1. キック・アス
《ネタバレ》 最高です。最高すぎて劇場で3回みちゃいました。また行くかもしれません。 まずキャラが良い。主人公、ヒットガール、ビッグダディ、敵役…。みないい味だしています。 さらに脚本が良い。主人公が奮起するきっかけ。「なぜ誰もヒーローにならない?男ならみなあこがれてるはずだ。」「この世界にヒーローがいなくて悪もまた存在しないならいい。だが悪は存在する。」といった動機がいいですよね。 次に映像。とくにヒットガールの最初の登場シーンは音楽もアップテンポ、動きもカッコイイし最高です。んでもっと最高なのがこれまたヒットガールが最後敵の本部で追いつめられた直後暴れるシーンです。先程のシーン同様の理由でしびれました。んでさらにもっともっと最高なのがビッグダディとキックアスが敵につかまって生中継で拷問された後ヒットガールが登場するシーン。これは本当に映像的にかっこよかった。そして泣ける。3回目の観賞のときもここでやっぱり泣いちゃいました。あとキックアスが序盤にヤクザに腹を刺されて死にかけるシーンがありますが、ここがそこらのヒーロー映画と大きく違うところであり情けのないところが良い所だと思います。なんでもこの映画、配給で持ち込んだ際、大手はヒットガール抜きという条件を出したらしいですね。今のアメリカ大手配給会社は馬鹿なんでしょうか。 もう褒めてばっかりですがじゃ悪いところは?と考えてもでてこない。正義側が人を殺しすぎ?そんな野暮な批評する人はいませんよね。別に暴力を肯定してるわけじゃない。だからヒットガールはラスト近く、ヤンキーがよってきて手をだした際握手をしようとした。ヤンキーの思惑がわかり相手も暴力というカードを使用したから暴力でかえした。この映画は、結構おきまりかもしれませんが、根性がある奴はカッコいいんだ!というようなことをいっていると思います。「俺には力がないから責任もないんだ」と諦めるやつはサイテーだ!、と。そしてやっぱヒーローは空を飛ばなくちゃ!、と。 [映画館(字幕)] 10点(2011-02-01 12:31:17)(良:5票) |