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 > 53羽の孔雀 さん
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プロフィール
コメント数 250
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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1.  機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
テーマは「愛」。テーマに共感できるかできないか。これによって大きく評価が分かれそうです。  人は愛によって生まれ、愛に囲まれ、愛によって成長し、愛によって生きる。 遺伝子がどうとか、役割がどうとかは関係ない。 愛というものを正しく認識し、受け入れられるか。  言い換えれば、他人と繋がることを恐れず受け入れられるか、他人と繋がることを恐れずに求められるか。  自分一人で抱え込み、背負い込み、解決しようとしても、いつか限界が来て自分というものが壊れる。 だから他人を頼れ、他人を信じろ、他人に心を開け。 そう言っています。  よくあるテーマであり、それが人の大多数どころかほぼ全員に刺さり、受け入れられる共通見解、となっていると思います。  しかし、私はそれが絶対の正解ではない、と常々思っています。 というより、大多数がそれを正解というのならば、少数の反対の意見に耳を貸さなければ、結局同じことなのでは?と思っています。  本作のような愛をテーマとする数多の作品によって人々が皆「それは確かにそうだ」「それが正しい」と思ってしまったら、 それって無意識の洗脳と同じことなんじゃないですかね、と思うわけです。 それならば、最初から遺伝子操作して優秀な人間のみを作り出す、ということと同じじゃないですかね、と思うわけです。  故に、「選択肢を提示するから自分で考えてみてね」は良いが、「これが正しいんだ」と主張する作品は好きではありません。 正確には、「これが正しいんだ」と主張された場合、自分がそれに共感できれば良いと思うし、 疑問の余地ありなら良いと思わない、というだけのことです。  愛とは、究極の自己暗示だと思っています。 自分がA(人でも物でも)に対して愛があると思えばそこには愛がある。 しかし、愛というテーマに限らず、「それは本当か?」と疑う心もまた同時に重要だと思っています。  それを疑うことは、えてして得1に対し損9なのかもしれません。 10割心酔してしまった方が、より生きやすく、より楽しく、より「幸せ」なのかな、と常々思っています。  しかし、そういうことが頭の中に浮かんでしまうから、私はそういう人間なんだな、と思うと同時に、 私のような人間がいるから「人類皆○○」にはならないんだな、と思ってしまいます。  故に、本作のようなテーマを前面に押し出す作品はどうしても少数派とされる側の意見を考えてしまい、 別にそれも間違ってないんじゃね?と思ってしまい、結果共感度が下がり、 点数に影響してしまう、というのが正直なところです。  今回は、「どっちの言ってることも別に良いと思う」と思うので、中間の5点とさせていただきます。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-06-09 01:21:39)
2.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
凄すぎる。映画がとかではなく、実話が基になっているということが。 本作で一番鳥肌が立ったのはエンドクレジット直前の「フランクのその後」かもしれない。  某サイトで視聴しましたが、サムネ?は絶対に変えた方が良いと思う。確かパッケージもこんな感じだった気がしてこのパッケージというか空気感は見たことあるな、という感じだったんですけど、視聴前の印象は「ほ~ら僕を捕まえてみなよ!じゃあね!」的なノリの終始明るいドタバタ劇で、何ならルパンとかそういう系の作品かな?と思いましたが、全然違う。 スチュワーデス8人のあの画は本質と全然関係ねーじゃねーかw監督が見たら怒られるまであるだろwと思った。  もちろんコメディ部分もあるし映画的にテンポ良く進むしでエンタメ感も強いんですが、私が一番面白いと思ったというか驚いた点は、フランクの行動が実話に基づいているということ。フランクの行動全て。 「え?噓でしょ?」「え?いやそんなことまかり通るんか?」「え?そんな展開ある?」「え?行動力凄すぎない?」という、フランクが起こす物事全てが驚きであり、その点が一番面白いと感じた点でした。  実話に基づいていないのであれば「それはねーわ」で終わりだったかもしれませんが、実話に基づいていると言われると「凄すぎる」という感想が第一に来て、それが本作を面白いと思った核たる部分でした。  フランクの凄さは理解できた一方でコメディ部分がイマイチ良くわからず特に前半が退屈な印象を受けてしまったので、次視聴する時は前半の会話部分を重視して吹き替えで見てみようかな、と思いました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-11-04 18:46:28)
3.  逆転法廷 《ネタバレ》 
裁判をテレビで放送し、さらに視聴者が判決を下すという設定自体は面白い。が、それ以外が残念・・・。 ■設定について■ こういう設定にするのであれば、人々の狂気を描くとか設定を番組関係者以外が逆利用するとかもっと設定を活かしてほしかった。結局単なる正義感溢れるおじさん弁護士の話になってしまっている。 ■テーマについて■ 結局何が言いたいのかがわかりづらすぎる。というのも、アメリカ司法制度への苦言ないし皮肉なのか大衆社会への批判なのか「正義とは何か」なのか等々、あちらこちらにふわっと寄り道するので消化不良というか、イマイチ入り込めず。 ■展開について■ 主人公の家族の描写がザ・中途半端だった。裁判が感情論のオンパレードだった。結局死刑執行されるんかい!の後にお決まりの先読み可能パターンがきて、拍子抜けだった。 ■カメラワークについて■ 動きすぎて見づらい個所が特に序~中盤に多く、しかも長い。一部酔いそうだった。
[DVD(字幕)] 3点(2015-05-20 00:44:18)
4.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
名作ではあるんだけど、当時としては問題作でもあったんじゃなかろうか。  十字架を足蹴にし、墓から引っこ抜き、死を前提とした「お墓づくり」を楽しむ子供たち・・・子供たちに深い意図などあるはずもなくただひたすらに純粋なのだけど、それ故に怖い。すごく怖い。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-13 22:34:25)
5.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 
取り立ててつまらないわけではなく、取り立てて面白い!となるわけでもない。至って普通のアクション映画という印象です。前作は「有無を言わさぬ親父無双」が堪能できましたが、本作はそれが薄まってしまっている。娘の助けを借りたり、敵に生きるか死ぬかの選択肢を与えたり。映画としてはそっちがベタなんでしょうが、「96時間」に期待したのは「無双」と「無慈悲」なんですよね笑。その点、ほんとに「普通」という言葉しか出てこない本作でした。
[DVD(字幕)] 6点(2015-02-15 21:37:25)(良:1票)
6.  騎兵隊 《ネタバレ》 
さすがはジョン・フォード、ということなのか、各登場人物の細か~い心理描写がほんと素晴らしいですね。それぞれの立場・置かれてきた環境・そして信念によってこういう発言をする、こういう行動をする、という描き方がものすごく見事だと思います。「もし自分がその立場になったらそう考えるかも」 これが面白いと思わせられた最大の理由です。大佐ジョン・ウェインの過去のエピソードしかり、理屈的に正しいかどうかは別として、各キャラそれぞれの主張が納得できるものになっている。そして保安官を盾に自分らが助かろうとした南軍の裏切り者のような「いやこれはいかんだろ」という者にはキッチリと制裁を加える。その辺の線引きは主観的なものなので難しいですが、映画的な面から見て良いスパイスになっているし、主人公側と悪党側の対比にも使えて一石二鳥になっていると思います。小さな要素を二重三重に活かすのがほんと上手いですよね。  本作は最初から最後まで完全に南北戦争が舞台ですが、部隊を率いる大佐としてどうかとか戦略的にどうかとかの外面ではなく各キャラの内面を見るべき映画という印象。それ故に、逆に、もし入り込めなかったらちょっときつかったかも、とも思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-03 04:10:07)
7.  ギャンブラー
う~~~ん渋い、渋すぎる。開幕早々スタッド・ポーカーのルール説明とかしてるからギャンブルメインの作品かと思ったら、全然違った。最初っから最後まで山中の町の中で全体的に渋く、情緒溢れる作風。明るくはなくどちらかというと暗めですが、とにかく雰囲気が良いので見入らされました。「面白い!」より「素晴らしい!」が似合う印象。ただ如何せん個人的にこういう系の作品は苦手なので5点とさせていただきます。
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-28 03:41:32)
8.  キャット・バルー 《ネタバレ》 
ストーリーは父が殺され復讐を誓う女の話という西部劇の王道パターンですが、中身が完全にコメディ。列車強盗シーンとかあるけど緊張感は全く無し。軽快な音楽に合わせてストーリーが進行し、最初と最後が繋がるという描き方は良かったけど、エンターテインメントとしてもうちょっと見せ場的なシーンは作れたような気がします。どうにも単調すぎた。  それにしてもパッケージの馬に乗り壁に項垂れてるキッド、映画を観る前と観た後とでは全く印象が違って見えるのが笑えます。深い事情があるのかと思ったらただの酔いどれ親父だったんかい!的な(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2014-03-24 01:22:31)
9.  黄色いリボン 《ネタバレ》 
「騎兵隊三部作」の二作目。個人的には前作より好みでした。  退役まであと数日の大尉(ジョン・ウェイン)のお話で、任務のために部隊を率いて遠征したりもしますが、やはりメインは人間ドラマでしょう。遠征の際部隊が危機に陥るようなような激しい戦闘は描かれず、直接の戦闘での死者などが出ない点にもそれが表わされています。  中尉・少尉・女性の三角関係を見守るある意味親ポジションのジョン・ウェインやお馴染みの馬で荒野を駆けるシーン、そしてBGMが良かったです。
[DVD(字幕)] 4点(2014-01-06 20:44:45)(良:1票)
10.  96時間 《ネタバレ》 
この映画の特徴は、何といってもこういうアクションもののお約束をさらりと無視しているところでしょう。  【普通】「悪かった!撃たないでくれ!」→居場所を聞き出すなり何なりする→去る【96時間】「悪かった!撃たないでくれ!」→撃つ  【普通】人質がいては撃てまい→銃を置くなり何なりしてその後の展開に【96時間】人質がいては撃てまい→撃つ 的な。そのシンプルさが素晴らしい。  アクション映画らしく、無駄にだらだらせずスカッとまとめた構成も良かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-17 01:44:51)
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