1. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
《ネタバレ》 目玉おやじはイケメンだった。って言いたかった映画なのかな? タバコの描写に代表されるように、昭和の雰囲気を醸そうとしているのはわかる。時折差し挟まれる作者自身の戦争体験にも胸がひりつく。 が、やはりこれは令和の作品なんだなあ。 なかなかにエグイ設定や残酷描写の割に、重さも深みも今一つ感じられない人物造形やストーリー展開。スタッフはテレビシリーズの1期2期や墓場鬼太郎を観てないわけないと思うんだけど、まとう空気感がなんとなく軽いのはなんでだろう。 それでも単体の作品としてはテンポも良く、アクションシーンもかっこよくて楽しんで観られました。 なのに、最後の最後で『墓場鬼太郎』との繋がり方に一気に冷めた。ちょっと雑じゃないですか? ネタバレになるが墓場鬼太郎に出てくる水木氏は現在の目玉おやじが感傷に浸るような扱いはされない。そこに本作の大きな「嘘」がある。 いわゆるアナザーストーリーのつもりで観ていたのに、そこに繋げたことでせっかくの作品が急に安っぽく感じられてしまった。 [映画館(邦画)] 6点(2023-11-30 20:48:41) |
2. 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
《ネタバレ》 原作もドラマも知らなくて、ただ劇場の予告編で面白そうだったので鑑賞しました。 ルーヴルが舞台のミステリーってダ・ヴィンチコードみたいなものを期待したんだけど、別にルーヴルの必要性は感じなかった。 安藤政信目当てで観た部分もあるんだけど、もったいぶって登場した割にラスボスでもなかった。 ルーヴルの地下迷路なんて絶対迷って大パニックだ!とワクワクしたのにそんなこともなかった。 問題の絵もどんなどす黒い謎が隠されてるんだろうと思ったら、結局血筋の話だった。 導入の世界観は良かったのに、なんか無難な結末にまとまってしまって「日本映画だなあ」という印象でした。 [映画館(邦画)] 6点(2023-06-15 20:12:36) |
3. 清須会議
《ネタバレ》 つまりは、NHK大河ドラマの1話分かせいぜい2話分を三谷っぽくしただけの映画なわけですが・・・ えっと、役所広司と佐藤浩市が時代劇に出てるっていう理由で観に行く客って、私だけなんですかね?この2人が出てて殺陣が浅野忠信だけって、役者の体力の問題(だったら残念だが仕方ない)でなければ、私からしたら映画代返せレベルなのですが。 演技合戦なら他にも題材があるんじゃないかと思います。今作の点数は役者さんのためだけに献上です。 何やってんだフジテレビ。くどいですが、少しでも役所×佐藤のアクションを期待したのは私だけですかね? [映画館(邦画)] 5点(2013-11-23 18:48:56) |
4. キャットウーマン
これぞ娯楽映画!「スパイダーマン」より素直に面白いと思うのは、やはり同性だからでしょうか。下手なヒューマニズムとかサスペンス性だとかを盛り込まずに、ハル・ベリーの美しさのみを追求しているのが潔い。楽しい。カッコイイ。彼女の肉体は芸術品ですね。シャロン・ストーンも素敵です。難を言えば、トム刑事がイイ男だったので、もう少しかっこいいところを見せる場面を作ってあげても良かったんじゃないかな。 それにしても点数低いなあ(^_^;)正直「トゥームレイダー」なんかよりよっぽどシリーズ化して欲しい映画だと思ったんですが… 8点(2004-11-07 14:55:12)(良:1票) |
5. 銀河鉄道の夜(1985)
別役実の脚色、細野晴臣の音楽、美術どれを取っても素晴らしい。なのに、なのに、なんでキャラクターがますむらひろしなんだぁーーーっ!宮沢賢治の世界を全てネコ漫画のイメージにしてしまった彼の罪は大きいと思う!! 9点(2004-03-15 22:52:02) |