1. 気狂いピエロ
大学生の頃リバイバル上映していたので、ちょっと背伸びして見に行った。大学には「良かった」と言う者もいたが、私にはさっぱり判らなかった印象しか残っていなかった。20数年経って全く内容を覚えていなかったので見直してみたが、印象以上に2時間弱が長くつまらないものだった。どのあたりが評価されているのかさえよく判らない。どうでもいいことだけど日本にもいたよね、「真理アンヌ」って人が。 [DVD(字幕)] 2点(2010-09-26 11:06:03) |
2. キル・ビル Vol.1(日本版)
日本人を使ってナンちゅう作品を作ってくれるんですか?みんな銃刀法違反で逮捕しなさい!飛行機の搭乗者の持ち物チェックしなさい!日本はなめられてる?「刀は3人も斬るとボロボロになって切れなくなります」と北大路くんがどこかで申しておりました。千葉真一の使いかた間違ってますよ。ごたくを並べると頭斬られそうなんでこのへんにしときます。でも、ちょっと間違うと中毒になりそうな危険なしろもの。 [DVD(字幕)] 1点(2010-09-22 02:15:34) |
3. 黄色いリボン
主題歌と共に知名度は高いと思うが、いまひとつ魂の感じられない作品。モニュメントバレーの砦のセット、騎兵隊やインディアンの多数のエキストラなど映像としてはかなりがんばっているのがうかがえるが、ストーリーの展開にワクワクさせるものがない。ジョン・フォードのねらいはなんとなくわかる気はするが、個人的には空回りに終わってしまった感じ。 [DVD(字幕)] 4点(2010-09-18 16:26:43) |
4. CUBE
心理的サスペンスを楽しむには良い作品だが、いったい誰が何のためにこんな大掛かりなトラップを作ってこのメンバーが集められたのか、全く謎のまま終わらせるのはいかがなものかと思う。なぜこの状況が生まれたのか必然性がなければ、奇想天外な設定はいくらでもできそうなので、個人的には作品としては片手落ちのような気がする。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-15 23:27:20) |
5. 禁じられた遊び(1952)
そりゃ禁じられますわ、その遊びは。全く純真な子供たちのすることに見てるこちらがハラハラさせられます。ゴキブリでさえ素手でつかんで「殺しちゃイヤ」などと、幼さはある意味無敵です。反戦映画とは言いながら、隣同士の争いの方が結構強烈だったりする。ブリジット・フォセーの神がかり的な演技で、ラストの余韻は深く心に刻み込まれます。 [地上波(吹替)] 7点(2010-09-05 15:49:27) |
6. 飢餓海峡
《ネタバレ》 良心を持ちながらもいざという時押さえきれない衝動、思い続けていた恩人に命を奪われる不条理を見事に描いた内田吐夢渾身の大作。地道に執念の捜査を続ける伴淳三郎が渋い。成功者が暗い過去を隠すべく殺人を犯すところは「砂の器」に通ずるものがあるが、「天国と地獄」も含めて個人的には邦画の3大犯罪サスペンス大作と評価しています。 [ビデオ(邦画)] 8点(2010-08-07 16:06:31) |
7. 恐怖の報酬(1953)
《ネタバレ》 トラックでニトログリセリンを運ぶだけのお話だけど、行く手をふさぐ数々の障害物でこれほど重量級のドキドキ感を演出できるとは・・・油井の火事を爆薬でもって制するというのもユニーク。フランス映画の底力を感じさせる傑作。 [ビデオ(字幕)] 9点(2010-08-05 22:41:38) |
8. 禁断の惑星
半世紀以上前に想像した未来の造形がレトロで面白い。本格的に宇宙を舞台としたSFということで評価はできるが、ストーリーとしてはいまひとつに感じた。一応未知の怪物が登場するものの、ちょっと拍子抜けの感じ。ぎこちない動きでもいいのでちゃんと正体を現して欲しかった気がする。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-01 22:11:06) |
9. 霧の中の風景
ただひたすら切なく哀しい。哀しい映画は数々あれど、これほど余韻を引きずる作品はそうはない。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-01 13:34:17) |
10. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 この作品の高評価には正直オドロキですが、実は私も好きなんです。怒るとトサカが逆立つオニオコゼみたいな宇宙人が最高。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-30 23:07:50) |
11. 銀嶺の果て
三船敏郎がデビュー作からギラギラしています。監督ではなく脚本が黒澤明なんですね。 三船は根っからの悪人を演じますが、志村喬は少し人間味があります。山男を演じる河野秋武が「山男」としての掟を忠実に守るところが感動ものです。黒澤ファンには(いえ、それ以外の人も)ぜひ見て欲しい作品です。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-26 00:06:19) |
12. キング・コング(1933)
個人的にハリーハウゼンのコマ撮りによるストップモーションの特撮ものが好きなので、その先駆となる本作も当然のことながら好きな作品です。コングのみならず恐竜も登場させていて相当な力作。以後の特撮に与えた影響は計り知れないのでしょう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-24 00:07:20) |
13. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 今や個性的なキャラのイメージがついてしまったジョニー・デップが普通の若者を演じてるし、知恵遅れの弟役のデカプリオが素晴らしい演技をしている。家族はかなり問題をかかえていますが、深刻になりすぎず優しくほのぼのとした作品。派手なアメリカ映画の中にあって貴重な、静かなシリアスホームドラマです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-21 22:57:49) |
14. 祇園の姉妹(1936)
戦前の京都の街並みが見れて興味深い。レストランのシーンなんかも出てくるが、当時にしてみればかなりハイカラだったんだろうな。女学校出の現代娘(当時の)を演じた山田五十鈴が若く、それを見るだけでも値打ちがある。溝口作品はだらだら長く感じることもあるが、これはわりと見やすかった印象がある。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-20 00:31:40) |
15. キートンの探偵学入門
体を張った危険なスタントはもちろん、どうしても見抜けないトリックがあったりする。 ウッディ・アレンなどに影響を与えたアイデアをすでに映像化していたのが凄い。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-18 09:48:26) |
16. キサラギ
《ネタバレ》 誰が勝った負けたっていうのは別にないんだけど、心理的に形勢逆転、再逆転ががあるのが面白い。最初は明かさないけどみんなキサラギと関連があって、徐々に明らかになっていくところはうまいと思います。 ラストはどう見ても続編がありそうなニュアンスを感じたのですが、どうなのでしょうか・・・ でないと宍戸錠さん出てきた意味がないじゃん。 [DVD(邦画)] 8点(2010-07-17 13:59:17) |
17. キートンの大列車追跡
《ネタバレ》 従来のキートンの体を張ったアクション+本物の機関車を使ったスペクタクル。 50年以上前の「戦場にかける橋」での機関車落下シーンも凄かったけど、それからさらに30年以上前に機関車を落下させていたなんて凄すぎる。 煙草の火で焦げたテーブルクロスの穴からのぞくシーンなど、アイデアにも関心させられる。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-17 13:37:14) |
18. キッド(1921)
チャップリンの作品で最も好きな作品。 というより子役ジャッキー・クーガンの作品と言ってもいいくらいだ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-17 11:30:38) |
19. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
マックス・シュレックという俳優の存在自体が奇跡です。 棺桶からフワッと起き上がるノスフェラトゥの不気味さ。 黒い影の恐怖。吸血鬼の古典的名作。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-17 11:20:06) |
20. キートンのカメラマン
《ネタバレ》 時にいたずらで困らせる子猿がラストで見せる、猿ワザとは思えない超ファインプレー。MVP並みの猿ヂエでキートンを救う快作。 助演動物賞があるなら彼に捧げたい。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-16 22:04:06) |