなりになって~」今夜、日本アカデミー賞でのスピーチはちょっとマズかったかな?の感極まれり?の動揺小百合さん。志麻姐さんが立腹されてないことを祈っております(怖)。 [DVD(字幕)] 5点(2006-03-03 23:50:42) |
2. 岸和田少年愚連隊 岸和田少年野球団
辻本賢人投手! 阪神でもエースのアイドル君になって三振取ってね~G党おばさんも応援するよっ(TーG戦はお手やわらかにね)。この頃は小5~6かな、ピッチングフォームもしっかりしているように思えます。野球を通じて育む友情がなんとも胸熱い映画。女の子の強さと面白さも泉州特産ですわ。ただし、実際の岸和田弁はあんなにガラ悪くないのでご安心下さいませ、オホホ。ココリコのオチには納得いきませんが、観るたびに笑って泣いてます。 7点(2005-01-16 15:02:16) |
3. きれいなおかあさん
《ネタバレ》 オープニングからもう涙。度重なる試練や偏見、お上のバックアップのなさ(補聴器高すぎるわっ)に反して、近代化する北京の街・文化がなんとも皮肉で泣けます。時には「きれい」でいたい・妻でいたい、という女の部分も残しながら、「きれい」でないお金も得て使う彼女の姿、したたかであってもやっぱり応援したくて爆涙です。ハンディキャップをお持ちでなくても、お子さんの病気とかアトピー等であちこち駆けずり回って時とお金をつぎ込んだ経験のあるお母様なら、このかたくなで必死な母親の頑張りが染み入るのではないかと思います。母子カプセルの中でこの坊やと向き合い、話しかけるコン・リーのタイミングがめちゃくちゃうまいです。わざと太っているのかもしれませんね。美しいコン・リーを見るなら「たまゆら~」ですが、僕のきれいなお母ちゃんを見るならこちらです。 8点(2005-01-13 18:23:51) |
4. キューポラのある街
中学校で見せられました。私の義兄Aは普通科に進みたかったが父親の一方的な意見で嫌々商業科へ。義兄Bは子どもの頃新聞配達をしてて「(新聞が厚く重い)元日の朝だけは上り坂の所でお袋が自転車の後ろを押してくれた。この時だけは、親やな、と思たわ。」と話していたが、こんなことはよくあることだったのだ。今見ると、彼女(小百合サン)の決心は、いかにも教科書的な感じが否めないけれど、こういう時代があったことも今の子どもたちに知ってほしいと思う。貧しくても胸を張る姉弟を映すラストシーンのなんと生き生きしていること!いつ見ても自分の甘さを反省させられ、励まされ、一緒に手を振る。 8点(2004-10-30 17:55:52)(良:2票) |
5. 禁じられた遊び(1952)
《ネタバレ》 おとなと子ども、少年と少女、これらの差異をほんとによく出している演技に胸が痛い。ここに登場する2軒のおとなたちが、逃げて・争って・責めて・偽る。でもこれは、愛して・守って・生きてることなんだ、と誇りたい。(自己弁護かなぁ?) 離れたところで戦う(あるいは戦うことを決めた)おとなたちが間違っていて恥ずかしいのだ、と今日は子どもに伝えよう。共切れのワンピースを着た少女がやっと最後に母を呼ぶところ、可哀想だけれどとても怖いってこと、ウチの子にわかるんかなぁ?(わからんわなぁ。その昔、淀川さんのラジオ名作劇場?でこのシーンがいつも流れていたが当時の私にはさっぱりだった。) 10点(2004-08-15 12:06:01) |
6. 危険な関係(1988)
↓危険な情事に踏み切れなくなった心優しき男性ファンを世に増殖させた我らがグレン・クローズ様サマ、ラストは超圧巻ですぅ~! やった、と思いながらもなぜか彼女に同情さえしてしまう始末。人の不幸は蜜の味・・お暇で意地悪な貴族様のことよくわかりました。私もマルコビッチが愛人の背で恋文を書くシーンが好きです。よろめくミシェルはちょっと違和感ありましてなんかがっくりだったわ、現代劇のミシェルの方が好きなので、、単純な私ィ。 6点(2004-07-23 20:38:13)(良:1票) |
7. KISSing ジェシカ
ケラケラ笑いながら、プチ興奮、、やらしいシーンはないのだけれど、、なんで?バイセク予備軍?まさか。でも気持ち良かったわ。タイプは違うんだけど賢くて繊細な主演の二人。えーと自分も30前はこういうこと考えてたよなあ、と共感できました。価値観が合えば友人、+カラダや情熱度も合えばパートナー、とまことにわかりやすい内容を説得力ある(女性限定やけどね)脚本で楽しませてもらいました。DVD未公開シーンはボツがもったいないくらいのおもしろさ、おばあちゃんに完敗。 8点(2004-07-13 17:17:53) |
8. 岸和田少年愚連隊
《ネタバレ》 こんな悪サやっとってもしゃーないぞぉ、そやろが・・というオトナたちと少年たち双方のやるせなさ、泣きたいほどによく出てます。あのダムは、もう止めんとアカンねん、という意味合いなのでしょうか。これでもかというギャグの応酬がとてもおもろかった中、微妙な間の取り方をしてる役者さんたちが気になりました。でも当然ながら花江師匠だけは別。(余談ながら、正司一族に嫁いで来た貴理子さんは流石やと思う。)彼女の店でのやりとりは他のシーンより抜きん出てます、完璧。矢部君は普段のツッコミよりうまいかもしれません(?)。スーパーでの彼の表情にも胸キュンせずにはおれないし、ラストには「もうしっかりするんやで」・・観てる泉州人はきっとオカンの気持ちになったことでしょう。レンタルビデオは酷くボロボロです、うれしいなぁ。’75年に見せる為の岸和田周辺ロケも◎。この時期に地元で中高時代を過ごされた放送関係者のかたがエンドロールに記されてましたので、その辺も尚有利だったのかもしれません。隣市住民、贔屓せずにはおれない一作。 9点(2004-06-10 16:43:09)(良:2票) |
9. キリコの風景
函館の風景を、ジョルジュ・デ・キリコの絵画を連想させるためなんでしょうね(私わからんけど)、色、色、色、で埋めて見せてくれます、が、私にはそれがしつこく感じる。しかしそれとは対照的に、杉本・小林ペアが、お互いの気持ちをそれはもう自然にあっさりと演じてくれていて終盤まことに感じ良い。ほんとにこういうカップルがいるでな、と思ってしまうほどです。。。しかしなんといっても私の苦手なファンタジー部分が多く、わけわからないうえ、♪ティヨーンと流れるBGM(パリ、テキサスみたいな、、ライクーダーっていうの?ソレ風の音楽)でさらにとーっても眠かったです。タイトル負けの感あり。(このサイトでは特に名前負けしてますよ、、ウフ) 4点(2004-05-31 01:15:07) |
10. 君は僕をスキになる
山田邦子と斉藤由貴、この庶民的なオンナの友情にホッとした記憶あります。プリンがデカかったね。雪&由貴シーンは何度も見たい、ハ、ハッ・・・。 7点(2004-03-18 15:05:40) |
11. キルトに綴る愛
よだれが出るほど嬉しい超豪華キャスト名演技による美談むかし話かと思ってたのですが、意外や意外コミカルなとこもあっておもしろかった。彼女たちの堅すぎない身持ちさえ何とも正直で可愛らしいじゃないですか。色々な人生にちょっと肩が凝りかけた時、うまいことキャップショウがシメて笑わしてくれました。ジーン・シモンズが相変わらず上品で嬉しかった、最後にケイト・ネリガンと交わす御互いの一言にもクスクス。バンクロフトの乙女時代を演じるクレアは、わずかな出番なのにさすがでした。それにしてもダ~モット君って女性に囲まれる役、似合うわフフ~、彼の幸せを願う私でした。 7点(2004-01-17 09:09:47) |
12. 帰郷(1978)
《ネタバレ》 私生活でも反体制運動家であった女性闘士ジェーン・フォンダを主演に迎え、なんともリアリティありました。ジェーンの夫ブルース・ダーンは心に、学生時代の級友ジョン・ボイトは身体に大きな傷を負ってベトナムから帰還し、、というお話。難しいことはわかりませんので(どなたかお願い!)、自称 ラブシーン観賞家の私の感想をどうか御許し下さいませ。 ここのジェーン・フォンダはベッド・シーンにおそらく一部代役を使ってますが(手とか胸が明らかに違うで!と私は信じてきましたが。)、二人の愛や思いやりに満ちていてほんと大好きです(道徳観はこの際ちょっと御勘弁を…)。私の友人J子によりますと、前半にある「おざなりのセックス」との対比がまた良い、とのことです、ウムほんま。 ブルース・ダーンは哀しき英雄でした。 オスカー狙いとも言われましたが、最後のジョン・ボイトの訴えを、今この時期さらに私たちは正面から真摯に受け止めねば、と思います。 9点(2004-01-17 07:59:41)(良:1票) |
13. 昨日・今日・明日
ラブコメなんて呼びたくないわ、人情喜劇?ですねぇ確かに(教えて下さったおばちゃんさんに幾度目かわからないほど感謝してます)、ほろほろ。臨月よりでっかいおかみさんや子どもたちの「腹ボテ」ウェーブにげらげら笑って、ず~~と笑って、男二人の愛あふれるカンツォーネ(?)にはもう涙、涙。ひたすら明るいローレンはやっぱイタリア語じゃないとダメだわ、「逢いびき」(だったかな?)などの英語出演はほんと物足りなかった記憶がありますし。ダサくてやつれた顔と可愛い色男を演じわけるマストロヤンニがとっても素敵。このカップル、私は浜田&吉永より、リズ&バートンよりお似合いと思ってました、ポンティ氏を知らなかったせいかしら。 7点(2004-01-12 10:31:10) |
14. ギター弾きの恋
黄土色の画面とジャズの音色が優しいですね。個人的には(すいません→)解説と主役のお二人のお顔が苦手なので、どうしてもサマンサ・モートンばっかり観てしまいました、ウルル~泣かさんといてぇ、かっわいいよなー、こんな仕草されたら男性はまいるよねぇ。「マイノリティ~」を観ても思うけど、もうこの彼女の平凡な役は考えられないわと強く思いました。最後に彼女の顔がうつらずに、ショーン・ペンが反応するシーン、とても良かったです。 6点(2003-12-31 21:53:35) |
15. キャット・ピープル(1982)
ショートの黒髪は、そういう意味だったのね。そんなに綺麗?役柄もあって少年ぽく見えませんかしら、あの大きなモザイクにがっかりするからかOR私が女だからかOR「テス」と比べ過ぎか・・・。園の女性職員アリスが綺麗では?声も勝生さん(TV)だし、魅力的だと思いました。 結構えぐい場面あって驚きー。路面電車のブレーキ音まで怖かった。切なくもおっそろしー黒豹、オリから出そうっす。 5点(2003-11-08 22:57:06) |
16. キス・オブ・ザ・ドラゴン
ある意味、主役、悪役、登場人物みーーんなが可愛らしかったです。「え?どこ蹴ったの?」の連続で、老眼がついていき難いが、CGじゃないアクションは嬉しい、+パリや高級ホテル内見れるおまけ付き。 最初の娼婦もブリジットと正反対でグッド。主役2人の純朴さが何よりでした、身長差のキュートなこと! 私も青せんべい食べたい。 6点(2003-09-19 00:36:09) |
17. 危険な情事
殿方「やべー、気ぃつけな」婦人「ほらね」が主たる感想でしょうか。Tハンクスが「めぐり逢えたら」で「米国中の男が震え上がったんだぞ!」って言ってたわね。 でもラストの少し手前のダグラスとの格闘?のあと見せたグレン・クローズの表情、好きだな~。。この監督は、人間の下心や弱み等(もちろんウフフなシーンも)観たいものを見せてくれて、共感させてくれるのよね。 6点(2003-07-02 13:47:02) |
18. 9か月
超音波の画像見せられたヒューの顔! こども相手に仕事してるのに、いざ自分の子、となると尻込みしちゃう男に適役でした。それに比べて、母性は強し、って事で。 今や、難しい役をこなす超演技派Jムーアにしては、安易な役どころ、この頃ならでは、ですね。 6点(2003-07-01 21:23:54) |
19. 奇跡の人(1962)
ヘレンの心の開き方の変化を、手と表情が、わかりすぎるほどわからせてくれる。ナプキンを左右に落とすところで、私はいつもハンカチを用意します、でもお涙頂戴作品じゃない。「甘やかせない愛」を忘れている私たちが、泣いて、甘ったれた自分を省みるための作品だと思うのです。 9点(2003-06-07 22:47:53)(良:1票) |