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プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  キル・ビル Vol.2
これ誉めちゃっていいのかなあ。レビューワーとしての良心は著しくとがめるんですけど、映画ファンのハートが「誉めて誉めて誉めちぎれ」と悪魔の声でささやき続けるんですよね。つい昨日、「コールドマウンテン」を「これは映画じゃない」とコキおろしたわけですが、じゃあ「キル・ビル Vol.2」は映画なのか、と。前半とつなぎ合わせて考えてもね、これってただのタランティーノの好きなものコラージュですよね。悪く言えばほとんど思いつきだけで出来ている。過去の作品にも十分あった傾向だけど、過激にエスカレートした結果、ストーリーもへったくれもない話になっちゃった。これが許されてしまうっていうこと自体が、タランティーノの実は最高の才能なんであって、普通こんなの絶対に許される物じゃない。言うなれば公開マスターベーションなわけですよ。実際、そういう映画ってけっこうあるし、たいていは誰からもハナもひっかけられない。ただしこの作品の場合は、あらゆるカットから監督の映画に対する熱い情熱がほとばしり過ぎてしまっているのが素人目にもあまりにもわかってしまうので、この狂おしいまでの愛情を誰も否定できないんだと思います。クライマックスだけあって前半のVol.1よりもはるかにテンポは良いし見やすいです。意見がハッキリ分かれた前作である程度客層が絞り込めた結果、劇場内は純粋なタランティーノファンだけで占められており大変雰囲気の良い鑑賞となりました。「Natural born killer.」とか、ビルの倒れるタイミングとかね、必要な場面でちゃんと笑いが取れてましたしね。この客層は本当に良かった。はっきり言って、タランティーノにある程度理解のある人以外は、見ても完全に無駄だと思います。これは彼の「好き!」だけに突っ走ってる映画だから、冷めた観客には通用しない。でも私は好きです。どこまでも、おつきあいしたいと思います。無茶苦茶で問答無用でセオリーもへったくれもないんだけど、これはタランティーノが本当に作りたかった映画。なんだかねえ、優等生みたいな人たちばっかり増えて、誰もがお利口になって行く中で、一人いつまでもガキ魂を失うことに決死の抵抗を続けている姿が泣かせてくれます。少なくとも、21世紀にはタランティーノがいる。これは大変な救いになっていると思います。
10点(2004-04-26 23:29:55)(良:4票)
2.  ギャザリング
明らかにここ数年のハリウッド系クラシカルホラーブームの一端に位置する作品であると思うが、(これを言ったらミもフタもないんだけど)こういう映画が好きな人は好き、嫌いな人は嫌いだろう。敢えて傾向としてまとめるとしたら、例の大オチをとっぱらった「シックス・センス」を「それでも楽しめる」と言い切れる人ならノレるだろう。舞台はイギリス、主演はクリスティナ・リッチ、なのにアメリカが舞台だった「スリーピー・ホロウ」の半分も重厚感が出なかったのは現代劇の限界か。個人的にガーデニングを趣味としているので、本筋にあまり関係のないイギリスの田園風景や古い邸宅を彩る本格的なイングリッシュガーデンを堪能することができ、比較的満足度は高い。私はとにかくクリスティナ・リッチが異常に好きなので、あまり細かいことが目に入らなかったと正直に言っておく。一応、地味ながらオチもあるんだけど、そういうことにはあまり期待しない方が楽しめるのではないかとだけ言っておく。雰囲気一発系としては、それなりにいい感じが出た。
8点(2004-03-01 21:56:47)
3.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
惜しいなあ、というのが本当に正直な感想。デカプリオは冴え冴えとしているし、トム・ハンクスの堅物ぶりも良い。ストーリーは期待した以上に面白いし、ちゃんと心に残る余韻も持っている。特に父親役を哀愁たっぷりに演じたクリストファー・ウォーケンは素晴らしい。シナリオはきちんと詰まっているし、運びはテンポ良く全体に実に無駄がない。ここまで誉めちぎっておいて本当にかえすがえすも残念で仕方がないのだが、いかんせんこの映画には絵が無さすぎ。ジャジーな音楽、60年代を意識したセンス溢れるアニメーションのオープニングタイトル、随所にちりばめられるレトロなアイテム、一見この時代を非常に良く再現しているかのように見えるのだが、どこからもキネマの香りがしない。60年代の作品であれば、どんな駄作からでもうっすらと漂って来る独特の香り。衣装やセットで可能な限り当時を再現していても、漂って来る空気は確かに21世紀のものなのだ。ここまでやったのだから、というよりはここまでやったのに、現代的な味つけでは済まされないほど、映像のどこからも影が見えて来ない。そしてこれだけ芸達者な出演者たちの誰一人として、60年代の顔をしていない。人の顔って変わりますよね。時代によって、明らかにその時代に特有の表情がある。そういうものが、この映画からはちっとも見えて来ない。たぶん監督がスピルバーグだからなんだと思うけど、この映画に本当に60年代のキネマの香りが出せたら、正直ちょっとした傑作になり得たはずだと思うので、すこぶる残念。レオナルド・デカプリオは腐ってもデカプリオだと強く信じる立場から、彼はやっぱり上手いなあと感心はするけれど、ティーンから大人の役者への過渡期にお約束の苦闘の時代が彼にもやはりあったわけで、どうしてそのタイミングでこの役が降って湧かなかったかなあという無念さも残る。そういう理由から点数的には辛めになったが、話は面白いしデカプリオはやっぱり上手い。観ておいて損のない作品ではあると思う。うーん、でもこれを「映画」とか「作品」と呼ぶのにはとっても抵抗あるなあ。
6点(2004-02-07 02:49:47)(良:2票)
4.  虚栄のかがり火
腹黒い映画ではあるが、一見ごった煮風のメインキャストがそれぞれの持ち味に特化しているところに素直に乗れてしまった私は大笑いすることが出来た。特にメラニー・グリフィスのアホっぷりやブルース・ウィリスのダメ男ぶり、トム・ハンクスの弱チンぶりには目まいがするほど爆笑させて戴いた。全体的に全てを後ろ向きなスタンスでしか捉えていないが、その方向に徹底しているので妙な甘さや倫理観に流れるよりは良かったのではないかと思う。こういう性悪説に立った作品の毒気自体が、受け入れられるかどうかは別として、人間ってこの程度の生き物なんじゃないの?と常日頃から思っている腹黒い私は正直大好きである。特に裁判のシーンでトム・ハンクスが浮かべる悪魔の微笑み、ちょっとたまらないものがありました。デ・パルマならではの映像の凝り方が、チープな話とちょっぴりズレていたためにぶっ叩かれるのはやむを得ないと感じますが。内容の割りに映像キレイ過ぎますよね。もっと絵的に安っぽければそれなりにB系の味が出たようにも思うんですが。なので微妙に減点。 キルスティン・ダンストがとても小さいです。
8点(2004-01-22 23:17:19)(良:1票)
5.  疑惑(1982)
桃井かおりのふてぶてしい個性が役柄に見事にハマりましたね。岩下志麻、桃井かおり、この2人って本当に金太郎飴でどこを切ってもこのキャラしか出て来ない人たちなんですが、うまくハマればこういう面白い作品が出来るという良い見本だったと思います。役者として決して器用な人たちではないし、演技者なら絶対に手本にしちゃいけないキャラクター至上主義の権化みたいな女優さんたちですが、うまく活かされることのできた数少ない例だと思います。私はラストシーンの桃井かおりのセリフにシビれました。女なら一度は言ってみたいですが、実際に言える人は極めて稀だと思います。しばらくこのキャラに憧れて、周囲からかなり嫌われていました。女がカッコいい、という意味では女性向きの作品なのかも知れません。
8点(2003-12-13 12:27:11)
6.  鬼龍院花子の生涯
五社英雄+宮尾登美子作品の中では凡作の域を抜け出せない出来ではあるが、「なめたらいかんぜよ」の一言で一連の宮尾登美子ブームに突破口を開いてしまった夏目雅子の存在感だけは見もの。印象としては、下の[じゃん++]さんとまったく同じ意見です。見せ場はあるのに、土台というか外堀の全然埋まっていない映画。公開当時、これは宣伝の勝利だなあと感じましたが、要するに宣伝以外の実体があまりにも希薄でした。予告編だけ観ればいい映画ってけっこうありますが、代表的な例だと思います。
4点(2003-12-13 12:20:40)
7.  キリング・ゾーイ
暴力を「美学」と言い切れる世界観にスルッと入り込める人なら堪能できるんでしょうね。私は「トゥルーロマンス」から入って行ったので、これは入り口を間違えちゃったんだなあという自覚にはなりました。もしかしたらトニー・スコットの一般大衆向けオブラートに包んであるぐらいの方がちょうどいいのかも?と思いながら観ていましたね。後半のジュリー・デルピーの活躍ぶりはなんとなくアラバマにつながるところがあって、ああこういうふうに女性が血まみれになって闘う絵が好きなんだろうな、と感じました。ある程度監督に肩入れした立場から観れば「好き」を素直に表現した非常に伸びやかな作風ではあるんですが、単体で捉えた時、自分がこれを素直に受け入れることができたかどうかはちょっと疑問です。新人の場合、ある程度極端な路線を打ち出さないとなかなか注目を集められない部分はあると思うので、そういう意味では頭のいい人なんだろうと思いますが。後に「パルプフィクション」で見せてくれる気のきいたユーモアのセンスはあんまり感じられなかったです。まあ人間は成長するっていうことなんでしょうか。
5点(2003-12-13 12:14:55)
8.  去年マリエンバートで
空前絶後のつまらなさ。
0点(2003-12-13 01:22:45)
9.  恐竜の島
この時代のキッチュな特撮に違和感を感じてしまう人には辛いだろう。そうでない人には楽しめるだろう。ノスタルジックな味わいで、ベタベタに描かれた普通の特撮映画だが、「海を越えてずうっと行ったところに、恐竜の島がありました。」だけで1本映画が出来ちゃうってだけでもうすごいでしょう。これだけで映画1本ですよ。今じゃもうどんなB級でも企画も通らないでしょう。そういう意味でも、もう絶対にこんな映画観られないと思うので、これは買いです。内容もベタベタの冒険映画です。タネも仕掛けもないあたりに、非常に好感の持てる作品です。
8点(2003-12-13 01:20:45)
10.  救命士
連れがいたので帰りませんでしたが、一人で観に行ってたら途中退場しちゃってたかも知れません。スコセッシ&シュレイダーコンビがこれで最後のコラボレーションだと言うので素直に騙されてしまいました。時々この人たちは仕事ではなく趣味で映画を撮っているんじゃないかと思うことがありますが、これなどまさにその代表的な例だと思います。見せる努力があんまり伝わって来ませんよね。ニコラス・ケイジはどんな映画でも本当に一生懸命マジメに演技をする人ですが、この映画でこの頑張り様はちょっと気の毒な感じさえしました。アホらしい、と切り捨てられない中途半端さが目につく映画でした。特にもう1度観たいとは思いません。スコセッシ作品なら他に観るべきものはいっぱいあると思うので。
3点(2003-12-13 01:16:09)
11.  キューポラのある街
吉永小百合って顔でかいなあ。と、日本人の美人感の変遷ぶりにちょっと衝撃を感じた映画でした。私がこの映画を見た当時は、小顔ブームが始まりかけの頃だったので。でもこういう映画に人々が夢や希望を与えられた時代って、ある意味とっても幸せだったんだよな、と思いました。頑張ることで誰もが生きて行けた時代。こういうシンプルな時代って、今の時代に生きてる人間からするとすごい貧乏話でもちょっと羨ましかったりします。
5点(2003-12-13 01:13:02)
12.  CUBE 《ネタバレ》 
お金も知名度もなかったら、アイデアで勝負するしかないじゃーん。という中でもこれはちょっと図抜けてましたね。掴みも早いし、ワケわからんモードに引きずり込まれたが最後、絶対に最後まで引っ張り回されてしまう。映画でパズルをやろうと思った監督は偉いと思うし、率直に楽しい映画だったと思うけど、欲を言えばちゃんとオチまで考えてから撮ってもらいたかったです。そういう理由で残念ながら1点減点。でも限りなく満足度は高かったです。オチさえあれば、満点だったのに。
9点(2003-12-13 01:10:22)
13.  9か月
目のつけどころが新しかったですね。改めて、世紀末のこの時代に「家族」っていったい何なの?というベタなテーマに挑戦しつつも、男女の心の機微がきちんと描かれていて楽しめる内容だったと思います。ロビン・ウィリアムスはこのへんから単なるうるさい人になっちゃったんでしょうか?私がヒロインだったら、まず絶対にこの医者に出産を委ねようとは思いませんけど。まあ映画だからいいか。
7点(2003-12-13 01:07:12)
14.  キャノンボール2
なんとなく、1も観たから続きも観ておくか。ぐらいのノリで楽しむにはほどほどに面白かった気がします。わざわざ観るほどの映画ではないですが、ヒマつぶしにはなります。あまり期待しないぐらいでちょうどいいんではないでしょうか。娯楽映画ですし。
6点(2003-12-13 01:04:23)
15.  キャノンボール
映画は面白ければいいんだ、という主張が非常に明快に伝わって来るミもフタもない娯楽作品。楽しきゃいい主義の私は普通に楽しめました。エンドグレジットも楽しかったですね。何も考えないで観るのがよろしいかと。
7点(2003-12-13 01:03:01)
16.  キャット・ピープル(1982)
特にストーリーがどうとかいう映画ではないように思うけど、ナスターシャ・キンスキーのプロモ作品としてはなかなか良く出来ていると思います。まあ、だから何なんだと突っ込みたいところはいくらでもあるんですが。ポール・シュレイダーってたまに傑作を撮るから見逃せないんですが、ハズレると大きいというか作品にすごく波のある監督なのに、この作品は彼の作品にしては実に珍しく毒にも薬にもなってないという点で新しかったです。でもナスターシャ・キンスキー主演でネコ女を撮ってみたいと思う気持ちはすごくよくわかります。相手役のマルコム・マクドウェルもかなり濃いので、全体的に濃密すぎてちょっとアタりました。これも雰囲気一発モノだと思いますが、陰湿な映像が好きな人ならけっこう浸れるのではないですか。
7点(2003-12-13 01:01:42)
17.  キャスパー
こういう映画、私はあんまり観ないんですが、何も考えずに「楽しいわぁ」と観流してしまう娯楽映画としては、なかなか良くできた作品だったと思います。やっぱりクリスティナ・リッチって上手いですよね。この作品でもなかなかの芸達者ぶりを発揮していました。ご多分に漏れず「大人の女優」への転換期に苦戦しているようですが、子役時代の彼女の作品を観ると本当に上手い子役だなあ、とちょっと感動する場面がけっこうありますね。娯楽映画がこのぐらい楽しければ、まずまずの合格点と言えるのではないでしょうか。
7点(2003-12-13 00:57:52)
18.  逆噴射家族
シニカルもここまで行けば一つの芸になるという見本。これは傑作でしょう。家族として機能していない家族、という最近流行りのテーマを先取りした作品としても、大いに評価したいと思います。こういうドタバタから何も読み取れない人には辛いだけの作品だと思いますが、行き過ぎた疾走感や小林克也の暑苦しさに不快感を覚えない人には楽しめる作品だと思います。不毛な中にも、高度経済成長期を支えたニッポンのお父さんたちの心の叫びを切々と訴えかける、意外にも中身の濃い映画です。
8点(2003-12-13 00:54:51)(良:1票)
19.  君がいた夏
雰囲気一発モノとしては、悪くないと思います。ただし本当に雰囲気一発なので、乗れない人は乗れないでしょう。特に何が良いとか悪いとかじゃなく、単に雰囲気が楽しめればいいのかな、という気がします。それはそれで、ずいぶん無責任な話なのですが。ジョディ・フォスターも特にジョディだからどうこうというノリではないですよね。「ふーん」という感想がぴったりな映画でした。
5点(2003-12-13 00:50:32)
20.  キネマの天地
藤谷美和子の降板劇だけが話題の的になった作品ですね。何が言いたいのかさっぱりわかんないし、人情モノにしては話もバラけていて締まりゼロ。もうちょっと話を整理して、きちんとシナリオを詰めていれば30分でおさまったでしょう。「蒲田行進曲」に味をしめたとしか考えられないですが、思想の次元でもう全然違います。アホ映画として笑うにはマジメに作りすぎているし。救いようがない。
2点(2003-12-13 00:48:05)
0121.86%
1121.86%
2172.63%
3264.02%
4304.64%
5517.89%
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