1. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 賛否両論、分かれてますね〜 鑑賞後、確かに…と思いました。 駿さんはもう自由に何も気にせず、好き勝手に作られたのでしょう。 監督があそこまでの人になっていなければ、もう少し周りのスタッフが意見したかも。 ほんの少しのこと、例えばひとつのセリフを増やすことで、説明のついたところはいっぱいあるはずと思いますが、 それをしなかったのはおそらく、観終わったあと、ああなのかこうなのかという話の花を咲かせて欲しい、ということなのじゃないか… と勝手に解釈しています。 その分かりやすくするかどうかの匙加減を若干誤ったかな、という印象はどうしてもあります。 もう気持ち、説明していただいてもよかったんじゃないでしょうか。 再会して泣き出すシーンとか、背景が分かっていないとやっぱり不自然に感じてしまいますから。 でも自分はこの手の脚本は大好きなので、結構楽しめました。 主人公のキャラ設定がいまいちなのと、俳優さんの声の不自然さや、どう受けめていいのか微妙なインコのキャラとか…笑 つっこみどころは確かに多いですが、それでもやはりさすが! と思わせる部分も多く、いろいろなことを肯定的にスルーしてしまえば、 なかなかおもしろい作品と言えるんじゃないかと思います。 水のシーン、食べるシーンは駿さんならではですし。 アオサギの登場から、段々何者か分かってくるくだりはわくわくしました。 未だに謎な部分もあるので、自分なりに時々思い出して咀嚼しようかな、と思っています。 観終わった人たちで、一杯やりながらああじゃないかこうじゃないかって、わいわいやる時間は楽しいですよね。 これが最後の作品かもと思ったら、最後のエンドロールと米津さんの歌でちょっと泣けました。 [映画館(吹替)] 7点(2023-07-29 13:32:45) |