1. 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
《ネタバレ》 地球が爆発するシーンは「2010年宇宙の旅(小説)」のモノリスいっぱいを思い出しました。冒頭のイルカの歌がかなり良いです。良いというか、笑ってしまいました。凄くいいこと言ってるのに必ず最後に「魚をありがとう」って。(笑)あとクジラもかなり笑えた。人生ってこうだよな、笑えないよな、と思うと逆に笑えてしまう。カニ的な生き物の扱いの酷さもイギリス映画的でクスッと来ました。もう2,3回繰り返して欲しかったな・・・で、何度も潰される、と。トビラの開閉音とか“手を貸して欲しい”とか小ネタにもニヤニヤ。 アメリカ映画よりも日本映画よりもなぜかイギリス映画が一番笑えるんだけど、一緒に見る人は大抵クスッともしないんですよね・・・ [DVD(字幕)] 7点(2006-07-05 23:09:27) |
2. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 大猿出るまで長いよ!でも出てからはグイグイと引き込まれました。キングコングの話は多分見てない人でも知っているはずで、私も大まかには理解していました。「金髪美女に恋するゴリラの話」だと。「はぁ?ゴリラが白人男と同じ美的感覚かよ、アホか」と思っていました、ずっと。でも実際観た印象は全く違いました。アレはアンが金髪美人だから好きになったのではなくて、心が通い合う瞬間があったから手放せなくなってしまったのかなと。だってメスゴリラは?メスゴリラいないの?もし自分一匹だけだったら、きっとすごく寂しいはずです、ゴリラくらいの知能があったら。そんなわけで恥ずかしながらコングが捕まるシーンくらいから涙が・・・。特に氷の上で無邪気に遊ぶシーンは泣けて仕方なかった。その後悲しいラストなのは分かってますからね。すっかり猿に感情移入です。PJの思うままの私。てことで、最後のカールの台詞「美女に殺されたんだ」はすっごく的外れな感じがしました。いやいやお前が連れてきた所為で死んだんだろ! [映画館(字幕)] 9点(2005-12-23 20:11:11) |
3. キングダム・オブ・ヘブン
おおお、思ったよりずっと面白かったです。サラディンとボードワン4世にカリスマ性があって、この2人の駆け引き、そして敵なのにお互いを認め合ってる感じが良かったです。英雄は英雄を知るんですね。主人公の選択や優先順位の勘違いにイライラさせられましたが、一応史実に合わせないとならないと思うので、歴史に文句行っても仕方ないって事で諦めます。でも最後村に帰れるのはおかしい・・・ [映画館(字幕)] 7点(2005-05-27 21:53:59) |
4. ギルバート・グレイプ
ジョニー・デップの選ぶ映画は私に合わないことが多いんですが、 これはなかなか好きです。 家族って大事だけど時に疎ましかったり重荷だったりしてふと どこかに行ってしまいたくなる。そんな気持ちがよく分かる。 ディカプリオの演技に目が行きがちだけど、知的障害者役より 普通の青年を演ずる方がホントは難しい気もします。 でも「傑作」じゃなくて「佳作」かな。(ビデオ) 7点(2004-09-01 22:10:17) |
5. CASSHERN
監督はもちろんみんな「伝えたい事」があって映画を 作るのだと思いますが、伝えたい事を台詞でそのまま 言うのは安易です。メッセージは台詞で押し付ける のではなく、映画全部を使って観客に悟らせるべきです。 見たことのない映像に対して3点。他、0点。 ・・・と思ったけど やっぱり2点。(映画館) 2点(2004-08-14 13:05:01) |
6. CUBE
最初から最後まで緊張感の途切れないタイトな映画。 極限状態で剥き出しになる人間の悪の部分の描き方が秀逸。 誰が生き残るか何となく予想はつきましたが、展開が納得だったので(数学少女は残念でしたが)面白かったです。(映画館) 10点(2004-08-14 12:43:58) |