1. キルトに綴る愛
《ネタバレ》 かなり前にいっかい観たきりで、当時としたらやたら新旧の女優さんが豪華で、やっぱりウィノナが何か悩んでいる映画だったなという記憶でした。今回再見できることになって見直してみると・・・ 滅茶苦茶かわいいウィノナが見たいならコレだと思う。ヒッピーの子で、なんか悩んでいる不安定そうな子というまさにウィノナでしょ、というキャラ。 「リアリティ・バイツ」なんかより全然良いです。 「若草物語」でも共演してるサマンサ・マシス、クレア・デインズもいいです。あの当時の売れっ子、注目の若い女優さんたちですね。 特にウィノナの人気は凄かった。 アン・バンクロフトを筆頭にウィノナをとりまくおばさまたちもイイ。彼女らの若い頃の経験、思い出。それらがキルトとなって蘇るのよ。 なかなか共感できる女性映画だと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-26 21:42:52) |
2. キリング・ゾーイ
タラちゃんの脚本だっていうんでかなり期待したんですけど、あんまり好きじゃないです。なんといいますかジャン・ユーグ・アングラードのロン毛がいたたまれませんでした。ジュリー・デルピーはかわいかった。エリック・ストルツに「本当のパリを見せてあげるわ」というシーンがなぜか印象的で今もしっかり覚えてる。でもああいうラストが用意されているとは予想つかなかったです。「アルビノ・アリゲーター」といい密室での人間同士の感情とか成り行きって意外性があっていいね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-13 23:45:52) |
3. きっと忘れない
駄作とは思わないけど、それほどのものでもないというのが正直な感想です。まだ実社会を経験していない学生、しかもエリートたちと世間から忘れられているようなおじさん、最初はお互い対立しているけれど徐々に心が通い、若者たちに学校や教科書では学べないものを残して去っていく。よくある話なわけで、それでもコレは「イイ!!」それこそきっと忘れないと思わせるものがないのがちょっと残念です。ジョー・ペシはインパクトあるんですが学生たちを演じた役者が揃って主役を張れるほどの人がひとりもいないというのが致命的なのかもね。映画って脚本、演出はイマイチでも演じる役者の魅力でなんとかなってしまう場合があるでしょ。なんてったって相手がジョー・ペシだもの。散々なことばかり言ったけど、観て損はないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-13 23:01:36) |
4. 虚栄のかがり火
デ・パルマといえば長まわし。ここでもオープニングで見せてくれ、けっこう期待したんだけど、映画としてはワタシの好みとはいえなかったです。ノレない、惹きこまれる面白さとか魅力がなかった。でもキム・キャトラルには笑ったなあ、キャスティングはいいし、なかなかの俳優が揃っているのにもったいない感じ。ブルース・ウィリスって時々気まぐれ、思いつきみたいな仕事するのね。ところでこれってリメイク?それともやっぱりパクリ?モーガン・フリーマンの「正義とは・・・」という演説のところ、どっかで見た記憶がある。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-13 09:42:53) |
5. ギター弾きの恋
邦題がいいね、ロマンチックです。どっちかというとウディ・アレンぽくない作品じゃない?いつも何か食べてるハッティがピュアで可愛い、可愛いすぎる。サマンサ・モートンの無邪気な食べ方がいい、セリフはないけどあの食べ方でハッティの生きる力みたいなものが感じられました。ショーン・ペン演じたエメットも愛すべきダメ男ね。このふたりが可愛くて切ない。ハリウッドへ行くというとき、「おまえは連れて行かない」と別れを言いながら「来るなら旅費は自分で出せ」なんて言いだす。ついてきてほしいなら素直にそう言えよぉ~「ミュージシャンはこうあるべき」というツッパったような子どもっぽいようなことにとらわれて自分の気持ちが見えなかったと言ったほうがいいのかな??でもこのシーン最高です、ショーン・ペン上手いっ!!時代設定も好みだし演奏シーンもよかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-04 15:47:16)(良:1票) |
6. 救命士
スコセッシということで期待しすぎたのかなあ。ダラダラして、信じられないほどつまらなかったです。技巧的には玄人ウケしそうですけどね。役者やってるからには一度は挑戦したいと、誰もが思いそうなあの救命士役。「リービング・ラスベガス」を思い出させるようなニコラス・ケイジなのですが、個人的にはオトボケ入った、ちょっとマヌケなケイジが好きです。実際、運ばれる身になったら、あんな救命士には当たりたくないなあ。 3点(2004-09-10 09:49:58) |
7. ギルバート・グレイプ
知的障害の弟の面倒をみながら一家の大黒柱となって家族を支えているギルバート。義務感はあっても家を出た兄のように時々そこから逃げ出したくなる。そしてそんなふうに思う自分を責めてもいる。父親が自殺してから食べ続け、ベッドで寝ることが命とりになるほど太ってしまい、母親としての立場を放棄してしまったにも関わらず、子どもたちはグレることもなく母を気遣い優しいのが、まず感心したし驚いた。夢も希望もなく、苛立ちを感じるギルバートだけど、それでも現実を受け入れ弟を家族を守っていこうとする姿がいい。ベッキーと知り合い、母と家を葬ることで少し何かが変わると感じた。ジョニーはこのグレイプ一家が昔の自分の家族に似ていて、シラフではいられなくて撮影中はずっとお酒を飲んでいたらしい。本当に酔っていたのかどうかしらないが、ジョニーはすごくよかった。この作品と「ボーイズ・ライフ」のレオを見て、これは期待できる!と思ったのに、このところのレオは進む道を変えてしまったようで残念だ。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-12-14 01:54:18) |