1. ギャングスター(2006)
《ネタバレ》 ヴァル・キルマー、ガブリエル・バーン出演のギャング映画ということで、レンタルでみましたが、まったくの期待外れで、迫力も凄みも皆無のチンピラの話でした。話も英国から米国へ飛んだりして、何ら必然性も説明もなく完全に期待外れでした。 [DVD(字幕)] 1点(2011-09-20 17:48:12) |
2. キングダム・オブ・ヘブン
《ネタバレ》 バリアンが、エルサレム明け渡しの交渉が済み、最後の別れ際にサラディンに 「エルサレムの価値は?」と聞くと「無だ。」「しかし、全てだ!」と答えましたが、 それが、この映画の全てを語りつくしていると感じました。それにしても いつもながら、凄まじい位にスケールの大きな映画で、観る度に色々な 事が分かりつつあります。エルサレム攻城戦の映像は特に凄かったです。 攻城塔を銛を打ち込んで引っ張って横倒しにする、などの防御法は 初めてみました。▼自殺した妻の十字架のネックレスを埋めたのは キリストが処刑されたゴルゴダの丘だったのですね。最後に故郷で眺めていた 花は桜の花だったような?ボードワン4世の崩御時のバックに流れた音楽は、 同じリドリー・スコット監督の「ハンニバル」の野外オペラシーンで使用されたパトリック・ キャシディ作曲の「ダンテス・ラ・ヴィダ・ノーヴァ」で、「あらら?同じ監督だだから、こんなのもありなのなのかなぁ?」と思ってしまいました。まあ、違和感はなく、むしろ高貴な悲愁感を漂わせていて非常に良かったのですが・・・・。最後に「この村にくると、バリアンに会えるといわれたのだが?」と尋ねたのは獅子心王リチャードだったのですね。まだまだ色々な事が分かって来そうな気がします。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-30 20:22:02)(良:1票) |
3. キング・オブ・キングス(1961)
《ネタバレ》 今まで聖書、特に旧約聖書の内容は理解していませんでした。でもキリストが、荒野を断食で彷徨う修行などは、高野山の千日修行と似通ったところがあり、人が悟るためには、荒行が必須なのでしょうか?私は、キリストは弟子達の期待を裏切り、自分勝手に行ってしまったと思われました。命は自分一つという事が理解されれば良かったとは思いますが、中々そううまくは行きません。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-30 23:13:58) |
4. 紀元前1万年
《ネタバレ》 古代原始時代を舞台にした映画では、ジャン=ジャック・アノー監督の「人類創世」 があり、それは紀元前8万年前の「火」を求めて彷徨う冒険物語でした。あの時にも マンモス、剣歯虎が出てきていましたが、今回の映画では、CGによって見事に 迫力ある古代動物が画面に甦っていました。さらに巨大恐鳥も狂暴さを増して、 人間を追い回していました。それにしてもロケによる風景は何れも見事で、話のすじ のいい加減さを吹き飛ばすようなものでした。特に雪に覆われた高山が連なる ニュージーランドロケの素晴らしさは、観ているだけでこの映画の価値があったような? 話は、かなり「アポカリプト」と類似点があり、奴隷を集めて巨大ピラミッドを立てる、人身御供が必需品(?)、などなどでした。まあ、広漠たる原始大陸を旅する民族大移動、画面を埋め尽くす人、人、人のピラミッド建築場面、奴隷の反乱場面(特に巨大ドックの崩壊場面)、などまさにスペクタクルシーンのとてつもない迫力場面が主役たる映画でした。その心算で観ていたので、主人公を巡る話のいい加減さは気になりませんでした。 映像の迫力に高得点です。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-26 16:47:28) |
5. 金環蝕(1975)
《ネタバレ》 今から30数年前に作られたのに、まったく現在と変わらない体質の日本の政治である ことがはっきりと分かりました。しかし、権力サイドでは最も良心的だと思われた前電 力開発総裁も土壇場で裏切るとは思いませんでした。これで一気に脱力感に襲われまし た。真ん中が黒い、という題名の意味だそうですが、これでは、唯、真っ黒というだけではないですか!しかし、名優ぞろいの中でも宇野重吉のいやらしさは抜群でした。 [DVD(邦画)] 6点(2008-04-10 01:16:26) |
6. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 米国の正義を振りかざした映画であることは、覚悟していました。しかし、手持ちカメラと望遠・ズームの多用は、眼が疲れ、よく物を考えられなくしてしまい、最後には眼を閉じていました。タダタダ疲れた感じのみ残りました。最後の銃撃戦の音が本物らしく、それに2点です。 [映画館(字幕)] 2点(2007-10-15 13:55:15) |